「Google Play」オーディオブックのメリット・デメリット

1月24日Googleは「Playストア」でのオーディオブックの提供を開始した。実際に試してみた感想をまとめてみる。

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概要

「オーディオブック」とは本の内容をプロのナレーターや声優が朗読してくれる音声提供サービス。価格帯は1冊あたり1200円~1500円が多いが、Google Playでは配信開始を記念して1冊を半額購入可能な特典や期間限定の500円均一セールを開始している。

競合サービス

Audible

オーディオブックの競合サービスとしてAmazonが提供している「Audible」(オーディブル)が有名。こちらは月額1500円で何冊でも聴き放題。コンテンツ的に新作・メジャー作品は少ないが聴きたい本にこだわりが無ければお得に楽しめる。また、1ヶ月の無料体験も用意されているので興味があれば試してみて欲しい。

FeBe

FeBe」(フィービー)は2万3000点を配信している国内最大のオーディオブック配信サービス。Playストア同様に売り切り型で1冊ずつ販売されており、多くのコンテンツを自社で企画・作成している。出版社・声優プロダクションとのコネクションも強く、魅力的なコンテンツも多い。Playストアで販売されている本も7000点以上は「FeBe」を運営する株式会社オトバンクから提供されている。

つまり「FeBe」でしか購入できないオーディオブックを除いて基本的にはPlayストアで購入する運用が可能で、今後AIスピーカーの対応等を考えるとPlayストア側に購入済みコンテンツを蓄積する運用もアリだろう。

メリット

続いて実際にオーディオブックを試してみたメリットをまとめてみる。

ながら読書可能

実際の本の場合、書籍を持ち歩き、本を開いてページをめくり、読み進める必要があるが「オーディオブック」の場合は1タッチで再生が開始される。両手が塞がっていても、別の作業をしながらでも本を読むことが出来る。PC作業やジョギング中、料理中でも本を読めるのはオーディオブックならではの魅力だろう。

また、満員電車の中などスマホを操作することさえ難しい場所でもオーディオブックなら無理なく読むことが出来る。電子書籍よりも更に手軽なので本を取り出して読む煩わしさを感じない。隙間時間に音楽を再生する手軽さで本を読むことが出来る。

多彩なジャンル

「オーディオブック」で本を読む感覚は小さい頃に親に本を読んでもらった読み聞かせの感覚が近い。読書が苦手だったり、視力に障害がある方、読書で目が疲れやすい方でも無理なく楽しめる。昔話やおとぎ話のオーディオブックも提供されており、小さい子と一緒に児童書を聞く際も有効だろう。

また、落語やラジオ番組も「オーディオブック」として提供されているのは何とも興味深い。読んだことのある本の英語版を聞けば英語学習にも活用できたり、「読書」の枠を超えた活用が出来ることも魅力である。

倍速で読書可能

「オーディオブック」ならではの機能に倍速再生可能な点も挙げられる。Google Play Booksのオーディオブックでは0.75倍~2倍まで速度変更が可能で時短にも役立つ。徐々に倍速化することで耳も慣れてくるので是非試してみて欲しい。

デメリット

便利な「オーディオブック」だが通常の「読書」とは異なる問題点・デメリットも存在する。

ジャンル・作業による不向き

ラジオ感覚で作業中に流せば本も読めて一石二鳥だと思っていたのだが、実際にやってみると思いの外物語が頭に入らない。文字を扱う作業をしながらだと朗読内容と重なって混乱するし、そもそもジャンルによっては「オーディオブック」に向いていない。

普段本を読んでいても内容・流れが理解できず数ページ読み返すこともあると思う。「オーディオブック」では自身の理解に関係なく朗読が進んでしまうので「脳の処理スピード」と「朗読スピード」が必ずしも一致しない。物語性が深く、前後の理解が重要となる小説では普段本に読み慣れていない方は苦労すると思う。

ウォーキング・通勤・通学途中など「オーディオブック」のみに集中できる環境なら良いのだが、「集中力」を要する作業をしている場合はそもそも向いていないのだと思う。作業中はビジネス書など「情報」が頭に入れば良いものを再生するなど用途・ジャンルに応じた使い分けが重要となる。

スピード

本を消化するスピードは実際に読んだほうが遥かに早い。「オーディオブック」は作品によっては10時間以上のボリュームがあるため、「本を読む」ために用意した時間に活用するには不便。本・著者と1対1で向き合うというよりは作業しつつの「ながら聞き」、リラックス状態・ラジオ感覚で聞くのに適したメディアだろう。

品揃え

実際の本と比較した際には「品揃え」も大きな課題である。人気作品ほどオーディオブック化されやすい傾向はあるもがマイナーな作品は販売されにくい。純粋な「書籍」として考えた場合には品揃えの差にも注意したいところ。

感想

Googleもようやくオーディオブックの提供を開始したことで今後のオーディオブック市場はより大きくなると思う。Googleが販売するAIスピーカー「Google Home」シリーズとの相性も良い。現状では英語設定にした状態で話しかけないとオーディオブック再生が出来ないらしいが、アップデートで改善されれば話しかけるだけで本の朗読をしてくれるスマートな環境が出来上がる。

毎日同じ音楽に聞き飽きた人はこの機会にライフハックの一環として試してみて欲しい。

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