『トマトイプーのリコピン』1話感想:読み切りの方が面白かった説

週刊少年ジャンプ45号から連載が始まった『トマトイプーのリコピン』の感想。

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どんな漫画?

『トマトイプーのリコピン』は『いぬまるだしっ』で知られる大石浩二が描くギャグ漫画。完全にサ○リオな絵柄のキャラクターがブラックジョークを言うギャップが売りの期待の新連載となっている。

読み切りとの比較

『トマトイプーのリコピン』が読み切りとして本誌に掲載されたのは2016年の年末。初掲載から1年近い準備期間を経て本誌連載となっている。読み切り版と連載1話目の大きな違いは以下の通り。

人間が登場する

本誌掲載では新キャラクターとして人間の中学生「めめ」が登場する。「いぬまるだしっ」で言うところの「たまこ先生」ポジションのツッコミ役であり、作中唯一の常識人である。

人間が登場するため世界設定も異なっている。リコピンたちが暮らすのは「キュートピア」であり、人間世界とは別世界である。異なる世界間を行き来するためには「コンパクトミラー」を使う等の設定も追加されている。

内容がマイルドに

政治・時事ネタは相変わらずだが内容は子供でも読めるようにマイルドになっている。具体的には読切掲載時には子供向けでは無い単語やメンヘラ気味の彼女、リコピンが全身骨折する等ハードでおっさん向けなネタが多かった。

恐らく今後のアニメ化・グッズ化も見越して子供向けとしても売り出せる形に方向転換したのだと思う。

読み切りの方が面白かった?

その路線変更と1話目ということもあり、読み切りの方が面白かった意見もTwitter上では見られる。

感想

個人的な感想としても読み切り時ほど「勢い」が無いのが気になる。連載1話目ということもあるだろうが、マイルドにした分「」が薄れている印象を受ける。初っ端でお尻に金平糖が刺さるシーン等は子供にも視覚的に分かりやすいギャグであり、「このハゲ~!」等もターゲットの年齢層を意識している。

本作の面白さの一つに「可愛い」リコピンが喋る「毒」とのギャップがあると思う。その点では文字で読ませる時事ネタを題材としたギャグと子供向けのギャグ表現は相容れないので少し心配。そもそも大石が得意としているのはネットミームが多いので子供向けに伝わりづらいのでは。

しかし安定して面白くジャンプのギャグ漫画としては「斉木」「磯兵衛」「リコピン」の3本柱になると思う。今後の展開としては新アイテムである「コンパクトミラー」が現実世界に帰る以外の使い道があるのか。以前に「キュートピア」に来た人間は?リコピンたちは人間世界に来るのか等が気になる。1話目での掴みは成功しているので今後ヒットして欲しいと思う。


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