【放送事故】鳥人間コンテスト延期が難しい理由:運営叩きは感情論

毎年恒例日テレの人気番組「鳥人間コンテスト2018」が放送されたが、思いもよらぬ大会結果にネット界隈が騒然としている。

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どんな番組?

鳥人間コンテストは読売テレビ放送主催、人力飛行機で飛行距離を競う大会。その模様は読売テレビ制作・日本テレビ系列の特別番組として毎年放送され人気を博している。大学のクラブ・サークル単位での参加が目立ち、学生たちの熱い想いと垣間見える青春模様も見どころの一つ。

台風で中止に

8月29日に放送された「鳥人間コンテスト2018」では台風12号が近づいているタイミングで開催され、「人力プロペラ機部門」の一部のみ実施して途中で終了。競技不成立として大会中止になる流れとなった。

SNSの反応

突然過ぎる大会中止。泣き崩れる学生たちの姿を見て運営に対する不満が続出している。

延期が難しい理由

台風接近にもかかわらず開催・途中中止した運営に対する批判が集中しているが冷静に延期・中止が難しい理由を考察してみる。

コスト面

今回のケースを想定した対策として真っ先に思いつくのは大会予備日を用意しておく。延期して別日に開催する判断だと思うが、コスト面を考えると現実的ではない。大会に参加するチームは大会日程に合わせてスケジュールを調整し機体を完成させ、当日までにトラックで機体を運搬、チームメンバーも日程に合わせて現地入りしている。機体の制作費だけでも200万円近く掛かる上にメンバーの宿泊費、輸送費などのコストが掛かっており、機体制作にかけた時間もコスト換算すれば途方もないお金・時間が掛けられている。これに予備日を用意するとなると運営側、参加側双方に更に負担を押し付ける形となり、大会運営自体が立ち行かなくなってしまう。

日程の調整

大会に携わる人達の日程調整も容易ではない。参加者が複数日を空けておくことの難しさは言わずもがな番組サイドとして呼ぶMC・ゲストの日程調整。プラットフォーム・大会会場設営に携わるスタッフ、ヘリ・ダイバー準備等の人件費など課題は多い。気軽に○日と○日空けといてのノリで済む話ではない。

また、今回の大会は台風が接近する最中開催されたことも非難の対象となっているが、事前に台風発生を予想し対応を行うのもタイミング的に難しいだろう。夏に開催される以上、台風は避けられず過去にも同様に中止となったケースも存在する。

運営側の採算

延期・予備日が難しい最大の理由は番組サイドの採算面。プラットフォームと呼ばれる発射台は建設に1億円掛かっている噂もあり、2日間開催中の漁業関係者への補償、機体回収費、会場周辺の渋滞対策等を含めると莫大な金額となる。この金額を僅か2時間放送番組のスポンサー収入だけで補うことは困難であり事実、2009年には広告収入の減少と制作費の見直しにより開催中止となっている。今回は岩谷産業が特別協賛として出資し、番組サイドも公式グッズを販売する等して何とか継続している状態。

感想

大会中止の流れに「これは運営が悪いのでは?」と思って調べてみたが、調べた限りでは番組サイドは悪天候の中で善処した印象が強い。大会を完全中止しなかったのはこの日のために1年間頑張った学生たちの思いに応えるための判断だと思う。けが人もなく無事に終えられている以上、判断は正しかったと言わざるを得ない。また、感動路線の番組編集内容については賛否が分かれる部分だが中止でも番組として成立させる手法としては仕方ないのではなかろうか。24時間テレビ直後だからこそ悪く見えてしまう背景もあるように思う。

いずれにせよ今回は「#らごぱすたん」に全部持ってかれた印象。電通大はこの路線で今後も頑張ってほしい。

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