【PS4】フォートナイト感想:PUBGよりも面白い7つの理由

3月8日からPS4で日本語版の配信が開始されたPUBGのパクリゲー『フォートナイト』をプレイしてみた感想。

どんなゲーム?

『フォートナイト バトルロイヤル』 ローンチトレイラー – 日本 (無料で今すぐ始めよう!)

『フォートナイト バトルロイヤル』はEpic Games開発の大人気バトルロイヤルゲーム。ルールはシンプルで空飛ぶバスから100人が島に落下し、現地で武器を調達して最後の一人になるまで争い続ける。

基本プレイは無料でPC, PS4, Xbox One版が配信中。

魅力

『フォートナイト』は人気バトルロワイヤルゲーム『PUBG』が元になっている。しかし、本作ならではの魅力も多いのでまとめてみる。

無料

大きな違いは『PUBG』が3,300円で販売されていることに対して『フォートナイト』は驚くことに無料となっている。それも「基本プレイ無料」ではなく、「バトルロワイヤル」モードを遊ぶ分には全くお金が掛からない。課金によって解放されるのはPvE形式のストーリーモード「世界を救え」と強さに影響しないコスチュームのみである。無料なので友達を誘って気軽に始めることができ、ゲーム内容が気に入った場合のみ課金すれば良い。

また、PS4の場合は『モンハン』では「PS Plus」への加入が必須だったが本作はPS Plusへの加入も不要となっている。ネットにさえ繋がっていれば月額無料でオンラインプレイを楽しむことが出来る。

PS4

『PUBG』をやる上で最初の障壁は高スペックなPCが必要だったことだろう。Xbox One版も一応発売しているが、よほどのゲーマーでなければ「ゲーミングPC」「Xbox One」など持っていない。PUBGを始めるには事実上3,300円では済まない初期投資が必須だった。

しかし、本作『フォートナイト』はPS4版が配信されている。しかも、動作が非常に軽く初期型のPS4でも難なくプレイできる。その分、グラフィックの作り込みは甘いが方向性の違いだろう。ストレスは全く感じない。

『PUBG』は現在PS4向けのリリースはアナウンスされておらず、今後の配信にも期待できない。後述する問題だらけの『PUBG』よりも『フォートナイト』の方が気軽に楽しめる。本作で『PUBG』にも興味を持った方は本腰を入れてPCを新調するのもアリだろう。

チート対策

『フォートナイト』の魅力というよりも『PUBG』の問題点なのだが『PUBG』はチートが多すぎて現在まともにプレイできる状態ではない。開発チームも「チート対策」のため開発スケジュールに遅れが出ていることを発表する深刻な事態となっている。これは販売本数3,000万本を超える作品の定めとも考えられるが割合が多すぎる。

チート行為は遭遇するとやる気は削がれ、ストレスが溜まり「ゲームを楽しむ」どころでは無くなる最低の行為だと思う。運営としては『フォートナイト』の方がチート対策に力を入れている印象があり、現状はチーターも確認していない。コンシューマ版ユーザーが増えるに従って相対的にチート割合も減ることは間違いない。チートの心配なしにストレス無くプレイできることも大きな魅力だろう

建築・破壊要素

『PUBG』との「ゲーム」としての大きな違いが「建築・破壊要素」である。PVを見ても分かる通り『フォートナイト』では自由に階段・壁・足場などを建築できる。差別化するためのワンアイデアかと思いきやこれが超楽しい。チーム戦では協力して要塞を作り上げたり、個人戦でも襲われた際に周りに一気に壁を作って凌ぐこともできる。縦方向の移動も大きくなり『スプラトゥーン』のような立体的な戦闘も楽しめる。

また、建築に必要な素材は木や岩、建物・車などを「壊す」ことで入手できるのだがこのゲーム設計も見事。「バトルロイヤル」ゲームでは敵をいち早く見つけたほうが圧倒的に有利であり人の「痕跡」を探すことも大事になるのだが、本作では建築・破壊が行われた形跡からも足取りを追うことが出来る。また、建築・破壊時の音も重要な手がかりとなっており「素材が欲しいけど音は立てたくない」などのジレンマも生まれる。

このクラフト要素がゲームとしての幅を大きく広げている。上手なプレイヤーの瞬時に壁・足場を作って上から奇襲するテクニックなどは見ていて惚れ惚れする。「静的」な印象が強い『PUBG』に対して『フォートナイト』はこの要素で「動的」なゲームに昇華している。単なるパクリゲーではない。

武器のレアリティ

『PUBG』がガッツリ本気でやるゲームなのに対して『フォートナイト』は非常にライトな印象が強い。例えば『フォートナイト』では武器にレアリティが存在し、同じ武器でもコモン~レジェンドまで用意されていて攻撃力が異なる。この差はテクニックで十分カバー可能なレベルだが運要素が適度にあるのも毎回楽しめるポイントだろう。

テンポ

『フォートナイト』は1戦あたりのゲームテンポが非常に短く感じる。理由は先にあげた建築要素による「動的」なゲーム性だったり「音」の影響も強い。本作は何をするにも「大きめの音」が発生する。サラウンドヘッドホン利用者なら簡単に場所を特定できるだろう。そのため本作では籠城する戦法が向いていない。ある程度の生き残りをする上では有効だろうが、アグレッシブに移動して装備を整えたほうが勝てるように感じた。

1戦をサクッとプレイできることも『PUBG』には無い魅力だろう。プレイしていて神経がすり減り疲れを感じるような事もなかった。

未完成

武器バランスなどトータルでは完成度で『PUBG』に見劣りする部分もある。しかし、この未完成感もまた『フォートナイト』ならではの魅力ではないだろうか。『フォートナイト』は現在も早期アクセス版として提供されており、未完成の状態である。正式版がリリースされた『PUBG』と異なり、これからも進化し続ける製品を無料で楽しめるのは非常に嬉しい。

感想

なんちゃって『PUBG』なのかと甘く見ていたが非常に骨太で奥深いゲームだった。PS4版の提供、動作は軽め、ライト向け、無料など本家との差別化も完全にできている。独自のゲーム要素もゲーム性と噛み合っていて非常に面白い。こんな作品を無料でプレイさせて頂いて良いのか心配になる。

ちなみに「PSプラス」加入者向けに「PlayStation Plus記念パック」も配信されている。オリジナルのグライダー・コスチュームが手に入るので加入者は忘れずにDLしておこう。

本家『PUBG』は今後もアップデートが予定されているが、「チート問題」でかつての勢いは無くなってしまったように思う。対する『フォートナイト』はTwitchの視聴者数でも『PUBG』を上回るなどノリまくっている状態。日本語版のリリースを機に国内でも『フォートナイト』ブームが巻き起こることに期待したい。興味を持った方は無料なので気軽に「フォートナイト」の世界に飛び込んで欲しい。


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コメント

  1. 匿名 より:

    実際はPUBGと違って建築で地形の有利不利をどうにか出来るから
    初心者がまぐれ優勝は絶対に起こりえない
    上手い人にはどうあがいても運が良くても勝てないゲームなんだけどね

    • タコッケー より:

      コメントありがとうございます。
      建築による実力差があるからこそ動画配信が映える、上達を実感しやすいことも人気の理由かもしれませんね。
      ありがとうございました。