週間少年ジャンプ46号感想『腹ペコのマリー』が打ち切りになる理由

前記事で「磯部磯兵衛物語」の最終回について触れたので同じWJ46号で打ち切りになった『腹ペコのマリー』についても触れてみる。

10月16日発売の週刊少年ジャンプ46号にて仲間りょうが描く浮世絵ギャグ漫画『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』の最終回が突如掲載された。突...

どんな漫画?

「腹ペコのマリー」は2017年2月末から連載が開始された『べるぜバブ』の田村隆平によるギャグ漫画。

実家が寺の男子高校生「美女木タイガ」と実家が教会の女子高生「鷺宮アンナ」の恋の物語となっている。

問題点

『腹ペコのマリー』は『磯部磯兵衛物語』とは異なり明らかに打ち切りである。ここ最近は掲載順でもドベ常連だったしジャンプ連載漫画で最も人気が無い作品だったことは間違いない。なぜ人気が出なかったのか考えてみる。

1話からの失速

正直『腹ペコのマリー』の1話目は非常に面白かった。特徴的な登場キャラクター、テンポの良さ、マリーとの入れ替わり設定等が「掴み」として完璧だった。このまま「恋物語」として掘り下げていくだけでも人気作品になったと思う。

謎の方向性

しかし、実際には話数を重ねる毎に作品内容に暗雲が立ち込める。入れ替わり設定や「恋物語」からは完全に迷走し、気づくと「不良バトル漫画」となっていた。そして作者自身による自虐とも取れるメタネタも2chで話題となった。

力不足

https://twitter.com/hanamio3/status/919866125302640641

1話時点ではアニメ化まで行きそうな完成度だと思ったが蓋を開けてみると設定が全く噛み合っておらず、何をしたいのか、どこが売りなのか分からない漫画だった。

作者の巻末コメントでも「準備不足、力不足を痛感しました」と述べており、作者自身展開に無理があったことを自覚している。

SNSでの反応

打ち切りを悲しむ声も多いが、納得の声も多数見られる。

次回作に期待

1話目は面白かったし、設定やキャラクターは良かったと思う。だからこそ活かしきれなかった展開は非常に勿体無い。今回の経験を活かし、次回作は是非とも『べるぜバブ』級の連載になるように頑張って欲しい。

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