2018年 おもしろ荘「完熟フレッシュ」が大ヒットする3つの理由

2018年1月1日に放送された「おもしろ荘」に出演した「完熟フレッシュ」が今年大ブレイク間違い無しの3つの理由をまとめてみる。

「おもしろ荘」とは?


「おもしろ荘」は毎年元旦未明に放送されている人気お笑い番組。元々は『ぐるナイ』のコーナー企画であり、過去には「横澤夏子」「あばれる君「おかずクラブ」などの芸人を排出しており、去年優勝した「ブルゾンちえみ」は未だに飛ぶ鳥を落とす勢いとなっている。

2018年の「おもしろ荘」には過去最多の916組が応募し、見事出演を勝ち取ったのは下記10組の芸人たち。

  • アントワネット
  • レインボー
  • アユチャンネル
  • 完熟フレッシュ
  • 吉住
  • 宮下草薙
  • ロングアイランド
  • ひょっこりはん
  • 東京ホライソン
  • ジャンゴ

「完熟フレッシュ」について

「完熟フレッシュ」は親子漫才というインパクト大なコンビ芸人。無所属のアマチュアながらM-1グランプリ2017ではプロに並び唯一準々決勝に進出。親子という話題性のみならず、実力も兼ね備えたお笑いコンビとなっている。

SNSの反応

Twitter上でも親子漫才「完熟フレッシュ」は大きな話題となっている。

ヒットする理由

おもしろ荘の中では間違いなく面白かった「完熟フレッシュ」。今年大ブレイク間違い無しな3つの理由を挙げてみる。

現役中学生

「完熟フレッシュ」最大の魅力は親子芸人という点ではない。最大の魅力は現役中学生芸人「池田レイラ」(12歳)にある。パっと見は小学生にも思える見た目ながらキレッキレのツッコミ、アドリブ、トーク力は恐ろしささえ感じた。声もよく通り見た目的にも非常に好感が持てる。

テレビ的にも現役中学生芸人・親子芸人としての話題性からも使いやすくCM出演や、子供らしい視点・コメントが求められるバラエティ番組にも呼ばれる未来が容易に想像できる。

トーク力

コント後のフリートークも中学生とは思えない見事な立ち振る舞いだった。キャラがしっかりしており、急なフリにも見事に対応出来ている。父・売れてない芸人を下に見る毒舌キャラクターは現代的で個人的には爽快感を感じる。場数も踏めていない現時点でこれだけ話せるポテンシャルは期待が持てる。

話題性

結果的に優勝したのは「レインボー」だったものの、Twitterで最もつぶやかれているのは「完熟フレッシュ」であり、ニコニコ実況のコメント数も「完熟フレッシュ」のタイミングが最もコメント数が多かった。Twitter・コメント数的には「レインボー」よりも「完熟フレッシュ」なのは揺るぎない事実である。

無論コメントの中には「子供補正(笑)」「子供が嫌い」といった反論も多いが、出演した僅か5分でこれだけ話題になり爪痕を残した芸人も珍しい。他の出演芸人の中には「奇をてらった」類の芸人も多く、優勝した「レインボー」でさえ「綺麗だ!」の汎用性の高さが売りになっている。

結果に疑問の声も

順位についてもTwitterでは疑問の声が上がっている。

感想

「レインボー」も結果としては納得できるが、「完熟フレッシュ」が3位以内に入れなかったことは非常に残念。事務所無所属なことも配慮があったのではと勘ぐってしまう(事務所ゴリ推しが強い日テレなので)。

課題としては「」「ベタ過ぎるコント内容」「闇」だろう。「父」は正直単体では面白くない。噛んだし。コント内で言っている通り「レイラ」には才能があると思う。父とは解散して「現役中学生コンビ」を組んだほうが売れるのは間違いない。

「ベタすぎるコント内容」も台本を父が考えているためか時代に沿っていない。今回の漫才からは幅の広さを感じられない事がなんとも残念。父を下に見る娘の図以外にももうニ捻りは欲しい。

コントでも触れている離婚、父子家庭といった「闇」も子役として売り出すにはイメージが悪すぎる。それが魅力でもあるが、「生意気なガキ」と紙一重なラインなので扱いづらいことは間違いない。非常に難しいところ。

課題をあげると売り出すにはハードルが多かった。レイラちゃんのポテンシャルは間違いないので今後に期待したい。

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