1月6日深夜から放送が開始された『ポプテピピック』が歴史的クソアニメ(褒め言葉)だったのでまとめる。
どんなアニメ?
『ポプテピピック』は大川ぶくぶ原作のアニメ。原作はブラックユーモアや風刺ギャグが話題となり、SNS上でも優秀な煽り画像が度々流用されるなど人気を博している。本作のアニメ化の発表は2017年4月1日エイプリルフールに『星色ガールドロップ』の告知サイトが用意され、4月2日に同サイトが『ポプテピピック』のアニメ告知サイトに変わる形で発表が行われた。冒頭の偽OPは『星色ガールドロップ』。
魅力
パロディ
ポプテピピック一話まとめ
・30分枠で全く同じ15分アニメを2回流す(声優は変わった模様)
・豪華すぎる声優陣
・予定してた声優がまさかの不在
・1話からやりすぎなパロディ
・Pが歌う事案発生
・「これ30分」がトレンド入り
・困惑する視聴率マジでクソアニメ(褒め言葉)
#ポプテピピック pic.twitter.com/9MrmMEULQU
— 👓YU-DAI🍅 (@yundain_350403) 2018年1月6日
ポプテピピック1話最大の見所はパロディだろう。1話目という点を利用し「リセマラ」と称したパロディネタをやりまくっている。詳しい解説はこちらのブログが詳しいので省略。元ネタには1980年代のネタから『君の名は。』まで幅広く、どれだけ知っているかで年齢が分かる神仕様となっている。見直す度に気づく小ネタを探すのも楽しみの一つと言えよう。
ポプテピピックのゲームパートのドット絵について捜査しましたが、「謎の0.5ドット」や「中途半端な縮小回転」等のいわゆる「ドット絵警察案件」がない、純然たるドット絵であったことを確認いたしました。 pic.twitter.com/qzWbZz3DNE
— RM (@RM_TSS) 2018年1月6日
パロディに対して本気で挑んでいる姿勢も非常に好感が持てる。偽OPもガチで作られているし、細かなSE、ゲーム部分のドット絵など隅から隅まで凝っている。この気力が最後まで続くのか心配になるレベル。
声優
ポプテピピック マジでCV江原正士と大塚芳忠で草 pic.twitter.com/dlou99etML
— ゐろはす (@yukkuhs) 2018年1月6日
『ポプテピピック』ほどのアニメとなると声優も一筋縄ではいかない。まさかの告知と異なる声優でアニメが開始する異常事態に視聴者全員が困惑した。先行上映とも内容が異なっていた様子で、もはや制作陣は何を考えてるのか分からない。
お祭り感
ポプテピピック第1話の再生数がけものフレンズ第1話の10分の1を突破。このペースが仮に維持すれば計算上ではあと16日程で追い付くことになるという結果に。まぁそれはないだろう(汗 pic.twitter.com/8TKaTtZULD
— testid (@tes_tid) 2018年1月8日
『ポプテピピック』は現在カオス過ぎる内容にお祭り騒ぎとなっており、1/10 1:30時点でのニコ動の再生数は180万回を突破している。Twitterでも「ポプテピピック」「これ30分」がトレンド入りするなど今期の覇権確定の勢い。実況も内容を楽しむというよりも「クソ過ぎる内容」を共有し盛り上がっている印象が強かった。リアルタイム視聴し、実況・SNSを活用すると楽しさが倍増する。
SNSの反応
『ポプテピピック』を観たTwitter上での感想は下記の通り。
ポプテピピックを見終わった者共の感想#ポプテピピック pic.twitter.com/KvPNBxAclr
— 15万ノーカネヒラ本丸 (@mgr_af) 2018年1月6日
ポプテピピックを見た感想は、面白いとか面白くないじゃなくて「今見たのはなんだったんだろう」だったのでアイディアロールに失敗した可能性が高い。
成功していたら狂気に陥っていた。— 会長閣下 (@kaityouhimegami) 2018年1月7日
ポプテピピックのアニメ終了後のニコ生アンケートで「とても良かった」「良くなかった」に投票する気持はよく分かる。感想は人それぞれだ。だが、「ふつうだった」に投票した人はどういう人生歩んでるんだろう。あれがふつうって。
— あれっくす (@NStyles) 2018年1月6日
ポプテピピックを見た海外の反応ではこれが一番好きですね pic.twitter.com/Qup7bIf5Cc
— 大名路D科裁判2をなぞる (@Melodica_Melody) 2018年1月9日
来週以降のポプテピピック
・中身同じで声優だけ変えて流す
・30分静止画
・原作4コマをそのまま映す
・星色ガールドロップが始まるこれら全てがありえるから怖い
— バーチャルあらたけ (@nokonoko_51204) 2018年1月7日
感想
信者とアンチが口を揃えて「クソアニメ」と感想を述べられる作品は今後出ないかもしれない。正しい「クソ」を作ることは難しいので裏には緻密な計算と努力が窺える。新年早々に凄まじいものを観てしまった。
1話の勢いは素晴らしかったが気になるのは2話以降の展開だろう。同じようなパロディネタには限界もあるので話題性が続く工夫が重要となる。15分×2の方式は変わるのか、声優は誰になるのかなど興味が尽きない。「エンドレスエイト」のような身内だけで盛り上がる悪ノリにならない様にだけ注意しつつ、今後もカオスな展開に期待したい。