スイッチ版「プラチナ・トレイン」感想:鉄道ソシャゲのクソ移植

昨年12月にスイッチ向けに配信が開始された「プラチナ・トレイン~日本縦断てつどうの旅~」をプレイした感想。

どんなゲーム?

「プラチナ・トレイン」 PV

「プラチナトレイン」はイメージサーカス開発のスマホ・タブレット向け基本プレイ無料のすごろくゲーム。架空の鉄道会社「プラチナ・トレイン」の新米運転しとなり、実在する車両を集め、すごろくでミッションをクリアしつつ伝説の運転士を目指すことが目標。

Nintendo Switch版は2017年12月22日から無料配信中。

感想

今回のレビューはスイッチ版「プラチナ・トレイン」に対するものだが、はっきり言って糞ゲーである。大問題としてスイッチ向けに全く最適化されていない。本作はスマホ版の単純移植のため、タッチパネルを使える携帯モード前提の操作方法となっている。スティックによるポインター操作は非常に遅く、設定でポインター速度を変更することも出来ない。これなら潔くTVモード、テーブルモード非対応にするべき、それくらい操作感が悪くストレスが溜まる。

操作性の問題を取り除いたとしても一々レスポンスが遅い。マップ表示のオフ機能も存在するが、ミッション開始までのロード時間の黒暗転はサターン時代を彷彿とさせる。コンシューマ機最大の魅力である操作のしやすさ、レスポンスの速さを犠牲にした本作の移植は完全に無意味。これなら素直にスマホ版をやった方が100倍良い。

恐らくターゲットとしては自分用のスマホ、タブレットを持てない子供層だと思う。実在する車両が出て来るガチャは鉄道好きならそれだけで楽しめるし、「すごろく」という分かりやすい題材も良い。小さい子を無料で釣ってガチャ課金させる方向だろう。

個人的には「桃鉄」のようなゲームかな?と期待していたのだが、THEソーシャルゲームで残念だった。この手の移植が許されるのであれば、スイッチ向けのソシャゲ移植は今後も加速する一方だと思う。任天堂としてはそれも狙いなのだろうか。スマホ向け人気ソシャゲをスイッチに単純移植するだけで、プラットフォーム独占による利益は莫大なものとなる。流れとしてはアリだと思うが最低限コンシューマ機向けとして許される移植にして欲しい。

とはいえ今回のレビューは「スイッチ向けソフト」として考えた場合の評価なのでスマホ版は「鉄道好き」なら十分楽しめる内容だと思う。興味を持った方はスマホ版「プラチナ・トレイン」を検索・DLして遊んでみて欲しい。

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