Switchはハード末期状態?移植、自社タイトルだらけの理由

9月14日、北海道地震の影響で延期されていた「Nintendo Direct 2018.9.14」が放送された。3DS, Switch向けの新作が発表される内容だったが正直期待外れだったので理由をまとめる。

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発表タイトル

映像で紹介されたタイトルは下記の通り。分かりやすく移植作品を赤字、マルチ作品を青字で表記する。

3DS

  • 毛糸のカービィ プラス
  • マリオ&ルイージRPG3 DX
  • モバイルボール
  • ルイージマンション
  • ペルソナQ2

Switch

  • ルイージマンション3
  • GO VACATION
  • ロックマン11
  • ビリオンロード
  • カプコン ベルトアクション コレクション
  • New スーパーマリオブラザーズ U DX
  • 塊魂 アンコール
  • Tangledeep
  • Nidhogg 2
  • Downwell
  • Muse Dash
  • イップとオップ
  • アサクリオデッセイ(クラウドver)
  • ポケモン ピカブイ
  • Diablo3
  • スーパー マリオパーティ
  • TOWN
  • シティーズ:スカイライン
  • DAEMON X MACHINA
  • ヨッシークラフトワールド
  • UNDERTALE
  • すばらしきこのせかい
  • 戦場のヴァルキュリア4
  • 無双OROCHI3
  • ドラゴンボール ファイターズ
  • FFCC
  • チョコボの不思議なダンジョン EVERYBODY
  • FF12
  • FF7
  • FF9
  • FFX, X-2
  • スマブラ
  • どうぶつの森

タイトル不足

上記を見て分かる通りSwitchは深刻なタイトル不足となっており、今回紹介されたタイトルから移植・マルチ展開作品を除くと下記の通り。

  • 3DS
    •  モバイルボール
    • ペルソナQ2
  • Switch
    • ルイージマンション3
    • ビリオンロード
    • ポケモン ピカブイ
    • スーパー マリオパーティ
    • TOWN
    • DAEMON X MACHINA
    • ヨッシークラフトワールド
    • スマブラ
    • どうぶつの森

ソフト不足の理由

発売から既に7年が経過した3DSのタイトル不足は仕方ないとして、発売から僅か1年半のSwitchのタイトル不足は深刻と言わざるを得ない。なぜSwitchから発売されるソフトが少ないのか。理由を考察してみる。

売れない

2010年9月に行われた「任天堂カンファレンス2010」の社長講演で任天堂自ら触れていたのが「任天堂ハードで売れるのは任天堂ソフトばかり」という課題。この現状はSwitch発売後も概ね変化していないように感じる。紹介されたソフトからサードタイトルに絞ると3DSは『ペルソナQ2』、Switchからは『ビリオンロード』『DAEMON X MACHINA』のみ。今後、大きな売上が期待されるのは『スマブラ』『どうぶつの森』だけと言える。相変わらず任天堂ハードでは任天堂ソフトが売れる現状は変化していない。

例外も存在する。7月にスクエニから発売された完全新作RPG『オクトパストラベラー』は全世界売上100万本を突破。インディーズの売上も他ハードの郡を抜いている。2Dやローポリで負荷が少なく携帯ハードと相性が良いソフトは売れる傾向にあり、Wii・3DS時の露骨な格差からは脱却してると言えよう。

ハード性能

Switchから新作が出にくいもう一つ理由が低すぎるハード性能。Switchの描画能力を示すGPU性能は据え置きモード時で393GFLOPS、PS4の1.84TFLOPSの4分の1以下である。ハード性能の低さは当然ながら開発者負担に繋がり、発売延期、開発費高騰の原因にもなっている。2011年にPS3向けに発売された『ダークソウル』でさえ移植に手間取った経緯を考えると、PS4向け作品を気軽に移植できる状態ではない。昨年PS4向けに発売された『ドラゴンクエスト11』のSwitch版もその後音沙汰が全く無い状況だ。

昨今のゲームはオープンワールドが主流となっており、今後発売する『Assasin’s Creed ODYSSEY』『Red Dead Redemption 2』『Fallout 76』『Anthem』等はいずれもオープンワールド作品となっている。Switchはハード性能的にそもそも作品が移植不可能であり、各社は苦肉の策としてクラウド版を提供している状態。携帯モードが売りであるSwitchとクラウド版の相性は悪く、ハードスペックによって開発側に負担が掛かっている状態だ。

感想

爆発的に売れるであろう『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』『どうぶつの森』には期待しているが、『オクトパストラベラー』のような魅力的なサードタイトルの発表が無かったことはゲーマーとして寂しい。また、サービス開始が間近となった「Nintendo Switch Online」も提供されるのがファミコンタイトルのみで肩透かしといったところ。月額300円という安さを考えれば仕方ないが、せめてSFCタイトルも追加して欲しかった。月額500円でフルプライスゲームを楽しめるPSプラスと比べるとショボさが目立つ。

現状は任天堂タイトル専用機となってしまっているNintendo Switch。今後、『オクトパストラベラー』のような魅力的なサードタイトルが発表されることに期待したい。

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コメント

  1. アバター C-rex より:

    ゲームオタクの記事から流れ着いゲームブロガーのC-rexという者です。少々古い記事ではありますが、気になったので、コメントさせていただきます。

    ニンテンドースイッチのソフトの訴求力がファーストに偏っているのは、任天堂の宿痾であり、同時に武器になるとも考えています。
    サードパーティが後発移植に集中している状況やインディーゲーム頼りな状況は個人的に訴求力の弱さを懸念しております。
    しかし、国内のハードの売上推移を見ると、スイッチがPS4の2倍にある状況で、幅広いユーザーに支えられており、ペースを上げてファーストタイトルやサードに力を入れれば安泰になるとも思えます。

    長文になりましたが、スイッチに関してはバブルこそなくても、安定した状態になるのではないかと思います。
    長文失礼しました。

    • タコッケー タコッケー より:

      C-rex様、コメントありがとうございます。
      自社開発に依存している状況は単に「せざるを得ない」だけであり、メリットになるとは思えません。
      また、ハード売上に関しても国内のみを対象とする意味がありません。
      そもそも任天堂自身がファーストタイトルに力を入れることは可能ですが、サードに力を入れることが出来ません(独占・買い取り行為を除く)。
      大手サードにとってスイッチはスペック的に開発が困難であり、売上も期待できない悩みの種な状況です。
      世界的なタイトルがオープンワールド化に進み、ゲーマー以外の個人ではスマホアプリが普及している流れとスイッチのハードとしての立ち位置がマッチしていないのが根本的な問題点であり、ハード戦略としての問題が根幹なためソフトの訴求力に頼るのも限界があるという見解です。
      スマブラ・ゼルダといったキラータイトルを備えているので「安定」はするでしょうが、DS, Wiiのような黄金期は到来しない感じですかね。
      ちなみに「ブロガー」を名乗るならご自身のブログに記事として見解をまとめたほうがお金にもなります。
      ありがとうございました。

  2. アバター 寝落ち より:

    記事終盤の方のNintendo Switch Onlineは、月額200円ではなく月額300円ですよ。

    • タコッケー タコッケー より:

      寝落ち様、コメントありがとうございます。
      ご指摘ありがとうございます。修正させて頂きました。
      ファミリープランを上手く活用すればもっと安くなるので料金比較は参考にならないかもしれませんね。
      ありがとうございました。

  3. アバター 匿名 より:

    > 爆発的に売れるであろう『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』『どうぶつの森』には期待しているが、

    ポケモンを忘れないでほしいですね。ピカブイでSwitch本体の週販台数は18万台越えでハードのセールスを大きく牽引しました。
    ぶつ森と同じく来年には完全新作が出るので楽しみですね。

    • タコッケー タコッケー より:

      コメントありがとうございます。
      『ピカブイ』意外と牽引しましたね。
      ゲーマー的には期待できないタイトルだったので普通に忘れてました。
      ぶつ森が再び社会現象になって盛り上がって欲しいですね。
      ありがとうございました。

  4. アバター ハイゲーマー より:

    私個人としてはvitaの後釜、つまりその携帯性をいかしたノベルゲーやvitaでよく発売されていたザナドゥやデジモンのようなjrpg市場という一面も持って欲しいですね。任天堂に興味の薄い高年齢層を振り向かせるため、何よりサードパーティーがスイッチで移植に頼らず生き残るためにはそのような方法しかないでしょう。

    • タコッケー タコッケー より:

      ハイゲーマー様、コメントありがとうございます。
      現状はJRPGで目立っているのは『オクトパストラベラー』くらいですね。
      サードは開発力あるなら無理にSwitch移植せずPS4で出せば良いわけで、現状はパーティーゲームやカジュアルなタイトルの方が売れる状況です。
      価格も安価で気軽に遊べる作品も多いインディーゲームの売上が奮っていますし、ゲーマー的にも無理にマルチ化せず次世代機向けゲームを出してくれた方がありがたいです。
      クラウドゲームが発売される傾向からも中途半端なスペックが明らかに足を引っ張っている印象ですね。
      ありがとうございました。

  5. アバター キングダムハーツ3 より:

    Switchがなぜ売れたかそれはPS3並みのゲームを携帯できるからだ俺のゲーム人生でこんな事はなかった実際ゲームはPS3で完結しているPS4もPS3もそんなに変わらないメモリが変わる位だしなけれど次のハードは売れないだろうなバッテリー位しか進化は見込めないしそのバッテリーもあんまり進化してないスマホを見ればなこれが多分最後の家庭用ゲーム機になるだろうSwitchを楽しもう

    • タコッケー タコッケー より:

      キングダムハーツ3様、コメントありがとうございます。
      ハード性能の話ばかりでソフトラインナップの重要性を理解していませんね。
      仰る「PS3並みのゲーム」に関して「面白い」ことが前提条件にあります。
      PS3黎明期の「GENJI」「レジスタンス」「モーターストーム」の様なソフトばかり出ていればSwitchは見向きもされなかったでしょう。
      携帯機にも関わらず据え置き機(PS3)並のスペックを有している点は確かに優れています。
      しかし「PS3で完結している」発言から昨今のゲームを遊んでいない状況が伺えます。『Marvel’s Spider-Man』『RDR2』やPSVR作品を遊んでいればこの発言は出ないはずです。もう少し勉強しましょう。
      またPS4⇄PS3のスペック比較についても適当なブログ記事を検索して確認したのでしょうが肝心のGPU性能について触れていません。素人はスペック表を数字で分かるメモリでしか見ないため情報不足になりがちです。西川善司の解説記事読んで下さい。
      PC, PS4のAAA級タイトルをプレイすれば分かる通り昨今のグラフィック事情は目まぐるしく変化しています。PS4は既に性能的にはミドルレンジ以下の状況となっており『Anthem』のような作品はフレームレート低下は免れません。
      またゲームにはVRという進化も残されています。『ASTRO BOT』のような名作も生まれていますしハードの進化次第で主流となれるポテンシャルを秘めています。
      「画質向上」のためではなく真の意味でVR Readyな環境を構築し、安定したフレームレートで自由なゲーム開発を実現するためにグラフィック性能の進化は今後も求め続けられる訳です。
      そもそもハード進化や「最後の家庭用ゲーム機」を語るのであれば5G環境の整備とクラウドゲーミングの話は外せない訳で次に待ち受けているのはゲーム配信プラットフォームの奪い合いでしょうね。
      ありがとうございました。

  6. アバター 匿名 より:

    ダライアスコズミックコレクションがある時点でそれはない。
    家庭用では初の完全移植となるダライアスⅡ、ダライアス外伝、サーガイアは30年越しの悲願。
    特にゲーム史に残る横スクロールシューティング最高傑作のダライアス外伝が家で遊べる本作を忘れてもらっては困る。

    • タコッケー タコッケー より:

      コメントありがとうございます。
      Wiiでもバーチャルコンソールアーケードがありましたし、特定層に響く復刻作品を有しているのは大きな強みかもしれませんね。
      ただハードの訴求力には繋がりません。母数が少なすぎます。
      非ゲーマー層を含む人たちが注目する大型タイトルが発売することを期待したいです。
      ありがとうございました。

  7. アバター 匿名 より:

    ハードのスペックを渋るから自社開発以外のタイトルが不足するのは当たり前だと思うわ
    もう他ハードとの技術力の差は離れて行くばかりだから大人しく自社開発に力を入れて任天堂独自のスタイルを突きつめて行ってほしいわ

    余談だけど、もしpsとXperiaでswitchみたいな事ができたら面白そう

    • タコッケー タコッケー より:

      コメントありがとうございます。
      任天堂が目指すゲーム体験と業界水準の乖離が激しくなっている印象ですね。
      特にAAA級タイトルに力を入れる海外スタジオからは見向きもされていません。
      仰る通り売上保証でお金をばら撒かず自社開発タイトルに専念して欲しいところです。
      PS4でもコンパニオンアプリの配信は行われていますし「Hidden Agenda」みたいな挑戦的な作品も生まれてますね。
      5G時代になればリモートプレイの形も変わりますし、Vitaの後継機を出さない姿勢からも未来のゲーム像がはっきりしているのは強い。
      VRも進化するでしょうし今後が楽しみです。
      ありがとうございました。