11月7日から配信が開始されたスマホ用ゲーム『テリーのワンダーランドSP』の序盤をプレイした感想。
どんなゲーム?
『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドSP』は発売から20周年を迎えた名作RPG『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』をスマホ向けにリメイクした作品。システムは2012年にリメイクされた3DS版をベースとしており、新たなモンスターの追加や片手操作可能なUIに最適化されている。
iOS, Android向けに定価2,400円、配信記念セールとして11月13日まで800円引きの1,600円で販売中。
魅力
まだプレイ開始間もない序盤だが非常に面白いので魅力を解説してみる。
テリワン
本作の面白さは原作であるGB版『テリーのワンダーランド』の完成度の高さに尽きる。原作は売上本数191万本を誇る化物ソフトであり、未だにシリーズ作品が作られ続けている名作である。奥深い「配合」システムやDQシリーズの名に恥じない「ストーリー」、性格や技構成が命運を握る「通信対戦」など新規IPとしては類を見ない完成度で当時小学生だった筆者は夢中で遊んだ記憶がある。
そんなゲームをスマホで落としきりでフルに遊べてしまうことが素直に凄い。遊んでいる感覚としては『ポケモン』をスマホで遊べているのと同程度には楽しく、自動生成されるダンジョンに潜り込み仲間を収集・強化・配合を重ねて図鑑の完成やゲームクリアを目指していく。夢中で遊べるあの頃のゲーム体験がそのままアプリに詰め込まれている。小さい頃に『ポケモン』は遊んでいたが『テリワン』は遊んだことが無いという方にも是非お勧めしたい。
スマホ向き
テリーのワンダーランドSP購入してみた。
通常戦闘とスカウトはこんな感じ pic.twitter.com/UmSF1VQFjt— じゆうとすきなもの (@jiyu_sukinamono) 2018年11月7日
スマホ向けに行われている最適化も申し分ない。宣伝通り片手で簡単操作可能で煩わしい移動やレベル上げも簡単になっている。「オート戦闘」「2倍速モード」「らくらく冒険」などプレイ感覚としては下手なソーシャルゲームを遊ぶよりも気軽にプレイできて相性が非常に良い。グラフィックも十分世界観が表現されており、筆者環境ではカクつきも確認できなかった。重い場合は低負荷モードも用意されているので利用すると良いだろう。
モンスターを収集・強化する作品内容的にもスマホに非常に向いている。オートセーブにも対応しているので寝る前や電車移動時等のちょっとした空き時間で片手で本格的なゲームが遊べるのが嬉しい。また、他のユーザーが育てたモンスターと戦う非同期対戦も用意されており、今後のアップデート次第で新機能も追加されるはず。期待が高まる。
ボリューム感
650種以上のモンスターってポケモン超えてないかい。
— あきぺん (@penpengengen) 2018年11月7日
本作のベースは3DS版となるが『JOKER』シリーズや最新作『ドラゴンクエスト11』からも新モンスターが登場し登場モンスターの総数は650種類以上となっている。「黄金郷」という新ダンジョンも追加されており発表された生放送内では「クリアするにはどう頑張っても1ヶ月くらいかかる」と言われていた。アップデートや通信対戦の奥深さも含めて末永く楽しめることは間違いない。
感想
原作ファンと未プレイの方全員に薦められる良いゲームだと思う。強いて希望を上げればGB・PS版をベースにした移植をして欲しかったところ。「スカウト」システムや4体編成のパーティは慣れておらず違和感が強い。それでも魅力は2割減といった感じなので原作が持つ面白さ・魅力は十分伝わるはず。細々とした空き時間にプレイして懐かしみつつクリアを目指したい。