『シノアリス』メンテ問題のまとめ、原因考察【最悪の物語】

昨日スクエニ×ポケラボが送る新作スマホゲーム『SINoALICE -シノアリス-』の配信が開始された。早速内容についてレビューをしようと思ったのだが昨日はメンテ、今日も通信が不安定でまともにプレイできない状態なので今回のメンテ問題について考察することにする。

メンテナンス問題まとめ

本作のサーバーメンテナンスは正式リリース開始後下記の通り頻発・延長されている。

  • 6/6
  • 6/7
  • 6/8
    • 12:00 メンテナンス終了
    • 12:30 メンテ開始
    • 14:30 メンテナンス終了
    • 18:30 メンテナンス開始
  • 6/9
    • 9:00 メンテナンス終了
    • 15:00 メンテナンス開始
  • 6/10
    • 5:00 メンテナンス終了
    • 9:30 メンテナンス開始
    • 14:23 11日午前中までメンテ延長のお知らせ

出典:緊急メンテナンス速報まとめ

開発・運営はポケラボ

まずTwitterで勘違いしている方が多いのだが本作の開発・運営は株式会社ポケラボが担当している。

――ゲームの開発や運営部分は、ポケラボが?

前田 はい。ゲームシステム部分の開発と運営はポケラボが担当しております。

出典:ファミ通インタビュー記事

スクエニはDQMSLFFRKなど大規模なソーシャルゲームの運営実績を持っているが、ポケラボにとってこの規模のサーバー運営は初めてだと思われる。そのため対応が後手に回っているのが現状だと思う。

サーバー負荷が高いゲームシステム

今回のサーバー負荷肥大の原因はリセマラとゲーム時の通信量の問題に分けられる。

リセマラ

一番の問題はリセマラだと思われる。本作はプレイを開始して直ぐに10連ガチャを引けるようになっている。これはリセマラを繰り替えすユーザーにとっては有り難い仕様なのだが、サーバーにとっては負荷増大の一因となりうる。

具体的なゲーム開始時の流れは下記のとおりである。

  • アプリをストアからインストール
  • ゲームデータのダウンロード
  • 10連ガチャ
  • 名前入力
  • データダウンロード
  • オープニング
  • ジョブ選択
  • チュートリアル

となっている。ストアからのインストールはGoogleAppleのサーバー負荷となるため影響は無いのだが、ゲームデータのダウンロードはポケラボが運営するサーバーから行われる。

ゲーム開始時にすぐにガチャを引けるためユーザーはリセマラを繰り返し、その結果ゲームデータのダウンロードが頻繁に行われサーバー負荷の肥大化に繋がっていることが推測される。

ゲームの通信頻度

もう一つの問題はそもそものゲーム中の通信頻度の高さである。具体的には

  • メニュー内遷移時
  • 戦闘中(頻繁に)

上記のタイミングで毎回通信が発生している。特に戦闘時の通信仕様は酷く何故かリアルタイム制を採用しているので戦闘中に通信障害→クエスト失敗ということも頻繁に起きる。

通信量を減らす工夫を

リセマラ対策としては端末と紐付けて不可能にすることも出来るし、すぐに引き直しを可能にしたり、リセマラ可能までの時間を長くする等の対策が可能である。

システム面では例えばパズドラなどは通信量が少ないことで有名である。ダンジョン突入時に報酬が決定するため、バトル中は一切通信が行われない。スタミナ消費、魔法石使用のタイミング等に絞って通信が行われるエコ仕様となっている。

本作は事前登録者数からもサーバー負荷は予想できたはずである。リリースを遅らせてでもサーバー負荷を軽減する仕様にして、サーバーの強化に専念するべきだったと思う。

ゲーム自体の出来について

通信が不安定なのでチュートリアル戦闘を2回しかやっていないが、ゲーム内容的にはよくあるソシャゲという感じだった。ポチポチ進める類の内容なのでサーバー強化、安定後も人気が続くかは疑問である。

ただヨコオ氏作り出す雰囲気はとても良い(中二病全開だが)ので是非とも今後面白いゲームに化けて欲しい。

ゲーム:SINoALICE -シノアリス-
ゲームジャンル ソーシャル
対応機種 iOS
Android
配信日 2017年6月6日
開発元 ポケラボ
クリエイティブディレクター ヨコオ タロウ

6/9 午前中快適にプレイできたので感想をまとめました

先日『SINoALICE -シノアリス-』のメンテ問題について記事を書いたが、本日ようやくまともにプレイできたのでレビューしようと思う。 ...
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