スイッチ『ピクセルラインDX』体験版感想:価格高めなパズルゲーム

Nintendo Switch向けにダウンロード専用ソフトとして発売されている『ピクセル ライン DX』の体験版をプレイした感想。

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どんなゲーム?

『ピクセルライン DX』はScore Studios開発のパズルゲーム。数字から指定された長さの線を伸ばして繋ぐというシンプルな内容で子供から大人まで楽しめるゲームとなっている。

元々はスマートフォン向けに配信されていた作品をSwitch向けに移植した作品となっている。ステージ数は300以上で今後も追加予定。価格は1,500円

良い点

難易度

本作は元がスマホ向けゲームなこともあり、非常にライトで子供でもすぐに遊べる内容となっている。パズルゲームの中にはルールが難しく取っ付きにくい作品も多いが、本作は軍を抜いて簡単なルールだと言える。

かといって難易度は優しすぎず、スピードを意識してプレイすると結構頭を使う。制限時間の設定やクリア時間記録が無いため、落ち着いてプレイできるのも良いところ。後半になる程、考えるパターン数が増えるため消去法や組み合わせを考える必要が出てくる。パズルゲームとしては程よい難易度だと言えよう。

ボリューム

本作は合計で300以上のパズルが用意されており、クリアまでの合計時間は数十時間以上掛かると予想される。数独とは異なり、各パズルを解く毎に絵が浮かび上がるのも楽しめるポイント。完成途中の絵を眺めながら予想することも出来る。ストーリーモードでは絵を完成させる毎に部屋のものが増えていく。達成感も感じられる良い仕様だと思う。

悪い点

BGM

『パズルゲーム』で重要なのはBGMだと思う。落ち物パズルは漏れなく音楽が良いし、『ルミネス』では音楽が肝となっている。『ピクロス』シリーズや『パズドラ』でも聞けば作品をイメージできるような名曲が採用されている。その点で本作は致命的にBGMが悪い。パズルを解いている最中に流れるのはズンドコ音が激しいポップミュージックであり、リピート時の繋ぎも不完全。とにかく聴いていてストレスが溜まる。PS4のようにバックグラウンドでSpotifyを流せる機能があれば耐えられたが、スイッチではBGMをオフにするしか無い。また、操作時のSEも全く気持ちよくない。音周りを改善するだけで魅力が数割は増したと思うので非常に残念。これなら適当なクラシックを流してたほうがまだ良い。

操作性

本作は操作性も決して良いとは言えない。Joy-Con操作には対応しているものの、圧倒的にタッチ操作の方がプレイしやすい。腰を据えてテレビでパズルゲームを楽しみたい人には向かない仕様となっている。スティック操作やボタン操作は爽快感が無く、反応も悪い。脳内では線が繋がっているにも関わらず入力デバイスのせいで遅れるのがストレス要因となっている。

価格

本作の価格は1,500円とパズルゲームとしては正直高い。パズル数が300以上用意されておりプレイ時間を考えるとコスパは良さそうだが、「線をつなげるだけのパズルゲーム」と捉えてしまうと割高感は否めない。980円なら試しに購入する人も多かったと思う。

感想

音楽や絵のデザインなど日本人好みじゃない印象が強い作品だった。パズル自体は「ピクロス」シリーズと同じ程度にゆっくり楽しめる良い内容だと思う。同シリーズが好きな方は十分ハマれるだろう。それだけにツメの甘さが惜しいところ。今後、本格的な日本展開を視野に入れるのであればキャラデザイン、音楽、操作性の観点で改善をして欲しい。

とはいえScore Studios自体は『人食いの大鷲トリコ』でエンジン、ツールセットを制作をしていたり、いわゆる「ゲーム制作会社」ではない。技術主体の実力集団なので今後も大規模作品の下支えに期待したい。

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