高田馬場ボードゲームカフェ「GOTTA2 CAFE」に行った感想

先週、高田馬場のボードゲームカフェ「GOTTA2 CAFE」(ゴッタニカフェ)に友人と行ってきたので感想。

GOTTA2 CAFEについて


「GOTTA2 CAFE」は2017年8月にオープンしたばかりの高田馬場のボードゲームカフェ。高田馬場から徒歩8分、西早稲田から徒歩5分という好立地でフリータイム1500円~で利用できる。

ボードゲーム数も280以上用意されており、定期的にイベントも開催されている。利用する場合は事前の予約がオススメ。

プレイレポート

当日は土曜日の13時からを予約。店の外観はこんな感じで2Fが「GOTTA2 CAFE」となっている。

店内はこんな感じ。8月にオープンしたばかりとあって店内は非常に綺麗

ボードゲームの棚は合計で5つほど。数は比較的少ないと思うが有名所はしっかり揃っている印象を受けた。何よりどのボードゲームも新しく、使用感が無いのが嬉しい。

ワードバスケット

ワードバスケット

手始めに「ワードバスケット」をプレイ。このゲームは「しりとり」をベースに手持ちのカードで終わる3文字以上の言葉を考えてカードを出す「スピード」の様なゲームとなっている。当日は筆者も含め参加者全員がボードゲーム初心者だったので説明書を読みつつプレイ開始。当日居合わせた親切なお兄さんがルールも解説してくれた。

プレイし始めると「老人同士のお茶会」のようなスピード感で全員カードを出す地獄絵図に。20代後半でここまで言語能力が鈍っていたことに驚愕する。沈黙時間が10秒以上続いた上で1枚ずつ出していくようなスピード感のままフィニッシュ。定番だが手始めとして良い感じに盛り上がった。

インサイダー・ゲーム

フクハナのボードゲーム紹介 No.95:インサイダー・ゲーム

続いてプレイしたのが「インサイダー・ゲーム」。このゲームはプレイヤーが「マスター」「インサイダー」「庶民」に分かれて、隠されたお題を当てた後に「インサイダー」を発見するお題あて、犯人推理ゲームとなっている。

ゲームは「お題」を当てる問答フェイズと「インサイダー」を当てる推理フェイズの2フェイズに分かれており、時間内にお題を回答できなければ全員が敗北。

ゲーム開始時に「教師」「歯ブラシ」「火」「食事」といったお題を「マスター」と「インサイダー」が秘密裏に確認。続いて問答タイムでは「庶民」「インサイダー」が「マスター」に「それは人ですか?」と言った具合に問答を繰り返しお題を絞っていく。最終的にお題を当てられれば「問答フェイズ」は終了。

質問側には正解を知っている「インサイダー」が紛れ込んでいるので必ず「正解」にはたどり着ける。質問が繰り返される中で「不自然な誘導は無かったか?」「あの質問唐突じゃなかった?」等の議論を行って「マスター」を含めて「インサイダー」を当てられれば庶民・マスターチームの勝利、当てられなければインサイダーの勝利となる。

このゲームが良く出来ていて盛り上がった。Webで言うランプの魔人「アキネイター」の感覚でお題を当てるのも楽しいし、「インサイダー」となって秘密裏に全員を答えの方向に誘導するのもスリルが感じられる。付属する砂時計の時間に応じた有利不利もあったり、ゲームとして良く出来ている。興味があれば是非プレイしてみて欲しい。

クイズいいセン行きまSHOW!恋愛編

続いて息抜きに「クイズいいセン行きまSHOW!恋愛編」をプレイ。このゲームは出題者がプレイヤーに対して恋愛に関する質問を行い、近い回答を他プレイヤーで目指すTHE パーティゲームとなっている。

仲良し同士だとこの手の質問ゲームを通して「知らない一面」を知ることが出来て楽しい。回答には「ホワイトパネル」を使うのがTVのクイズ番組みたいで良い。ゲーム性自体は微妙だが友人同士だったので盛り上がった。仲の良い友達とやるにはオススメ。

ハゲタカのえじき

続いて「ハゲタカのえじき」をプレイ。ボドゲ好きで知らない人は居ないであろう定番ゲーム。場の数字に対してオークション形式で全員で数字を出し合い大きい人が獲得できるのだが、数字が被ったら無効というルールが存在するため相手がどの手を出すか・残っているカードは等の読み合いが非常に重要となるゲーム。

ド定番だが初プレイも2人居たため非常に盛り上がり繰り返しプレイした。ボードゲームの中には盛り上がりがプレイヤーの人間性・コミュ力に依存するものも多いが、本作は「被り無効」というルール自体が盛り上がる要素となっているのでゲーム内容に集中できる。「誰とでも」盛り上がれる名作だと思う。

ワンナイトマンション

続いて人狼要素のあるゲームをプレイしたかったので店員さんに聞いてみたところ「ワンナイトマンション」を薦められてプレイ。プレイヤーは「犯人」「爆弾魔」「執事」「探偵」等の役職に分かれて議論と投票を行い勝利・敗北が決定する。

いわゆる議論系のゲームだが、慣れていなくてもルールがシンプルなので遊びやすい。議論時間は3分と短いため1回のプレイも5~10分ほどで簡単にプレイできる。初めて議論系ゲームをプレイするには非常にオススメな作品。

人数が4人だったためパターンは限られたものの十分楽しめた。この手の作品はボードゲーム慣れによる力量差が明確に出てしまうため、プレイする際は同程度のプレイヤーで遊ぶように注意したい。今回は議論がまとまるまで十分行った上で投票を行うなどルールを一部変えて楽しんだ。

ごきぶりポーカー

続いて「ごきぶりポーカー」をプレイ。こちらは上手に嘘を付くブラフゲーのド定番。コウモリ、ハエ、ネズミといった嫌われ者を裏向きで相手に送り付け、4枚が揃うと負けになる超シンプルなゲーム。

同じ種類をなるべく揃えず分散させる駆け引きが重要となる。ゲーム内容はシンプルで1人負けたらゲーム終了のため、弱い者イジメになり易い点は注意が必要。本作も仲良し同士でプレイすると嘘の判断をするだけなので盛り上がる。お酒も入っているとより良いだろう。

知ったか映画研究家

続いて「知ったか映画研究家」をプレイ。このゲームはサイコロでお題となる映画を決めてその架空の映画に対して全員が「知ったかぶり」をしながら解説・評論を行うパーティゲーム。

初めてプレイしたが非常に盛り上がった。解説中は他人は「うんうん」と相槌を打って否定してはいけないルールがあるのでトンデもない内容を語りだしても全員が「知ってる」風に話す空気感が面白い。本作も仲良し同士でプレイするとドラマが生まれること請け合いである。

ベガス

最後に「ベガス」をプレイ。こちらは手持ちのサイコロを振って出た目のいずれかを該当するマスに置いていき、全員のサイコロを置き終わった時点でサイコロ数の多い人から賞金を獲得していくお金稼ぎゲーム。サイコロ数が被ると無効となる「ハゲタカのえじき」要素があるのでリスク管理が重要となる。

時間がかかる割には盛り上がりはイマイチだと思う。ゲーム的でシンプルに楽しめるのだが奥深さが今ひとつ足りない。1ゲームに掛かる時間も長いのだが、盛り上がりポイントは「被ってしまった」タイミングや「最終結果発表」時に限られる。昔ながらのパーティゲームという印象を強く受けた。

感想

13時~18時まで2,000円(1ドリンク付き)で合計8ゲームを存分に楽しむことが出来た。ボードゲーム自体が時間・盛り上がりに対するコスパが非常に良いと思う。

「ゴッタニカフェ」についても店内が清潔でボードゲームも新しいものばかりで非常に嬉しい。店によっては説明書は擦り切れていてボロボロということも少なくない。使用感の少ないもので気持ちよく遊べるのは開店間もないお店ならではだと思う。店内ではTRPGを楽しむ学生や一人で来店して相席をしている人も見受けられた。すぐ近くに早稲田大学があることからも年齢層は若めだと思う。平日は学割もあるらしいので若い人は非常に来やすいだろう。

ボードゲーム初心者にもオススメなお店だったので気になる方は是非利用してみて欲しい。

スポンサーリンク
レクダングル(大)
レクダングル(大)

シェアする

フォローする



スポンサーリンク
レクダングル(大)