PS4『ドラゴンボールファイターズ』βテスト感想:最高のキャラゲー

2月1日に発売を予定している『ドラゴンボールファイターズ』のβテストをプレイした感想。

どんなゲーム?

『ドラゴンボールファイターズ』は2月1日に発売を予定しているPS4, Xbox One, PC向けの対戦格闘ゲーム。20を超える登場キャラクター、3Dモデルを使った超ハイエンドアニメ表現、アークシステムワークス開発の本格格闘ゲームとして話題になっている。

1月中旬にはオープンβテストが開催され主要キャラクターでオンライン対戦を楽しむことができた。

魅力

アニメ表現

本作がまず目を引くのはPS4のスペックを活用した2.5Dの超ハイエンドなアニメ表現だろう。一見するとアニメの1シーンと見間違うレベルのゲーム画面となっており、表現は『ナルティメットストーム』シリーズ同様のこだわり

本作はゲーム全般に徹底した原作(アニメ)へのを感じられる。対戦中の動きも3Dモデルを単に滑らかに動かすのではなく、アニメ特有のカクついた表現にあえて変更している。この演出もセンスが溢れていて操作していて心地よい。効果音もアニメそのままで攻撃モーション、フィニッシュシーンのカットも原作に準拠しており、徹底した原作再現は正直現在のアニメよりも良い出来。ここまで再現した職人技には敬意すら感じる。

また、本作は発売後、バトル中のBGMをアニメ主題歌に変更可能な有料DLCの発売も予定されている。この配信もアニメ「ドラゴンボール」が好きだったファンには堪らないサプライズだろう。

本格格闘ゲーム

徹底した演出も素晴らしいが、本作はいわゆる「キャラゲー」の枠には収まっていない。『ギルティギア』『BLAZBLUE』を開発してきたアークシステムワークス開発なだけあり、本格的な格闘ゲームとしても十分楽しめる。対戦はコンボ、ガード、投げと言った基本要素を抑えつつ3対3のチームバトルとなっており、戦況に応じてキャラクターを変更する駆け引きの戦略性も強い。見た目だけではないハイスピードの本格バトルも楽しめる。

初心者もプレイ可能

本格的な対戦を楽しめつつも格闘ゲームとしての敷居は決して高くはない。本作は攻撃ボタンを連打するだけで連続技が発生する「超コンボ」が用意されており、ボタンを連打するだけで玄人ゲーマーのような動きが簡単にできる。格ゲー特有の間合いの難しさもR2ボタンを押すだけの「超ダッシュ」で一気に接近可能なので、序盤のうちは適当にボタン連打するだけのチンパンプレイでも意外と勝てる。しかも見た目上コンボが超上手い感じなので操作していて気持ち良いし爽快感がある。

しかし、簡単なコンボプレイで勝てるのは序盤のうちだけでランクが高くなるほど読み合い、戦略が重要となってくる。コンボも用意された簡単コンボではなく、オリジナルの高ダメージを狙うコンボも必要となるだろう。格闘ゲーム初心者は入門しやすく、玄人は高みを目指すことのできる徹底されたゲームバランスは見事。格ゲー入門の1本としても楽しめる作品だと思う。

感想

ゲームとして予想以上に良い出来で非常に楽しめた。ドラゴンボールの格闘ゲームは名作が多いが本作も今後シリーズ化されると思う。バトルのスピード感、演出の格好良さ、格闘ゲームとしての奥深さどこを取っても申し分ない。強いて不安点を挙げるのならオンライン対戦のマッチングだろうか。1回目のオープンβテストでは全くマッチング出来ない不具合が続き、2回目でもマッチングまで数分を要する状態でマッチングまでの時間を潰すロビーでは暇つぶしの遊びをする様子も見られた。

製品版が発売する頃には負荷状況も変わり、改善されていると思うが格闘ゲームとしての成否を左右するオンライン周りは集中的に強化してほしいところ。ゲーム自体が素晴らしくてもマッチング周りが不満だらけで失敗するパターンも多い。

DBファンは購入してまず後悔しない出来であり、格闘ゲームファンも納得の一本だと思う。興味を持った方は是非購入してみて欲しい。

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