2月22日から配信開始された新作ソシャゲ「ブレイブ フロンティア2」を前作未プレイで遊んでみた感想。
どんなゲーム？
「ブレイブ フロンティア」は約4年前にリリース以来、全世界3300万DLを突破している人気RPGシリーズ。本作はその正統続編となる。
本作の大きな特徴は「有料ガチャが廃止」されていること。ユニットを直接指定して購入できるので「強いキャラが中々手に入らない…」といったことも起こらない。ソーシャルゲームの課金が心配な人でも安心してプレイできる仕様となっている。
感想
とりあえずつまらない。物語は「なろう」作家が考えたレベルで引き込まれないし、音声も無し、グラフィックも「ドット絵」を売りに出来るレベルではない。ゲームとしても「RPG」の良さは皆無で戦闘は眺めているだけ。戦闘システム自体「１」に毛が生えた程度の変更らしく、前作が2013年リリースなことを考えると完全に時代に取り残された作品となっている。同じドット絵2DソシャゲならFFBEをやった方がまだマシだろう。
「ゲーム」としては最近リリースされたばかりの『勇者のくせにこなまいきだDASH！』の方が100倍面白いし、『D×2 真・女神転生 リベレーション』の方が100倍グラフィックのクオリティも高い。本作は2018年にリリースされたゲームとしての魅力が何一つ無い。オンラインでの共闘感があった「シノアリス」の方が遥かにワクワクした。
ガチャの廃止についても意見が分かれるポイントだろう。ガチャ依存プレイヤーには刺激が足りないし、そもそもソシャゲを毛嫌いしている層には「普通にゲーム買ったほうが良い」と感じる。正直ガチャさえ実装すればどんなクソゲーでもマウント取れて嬉しい層が居るのだから、コアゲーマーに媚びず素直に実装した方が良かったと思う。本作は射幸心も含めて遊んでいて「快感」を全く感じられない。
ガチャの廃止という試みは評価したいが、ゲーム内容によってはマイナスにしかならないことがよく分かった。キャラ課金型は肝心のゲームが面白くて初めて成り立つ手法だと思う。現状の出来では前作のコアなファン層しか取り込めないように思える。また、ソーシャルゲーム運営の持続性という観点でも定期的なイベントガチャを実施できなくなり、運営期間が短くなればユーザーにとってもマイナスとなってしまう。
もっとユーザーの声に耳を傾け、求められているものを把握しつつ、ナンバリングタイトルとしても時代に取り残されない進化が必要だった。今後、ゲームとしての抜本的な改善には期待できないが新規ユーザーに興味を持ってもらう作品に変化し、１への導入として上手く活用して欲しい。