9月19日からサービスが正式スタートする「Nintendo Switch Online」を最安値で契約する方法。
目次
どんなサービス?
「Nintendo Switch Online」は任天堂が提供する月額サブスクリプション型オンラインサービス。利用することでSwitchタイトルのオンラインプレイが可能となり、毎月提供されるファミコンゲームをプレイできる。サービス内容一覧は下記の通り。
- オンラインプレイ
- ファミリーコンピュータ
- セーブデータお預かり
- スマートフォン向けアプリ
- 加入者限定特典
料金は月額300円。年間契約する場合は12ヶ月で2,400円(=200円/月)となる。
サービス内容
詳しいサービス内容を一つずつ説明してみる。
オンラインプレイ
『スプラトゥーン2』『マリオカート8 デラックス』『ARMS』等のオンラインプレイ対応ソフトは今後、「Nintendo Switch Online」に加入していないと遊べなくなる。重要なのはアップデートの追加キャラ等も恐らく「Switch Online」加入者限定で提供されるという点。『マリオテニス エース』の追加キャラクター「キャサリン」「ヘイホー」「パタパタ」「ボスパックン」について「Nintendo Direct 2018.9.14」の動画内で「オンラインでプレイすれば入手可能」と明言されている。過去キャラ同様にオンライン大会での先行入手の可能性も否定できないが今後、Online加入者が優遇されることは十分考えられる。
Nintendo Switch Onlineの「個人プラン12か月」または「ファミリープラン」の加入者限定特典として、特別なギアが2点もらえるぞ。
ギアは10月3日以降順次お届けする予定だが、それ以前にこれらの利用券を購入した方ももちろん対象となる。
ご興味があればご検討いただきたい。https://t.co/z4AIPZrxBj pic.twitter.com/9O7NhKlRKS— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2018年9月13日
また、加入者優遇の一例が『スプラトゥーン2』における限定ギアの存在。「個人プラン12ヶ月」「ファミリープラン」に加入することで特別なギア2種を入手可能。『スプラトゥーン』はゲームの性質上、オンライン加入がほぼ必須なため問題ないが、オフラインで遊べるタイトルでも同様の方式が取られないことを祈りたい。
ファミリーコンピュータ
Switchでファミコンタイトルを遊べるバーチャルコンソールのようなサービス。オンラインでの対戦・協力プレイに対応しており、友達とレトロゲームを楽しめる。サービス開始時のラインナップは下記の20本。
- アイスクライマー
- アイスホッケー
- エキサイトバイク
- グラディウス
- サッカー
- スーパーマリオブラザーズ
- スーパーマリオブラザーズ3
- ゼルダの伝説
- ダウンタウン熱血物語
- ダブルドラゴン
- テクモボウル
- テニス
- ドクターマリオ
- ドンキーコング
- バルーンファイト
- プロレス
- ベースボール
- 魔界村
- マリオブラザーズ
- ヨッシーのたまご
今後は下記のタイトル追加が予定されている。
- 10月
- ソロモンの鍵熱血高校ドッジボール部
- マリオオープンゴルフ
- 11月
- ツインビー
- マイティボンジャック
- メトロイド
- 12月
- アドベンチャーズ オブ ロロ
- 忍者龍剣伝
- ワリオの森
毎月3本が追加されると考えると1本あたり100円未満で楽しめてVCよりもお得。ネット環境がない場合でも最大7日間はファミコンタイトルを楽しめる。
セーブデータお預かり
Switchタイトルは外部ストレージ(SDカード)へのセーブデータ保存に対応していない。そのためSwitch本体が壊れると600時間以上プレイした『ゼルダの伝説 BotW』のデータも問答無用で消去されてしまう。前々時代的だったこの問題に任天堂がようやく対応。クラウドへのセーブデータ預かりでバックアップ可能となった。
しかし、『スプラトゥーン2』や『1-2-Switch』「セーブデータお預かり」に対応しないタイトルも存在。オンラインがメインの作品はデータ巻き戻し、アカウント売買等を防ぐ目的で非対応のままのようだ。
スマートフォン向けアプリ
任天堂のオンラインタイトルは基本的にボイスチャットに対応していない。子供の安全なインターネット利用の観点から本体単体でのボイスチャット機能が制限されている。その回避策として任天堂が用意した苦肉の策が「Nintendo Switch Online」アプリである。『スプラトゥーン2』『マリオカート8 デラックス』『ARMS』『マリオテニス エース』『ファミコン』に対応し、一緒にゲームをしている相手とボイスチャットを楽しめる。2018年の時代に出来て当たり前の機能を挙げているのが悲しい。
加入者限定特典
「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」専用、「ファミリーコンピュータ コントローラー」が『Nintendo Switch Online』加入者限定商品として発売決定。 #NintendoDirectJP pic.twitter.com/ZqMdDId12Y
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) 2018年9月13日
その他、加入者限定の商品やキャンペーン、特別なデータ配信などを予定している。第1弾として公開されたのはレトロデザインの『ファミリーコンピュータ コントローラー』。加入者は5,980円(税込6,458円)でコントローラー購入する権利を得られる。また、前述の『スプラトゥーン2』限定ギアも特典の1つ。
お得な加入方法
さて、ここまで読んでいただいて分かる通り「Nintendo Switch Online」のサービス内容は魅力に欠ける。月額500円でフルプライスゲームを遊べる「PlayStation Plus」や月額325円で映画を見放題な「Amazonプライム」と比較してもイマイチと言わざるを得ない。そこで「Nintendo Switch Online」を少しでも安く済ます方法を伝授する。
ファミリープランを利用
まず料金プランだが個人プラン(12ヶ月 2,400円)ではなくファミリープラン(12ヶ月 4,500円)の利用を検討しよう。このファミリープランは最大8アカウントをファミリーに追加できるため、4500/8=562円/年で利用が可能となる。月額換算すると1月あたりの金額は47円と駄菓子レベル。この金額なら文句も無い。
友達をファミリーに追加
さて、気になるのは「ファミリー」に追加する家族・兄弟がそんなに居ないことだと思うが、恐らく友達も追加できる。公式サイトの説明を読む限り「ファミリー」について血縁上の繋がりが必要である旨の記載は全く無い。ファミリープランに関する質問もわざと「家族が~」という書き出しにしており、他人とのファミリープラン利用に関して明言を避けている。これに対して音楽ストリーミングサービス最大手のSpotifyの例を確認すると「ファミリープランに関する規約」内で「全てのアカウント保有者が同じ住所に居住」と明記されている。実はこの記載は日本のみで、海外では他人同士でのファミリープラン共有が行われていたりするが。
要するに「ファミリー」をSpotifyのように同じ住所と記載してしまうと「別居している家族はどうなるんだ」という問題が発生し、携帯会社の家族割レベルで血縁を確認するのもコスト面、個人情報保護の観点で割に合わない。「ファミリー」という呼び方で「家族限定感」を表に出すという結論に至ったのだと思われる。今後「ファミリープランに関する規約」が公開されることもあるかもしれないが、サービス開始目前の9/18時点で注意書きが無いということは他人同士でもOKという裏返しだろう。「俺たちはファミリー!」のノリで他人同士で堂々とファミリープランを契約しよう。
注意点
他人同士でもファミリープランはOKだと分かったが利用時には下記の点に注意したい。
- 管理人は誰にするか
- 料金の受け渡し方法
- 信頼できるか?
まず、ファミリープランは18歳以上の人が管理人となる必要がある。これはクレジットカード、PayPalアカウント登録の関係上必須。子供同士でのプラン共有は出来ない点に注意したい。また、料金の受け渡し方法についてもしっかり確認しておく。Twitterなどで見ず知らずの人と共有するのは料金不払い等の問題も発生しやすいのでお勧めしない。
最重要なのは「ファミリー」に含む相手を信頼できるかどうか。ファミリーの管理人は招待以外にも管理者の変更、ファミリーの解散、「ファミリーから抜けてもらう」(=キック)も出来る。支払い後に脱退させられても文句は言えない。また、今後のファミリー機能の変更で個人情報が筒抜けになる可能性も否定できない。現状は購入履歴等は各自のメールアドレス宛に届くが行動が筒抜けになっても問題ない相手とファミリーになるように注意したい。
ちなみに「スプラトゥーン2」の限定ギアは購入したニンテンドーアカウントのアドレス宛に「限定ギア」のダウンロード番号が8個送られる。今後の加入者限定特典も独り占めしようと思えば出来てしまう仕様の可能性もあるので管理者の選択には注意したい。
感想
個人の料金プランは高めに感じるので是非ともリア友同士でのファミリープラン契約をお勧めしたい。ファミリープラン契約はズルい、せこいと考える方も居そうだがこの問題は任天堂が散々後回しにしてきアカウント管理問題のツケとも呼べる。PSNではPSソフトを1度買えばPS3, PSP, PS Vitaで遊べたのだがWiiのVCはWii Uでも買い直し、3DS版VCも別物となっていた事実が存在する。その後、ネットワーク界隈が極端に弱い任天堂が選んだパートナーがDeNAだった訳だがオンライン周りは未だに不満が残る。セーブデータ預かりも「やっと」と言った具合で後手後手の任天堂が満を持して発表した「Nintendo Switch Online」のサービス内容はファミコンタイトルを遊べるだけだった。正直スーファミくらいは含めた上で本数で圧倒して欲しかったところ。後発とは思えない残念な仕様で何も言えない。
今後はスーパーファミコンタイトルに対応してくれれば評価も大きく変わる。個人的に思い入れが強い作品も多いので、タイトル数の増加、サービス内容の向上に期待したい。
コメント
コジキかよw
貧乏人って悲しいな…様、コメントありがとうございます。
検索かけて記事踏んでる時点でブーメラン突き刺さってますよ。
また、節約行為を乞食呼ばわりするのもアホです。
格安Sim使ってるのは乞食とか思ってそうですね。
ありがとうございました。