PS4版『いただきストリート DQ&FF』体験版の感想【攻略法】

本日より配信が開始された『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY』体験版をプレイした感想と簡単な攻略法を紹介。

どんなゲーム?

ホミロンによる『いたストDQ&FF 30th』ルール紹介動画

『いただきストリート』(通称:いたスト)はサイコロを振ってマスを進むボードゲーム。イメージとしては「モノポリー」や「桃太郎電鉄」シリーズが近い。

賞金を貰ったり、お店を買いながら大金持ちを目指すゲーム内容で誰でも遊べる「簡単なルール」と実力がハッキリと出る「奥深さ」が大きな魅力となっている。

体験版の内容

体験版はPSプラス加入者向けに10月9日まで配信中。TGSでプレイできた内容と同じものが家庭で楽しめる。ちなみに他にも「太鼓の達人」「ナック2」なども体験版を配信中。

挑戦状

「スクエニからの挑戦状」と題されたこのモードはSランクのCPU3人とのガチ対戦が楽しめる。1位通過するとテーマがDLできる特典付き。腕に自身がある人は是非挑戦してみて欲しい。

自由に遊ぶ

「自由に遊ぶ」はマップ・ルールを選んで遊べるモード。プレイ人数も4人まで対応しており、ローカルでのマルチプレイを楽しめる。ただし、体験版で用意されているマップは「トロデーン城」のみ。

通信対戦

体験版にも関わらずオンラインでの「通信対戦」も用意されている。「フレンド限定」も選択可能なので友達とのオンラインマルチも可能。また、設定で希望キャラクターやCPU追加の有無などを条件設定可能。

ルール説明

「いたスト」のルールを確認可能。基本的にはやれば分かる内容だが「お金を増やすには」は確認しておいて損はない。「10株買い」や「9株売り」などのテクニックが紹介されている。

設定

設定ではCPUのスピードやボイス・セリフ・演出設定の有無を変更できる。CPUを入れたローカルプレイ時にはプレイスピードが大きく変わるので有効活用して欲しい。

感想

オンライン対戦を5戦ほど、挑戦モードを1回プレイしたが手軽に楽しめて良いと思う。株や増資などの要素は思いの外シンプルで総資産の比較で勝負がつくのも分かりやすい。

デフォルメされたDQ・FFシリーズのキャラクターも可愛らしいし、何よりキャラ固有のスタンプが良い。ハッサンを好んで使っていたが他プレイヤーへのリアクションに便利なスタンプが多かった。

マルチプレイはこの「スタンプ」を使ったコミュニケーションが楽しい。一人の1ターンの持ち時間は600秒に設定されているが、今回プレイした中では全員サクサクプレイしてくれて遅延行為などを行うプレイヤーは居なかった。

「いたスト」自体未経験だったがコツを掴んで勝てるようになってくると戦略性が出てきて非常に面白い。他プレイヤーとの交渉なども活用して勝利することも出来た。ボードゲームではあるが運ゲーになっておらず、「分かると楽しい」ゲームだと思う。

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コツ

筆者は「いたスト」シリーズ未経験だったので最初こそボロ負けだったが何度か対戦するうちにコツが分かってきた。同じ立場の初心者向けに解説してみる。

「いたスト」で最も重要なのは「」である。今作の基本的な勝ち方は以下となる。

  1. 店を買う
  2. 株を買う
  3. 増資する
  4. 株価が上がる
  5. 資金が増える

重要なのは自分の店に敵が止まった時の「買い物料」で勝敗が決するゲームでないという点である。もちろん増資を行った後の莫大な買い物料でゲームが動くことも多いが、それは「」の要素であり、株は「実力」の要素となっている。

具体的には建物の増資が行われるとそのエリアの株価が上昇する。そのため、自身が所有するエリアを増資する場合は事前にそのエリアの株を買っておくことが重要となる。逆に相手が増資するのを抑制したい場合は敵エリアの株を買っておこう。この駆け引きが重要となる。

また、本作では基本的に株価は上昇し続ける。現金を持っておくメリットは殆どの場合は無いので株を買えるタイミングでは全額株にしておこう。

増資

建物を増資する場合はそのエリアの株を誰が持っているのか必ず確認しよう。自分の店の売上を強化したつもりが敵が大量所有する株価を上昇させて不利になることも少なくない。

増資は出来る限り「自身が株を所有するエリア」の店に対して行いたい。というよりも「自身が店を所有するエリア」で筆頭株主を目指したい。

序盤

どんな対戦ゲームでも初動が重要なのは共通している。本作においても最初にどのマスに移動するか(=どの店を買うか)で勝敗が決まることもある。

「トロデーン城」のマップの場合は最初は4方向に進むことが出来る。このうち最初は「価格が高い店」から買っていくと良いと思う。元々の価格が高い店は買い物料も当然高い。そして敵に5倍で買われた時や、カード効果で2倍の価格で売った時などのリターンも大きくなる。購入しやすい序盤のうちになるべく高い店を数多く獲得しておこう。

ちなみに他プレイヤーの店を奪う「5倍買い」はエリアを独占できる場合以外は基本的にやらない方が良い。ここら辺の動きで「いたスト」初心者か否かの違いが分かってくる。初心者(カモ)が居るかも確認しておこう。

中盤

中盤は「」や「独占」を意識することが重要となる。「株」は他プレイヤーが増資をしそうなエリアを買ったり、他プレイヤーよりも多く株を所有できそうなエリアを購入する。自身がエリアの筆頭株主となり増資を行うことでアドバンテージが生まれる。他プレイヤーと差を付けられるかを意識してお金の使い道を考えよう。

「独占」については5倍買いしてでもメリットがあるかを判断したり、他プレイヤーとお互いWin-Winとなる取引を出来るかを終始考える。1位を妨害するためにプレイヤー同士で協力しよう。序盤で目星を付けた初心者に無茶な取引を持ちかけるのも一つの手である。

終盤

終盤になるとプレイヤーの明暗が完全に分かれ、1位を独走するプレイヤーが目立つようになる。阻止するためにプレイヤー同士で協力したい。「10株売り」で相手が持つ株価を下げたり、取引を上手く活用して1位の独走を避けるように協力して動こう。

自身が1位の場合は株価が下がるリスクも念頭に入れつつ、資産管理をきちんとしていく。下手な手を打たないように注意したい。

まずはプレイして欲しい

ゲーム自体は完成された作品でありPS4だからこその魅力には欠けるもののちゃんと面白い。特にマルチプレイは駆け引きの楽しさが癖になる。

DQ・FFの要素もキャラクター以外にカジノなどでも見られる。SEもシリーズならではだし、シリーズファンには楽しめる要素も多く詰め込まれている。

パーティプレイも盛り上がる作品だと思う。まずは一人で、そしてオンラインや友達みんなともプレイしてみて欲しい。

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コメント

  1. にわかゲーマーですが…。 より:

    製品版を買おうとワクワクしていたんですが、昨日配信された体験版を四時間くらいプレイしたんですが、キャラの特殊能力もなく、任意のタイミングで妨害や保守などの駆け引きができるカルドセプトの方がはるかに面白かった…。キャラや声優に愛があれば楽しめるゲームなのかな?

    • タコッケー より:

      にわかゲーマーですが…。様コメントありがとうございます。
      キャラ能力は純粋なボードゲームとして考えると無い方が正解な気がします。下手に入れるとキャラが偏りそうですし。
      カルドセプトが比較対象として妥当かは難しいですね。
      飽くまで「いたスト」として楽しむ作品だと思います。
      ありがとうざいました。

  2. 匿名 より:

    出目イカサマなんだよね。挑戦状はCOMのほうが、有利に進めてるから、まるで勝てない。というか、チートばかりやん。買う気が失った……。

    • タコッケー より:

      出目操作あるんですか!分かりません!
      筆者はCOM戦やったら逆に最後の最後でCOMが買い物しまくってくれて逆転勝利できました。
      運かもですね。

  3. 匿名 より:

    今作は出目操作はないでしょうね
    挑戦状も一発でクリアできたし、不自然な高額店回避などもないです

    • タコッケー より:

      出目操作ないんですか!分かりません!
      挑戦状は意外と何とかなりますよね。
      運かもですが。

  4. 匿名 より:

    普通に株で1発勝利したし何度も未購入高額店逃して中盤まで残ってたりしたから出目操作とかは無いと思う
    舐めプでゴールから遠いCPUを株の相乗りで勝利条件満たしてやったらチャンスカードで全員集合させられたのはビビったけどなんとか滑り込みゴールでした

    それにCPUが気に入らなかったとしてもオンラインフリー対戦があるしスタンプだけでのコミュニケーションでも多少の意思疎通は成立するところがあって割と楽しいよ、チャットとかもあれば最高なんだろうけどまあ荒れかねないし仕方ないよね…

    • タコッケー より:

      出目操作無いですよね!そう信じたいです!
      同じくギリギリゴールでした。
      オン対戦は暇な時間多いのがネックですね。
      チャットは欲しかったです。オン中心というより身内同士でやる想定なんでしょうね。
      現代に作り直すなら頑張って欲しかったポイントです。

  5. 匿名 より:

    Specialの時のスフィア的な機能は今回実装されないんだろうか、あれも中々楽しかったんだがな

    • タコッケー より:

      シリーズやってないので分かりませんが、過去作経験者には厳しい評価みたいですね。
      30周年ということもありますし、シリーズ最高傑作と呼べるものを期待したかったですね。