『INSIDE』感想・レビュー:光と影の表現が美しいアート作品のようなゲーム

前回の『LIMBO』の紹介に続いて同じくPlaydead開発の名作横スクロールアクション『INSIDE』をネタバレ無しで紹介したい。

今回はPlaydead開発の名作横スクロールアクション『LIMBO』を紹介したい。 モノトーンで描かれる世界 『LIMB...

絵画のように美しいゲーム画面

本作は光と影による「画作り」が魅力的な作品である。前作の『LIMBO』においてもモノトーンの濃淡による空気感の表現は見事であったが今作はそれを更に超えている。

本作はイメージアートそのままゲーム画面に収めたような美しい画面構成になっている。色調も印象的であり1つ1つの場面がアート作品のような魅力を持っている。

死と隣り合わせの世界

この美しい世界感をより際立たせている要素が命の軽さである。モノとして消費される生命がこの世界には存在し自身が謎を解き進む上でも重要な要素になっている。

また『LIMBO』同様に死にゲーであり、表現力が高まった本作の方がホラーテイストは強い。特に後半のシーンは悪夢のような展開となり注意が必要となる。

しかしアクション性は『LIMBO』より低く誰でも謎さえ解ければ進めるように改善されている。その点においてはゲーム初心者でもライトに楽しめる作品となっている。

SF作品としての魅力

本作は荒廃した世界操られる人間人工生命体などSF要素を多く備えている。物語世界観についての考察もWEB上に多く存在する。おそらく明確な答えというものは存在せず想像の余地をプレイヤーに委ねることでより味わい深い作品としているのだと思う。

プレイ後に友達と考察議論するのも楽しい二度味わえるゲームとなっている。

2016年を代表する名作

INSIDE』は海外評価も高く2016年を代表するインディーズゲームと呼べる作品である。『LIMBO』同様に3時間ほどでクリアできる作品なので興味を持った方は是非プレイして頂きたい。

ゲーム:INSIDE
ゲームジャンル アクション
対応機種 PC
PlayStation 4
Xbox One
発売日 2016年6月29日
開発元 Playdead
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