『ロストスフィア』体験版プレイ感想:フルプライスは厳しい内容

昨日から配信が開始されたスクエニのPS4、スイッチ向け新作RPG『LOST SPHEAR』の体験版をプレイした感想。

どんなゲーム?

『LOST SPHEAR(ロストスフィア)』プレローンチ・トレーラー

『LOST SPHEAR』はスクエニのJRPG専門の開発スタジオ「Tokyo RPG Factory」の第2弾となるタイトル。『いけにえと雪のセツナ』に続く「Project SETUNA」の新作で伝統的な古き良きJRPGを楽しめる。

体験版の内容

体験版は1時間ほどの内容でクリアデータは製品版に引き継ぎ可能。プレイした感想としては全体的に雰囲気がとても良い。ストーリーも期待できそうな内容だった。

雰囲気

本作でまず目を引くのは印象的なビジュアルと前作同様に繊細でノスタルジーを感じる音楽だろう。幻想的な雰囲気と音楽がマッチしており、それだけでRPGとしての期待が高まる。

前作同様にボイスをオフに出来る(デフォルトが「いいえ」なのでオフ推奨?)のでゲームの雰囲気を壊さずに物語に没頭できる。

戦闘システム

RPGとしての戦闘システムは前作同様『クロノトリガー』のATBをベースにしている。「刹那」システムも引き継がれているが『いけにえと雪のセツナ』との大きな違いはバトル中に「移動」が可能になったことだ。

『ロストスフィア』の戦闘では各プレイヤーの位置取りが重要となる。攻撃位置によって複数の敵をまとめて攻撃できたり、逆に敵の範囲攻撃・射程を警戒する必要もある。

しかし、こうしたシステムは飽くまで補助の範囲に収まっており、位置取りを気にしなくても通常のRPGとしても楽しめるバランスに仕上がっている。

ストーリー

ストーリーとしては突然ヒトやモノが真っ白になる「ロスト現象」を主人公が解決していく内容。

今作の世界観は「星の記憶」と「粒子」が結合することによって世界が形作られている。主人公はモノに宿る「記憶」を操る力を持っているため、ロストしたものを復元したり創り変えることが出来る唯一の存在であり、その力を使って世界を救っていく。

ロストした街や人は真っ白になってしまうのがビジュアル的にも印象的。

感想

サクサクとプレイできて雰囲気も非常に良く期待できそうな内容だった。しかし、本作にフルプライス(5,800円+税)を出せるかというと個人的にはNOである。

前作は20時間ほどでクリアできるボリュームだった。本作はインタビュー記事によれば約30時間、やり込みで40~50時間のボリュームとなっている。比較としてボリュームの増え方を考えると価格は妥当なのかもしれないがクオリティを考えるとどうしても割高感を感じてしまう。

現在であればTGSのセールでスクエニの『Nier:Automata』も 5,475円で購入できる。また、年末にかけて大型ソフトの発売ラッシュも控えている。この時期にフルプライスのRPGを買うには中々の覚悟が必要となる。

無論RPG好きの方には十分お勧め出来る内容となっており、狙っている層はRPG好きの厚い層なのだと思われる。個人的には発売後の評判を見てから購入を検討したい。

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