PS4「◯◯ Engine」感想:トロフィーブースト課金ゲー問題

PS4向けに配信されている「◯◯ Engine」系のクローンゲームをまとめてクリアした感想。虚無記事だがWeb上に情報が無さそうなので一応まとめておく。

どんなゲーム?

Steam Engine – Trailer PS4

「◯◯ Engine」はS.R.L. “RANDOMSPIN-GAMES”が配信しているクリッカー放置ゲーム。PS4向けに配信されているのは下記の5種類で全てセットになったバンドル「Engine collection」も存在する。いずれの作品もゲーム性は皆無

  • Steam Engine
  • Cyber Engine
  • Alien Engine
  • Organic Engine
  • Windmill engine

ゲームの内容

上記作品はいずれもゲーム内容は全く同じで下記の流れでクリアおよびプラチナトロフィーを取得可能。

  1. ボタンを連打してお金を稼ぐ
  2. 設備を購入(お金が自動獲得される)
  3. お金が溜まったら次の設備を買う

一応はクリッカーゲームの類だとは思うのだがボタン連打が必要なのは最初だけでその後は何もしなくてもお金が発生し続ける。プレイヤーは放置しつつお金が溜まったら設備を買うだけなのでゲーム性は皆無であり、たまに発生する故障イベントもデメリットはほぼ存在しない。

最終的に10億ドルを稼ぐことでゲームクリアとなり、掛かった時間などのリザルトが表示されるがそこもプレイヤースキルによる差は無い上にランキング等も無いので無意味。エンドレスに遊べるモードも勿論用意されていない。「ゲーム」とは何かを考えさせられる禅問答のような作品とも言える。

各ゲームの魅力

上記5作品のゲーム内容は全く同じだが見た目と音楽、SE等は変えており、プレイした印象はかなり違う。筆者がランキングをつけるなら下記の通り。

  1. Windmill Engine
  2. Steam Engine
  3. Cyber Engine
  4. Organic Engine
  5. Alien Engine

Steam Engine

【Steam Engine】10億ドル稼ぐために連打する

「Steam Engie」は荒野で蒸気機関を拡張していくゲーム内容。音楽もヒーリング寄りで荒涼とした景色や蒸気機関拡張といったゲーム内容との親和性も高く、SEもASMRみがあって心地よい。世界観を十分感じられる良い内容と言える(飽くまでこの作品群の中では)。

Cyber Engie

放置ゲーを4分でトロコンする Cyber Engine / サイバーエンジン

「Cyber Engine」は宇宙空間で電子基板をひたすら強化していくゲーム内容。BGMはほぼ無音でSEは様々な電子音が飛び交うので好きな人には良いかもしれないが、音量が大きめなのと音そのものも耳心地の良いものではない。電子部品がなぜお金を稼げるのかもよく分からずアニメーションはほぼ無くて見た目にも変化が乏しいので色々と微妙。

Alien Engine

Alien Engine PlayStation®4* Six Minute Platinum #ps4

「Alien Engine」は「Cyber Engine」と全く同じ宇宙空間でエイリアンを育てるゲーム内容。動画を見ての通り成長過程は意味不明でプレイヤーは徐々に完成していく3Dモデルを眺めるだけ。単位がお金である必要も分からない。完成形も意味不明で限りなく虚無。Theクソゲー。

Organic Engine

Organic Engine (PS4)

「Cyber Engine」「Alien Engine」と全く同じ宇宙空間で謎の有機生命体を育てるゲーム内容。なんか骨みたいなのが動くしSEも気持ち悪いがまあ意味不明だしプレイフィールが悪い。虚無。

Windmill Engine

Windmill Engine : Gameplay | Walkthrough | PS4

「Windmill Engine」は前2作と打って変わり初代「Steam Engine」のようなヒーリングに回帰した作品。風車を徐々に完成させていく内容で風車の羽が1枚だけでも周り始める姿は可愛いしBGMのピアノも癒やされる。風車がお金を稼ぐのもゲームとして納得が出来るし川が流れる様子やローポリの山々や色味のおかしい木や草、蝶々が飛んでいる風景もこの作品群の中では一番力が入っている。個人的にこの中では一番好きな作品。

トロフィーブースト問題

この手のゲームとしての質が低く価格も低い作品はストア上に数多く存在し、PlayStation Storeの表示仕様上も非常に目立つ。「The Jumping◯◯」等のいわゆる「トロフィーブーストゲーム」と呼ばれるような作品をSIEも問題視しており、このような作品を連発するメーカーに対しSIEは新作をトップページに表示させないシャドウバンを実施している。

筆者もPSストアはよく眺めたりするので乱発は避けてクオリティもせめて『FINGER FITNESS』レベルの遊び心を持たせた作品を販売して欲しいというのが本音である。

感想

ゲーム内容は皆無だが「Engine Collection」はセール時であれば192円と1作品あたり40円未満で遊ぶことが出来る。1作品あたりプラチナトロフィー取得まで5分も掛からないためトロフィー目線でのタイパ・コスパは非常に高いバンドルだと思う。トロフィー取得が好きな方はセール時を狙って購入してみて欲しい。おすすめはしない。虚無。

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