12月1日から公開となった実写版「鋼の錬金術師」の感想。SNS上での反応や原作との差異を本記事にまとめる。
途中ネタバレ注意。
どんな作品?
『鋼の錬金術師』は荒川弘原作の漫画。全27巻の累計発行部数は7,000万部を記録し、国内外にも多数のファンが居る超人気コミックである。
「等価交換」の概念や「死生観」、魅力的な「キャラクター」達が織りなす重厚な「ストーリー」等が高く評価され、アニメ化、アニメ映画化、ゲーム化、ノベライズ等が行われている。今回の実写映画は連載開始から実に16年を経ての公開。
監督について
本作の実写化にあたりメガホンを取ったのは実写版『ピンポン』「ICHI」実写版「あしたのジョー」で知られる凡才「曽利文彦」である。
『ピンポン』では松本大洋による最高の原作、クドカンによる脚本、窪塚洋介、中村獅童、竹中直人らの演技力、SUPERCARの名曲、唯一の持ち味のCG・VFXなどが奇跡的に組み合わさり第26回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞を受賞。その後は「ICHI」「あしたのジョー」の監督や3DCGアニメをプロデュースしたり、ドラマのCGを担当したりしている。要するに基本的に曽利文彦はCG屋さんで稀に監督もしている人。
試写会は阿鼻叫喚
そんな実写版「鋼の錬金術師」だが、事前に行われた試写会ではファンの阿鼻叫喚が渦巻いていた。試写会後の監督発言でも「海外ではブーイングも起こりますが、褒めて下さい」と拍手を要求していた模様。
#ハガレン感想
あくまで個人的な感想です。小学生の頃から大好きで人生のバイブルと思っていたので苦痛の2時間でした。2度と見たくありません。リプに続く pic.twitter.com/fMSCOEGTw5
— ぴーまん🍊 (@piman_yo) 2017年11月15日
#ハガレン感想
原作が沢山愛されているからこそちゃんとキャラクター達の思いは汲み取って欲しかった。「映画と原作を別のものとして見ればいい」という意見もあるけれどそれでは意味が無いのでは?監督さんも作品を深めたくて“ハガレン“というものを表現したのでは?— 白 (@MsbpS5PaWnwjLUo) 2017年11月22日
#ハガレン感想
試写会行ったけど制作陣の「原作に忠実」って言葉を鵜呑みにしちゃったからかダメージが大きかった。話はいいとしてキャラの改悪は進撃といい勝負。
ただ、確かに俳優ファンとか原作知ったかな人にはまぁ受けそうかな、とは思った(個人的な意見)。→続く— 神原妹 (@uguugu_7378591) 2017年11月24日
ステマ疑惑
そんな実写版「鋼の錬金術師」だが公開前にも関わらずYahoo!映画での評価が急上昇。内容もおかしな日本語が多く、ステマ疑惑がかけられている。
ハガレン実写の評価一晩で上がりすぎだろと思ったらお察し………中国人でも雇ったのかなあ pic.twitter.com/CAcq9NORf7
— 鳴上なごね🍼 (@Narug0d) 2017年11月18日
感想
公開初日、朝8時30分の1回目の上映で見てきた感想を述べる。
「人生過去最低の映画だった」
原作未読なら許せる部分も多いのだろうが、連載当時から何度も読み直している原作ファンにとって今回の実写化は喧嘩を売られているとしか思えない。「実写化のダメな部分の詰め合わせ」のような作品となっている。一つずつ解説してみる。
原作改変
原作ファンの逆鱗に触れるのは「意味のない」原作改変である。個人的には実写化・アニメ化に際し必ずしも原作に忠実に作る必要は無いと思う。しかし、改変は納得できる量・バランス・理由が重要となる。本作の原作との差異は下記の通り。
ネタバレを回避したい場合は読み飛ばすこと
- 開始1分で等価交換の法則無視
- 変性反応演出なし
- 錬成痕の概念なし
- 教祖が逃げるシーンからスタート
- 躊躇なく街を破壊するエド
- 「石獣」とかいう意味不明な錬成物
- オートメイル → 義手・義足呼ばわり
- ちぎれた服を錬成で直す(等価交換無視)
- 教主が街中で街人を人質に(ここでペテン師とバレる)
- 賢者の石(ハンパもの)が殴ったタイミングで取れる
- リオールにマスタング大佐(&ホークアイ中尉)が登場
- → 賢者の石を燃やす
- ウィンリィというか本田翼もリオールで登場
- 人体錬成に必要な「パワー」とかいうボキャ貧ワードを使う大佐
- 大佐とエドが終始喧嘩状態
- ハクロ将軍(小日向文世)とかいう同名の別キャラ
- ハクロ将軍がタッカーを紹介(意味不明)
- ヒューズ家にエド・アルも泊まる
- ヒューズの奥さんは妊娠設定に変更
- 唐突な真理の扉回想シーン(夢オチ)
- 人体錬成の母親は見た目ゾンビ
- タッカー家に付いてくる本田翼
- マスタングとヒューイが日本の公園で歩く謎シーン
- タッカーがドクターマルコーを紹介(意味不明2)
- マルコー家にも付いてくる本田翼
- アルフォンスを催眠療法するタッカー
- 真理の扉を知っているマルコー
- マルコー・エド・本田翼の3人の前に普通に登場するラスト
- マルコー死亡
- 賢者の石の錬成陣情報は普通に紙で手渡し
- 賢者の石について調べるのはエド一人だけ
- ヒューズ中佐の執拗な「友達だよな?」発言
- ブラッドレイ不在
- 第5研究所でのエドVSアル
- を見守る本田翼(青春編)
- タッカー以上の回数(10発以上)アルを殴るエド
- エドが「常に」自分を攻めてることになっている(「恨んでいるんじゃないか?」はオートメイル治療(幼少時)の話)
- 外部から電話をかけた際の声が自動音声(→ 音声認識が無い時代&軍がやべえ、の部分が伝わらない)
- ヒューズ以降は全て改変なので省略…
正直原作と共通部分を幾つか挙げて後はすべて「オリジナル」で済ましたほうが早いレベル。特に改変が目立っているのは「タッカー」「ハクロ将軍」関連の部分。完全に話をまとめるためのコマ扱いされている。この脚本力・構成力の無さが曽利文彦の限界だと思う。
また「賢者の石」「真理の扉」も言葉を多用し過ぎで概念を全く理解できていない。「石」に関して精通しているのはマルコーだけで、師匠を出さない時点で「真理の扉」の下りは諦めるべき。何よりヒューズ以降、ラスト復讐完結までやるのは無理があり過ぎる。
本作は「原作改変」という域を遥かに超えており、原作の美味しい部分は頂きつつ組み立ててみました感が丸出しとなっている。原作ファンとしては原作を食い物にされている気がして非常に腹立たしい。美味しい部分もちゃんと描くならまだしも「チープな人間ドラマ」に落とし込む最低な改悪。エドにアル殴らせて「これが青春!仲直り」な流れは見ていて寒気がする。
CG技術の多様
結論から述べると曽利文彦は「映画」を作りたいのではなく「CG」を使いたいだけである。だから人体錬成シーンは無意味に台風的なグルグル演出入れるし、人形兵を出したのも「こんなの出来ますよ」とアピールでしかない。そもそも原作の人形兵は『バタリアン』的な勢いで走り、飛び、噛み付いてくる。そこまでCGで動かすのは手間だったのだろうが、やるならとことん頑張って欲しい。「原作の再現 < 自分の表現」なのだろう。
マスタング大佐の炎についても異議がある。シーン毎に大佐の炎の演出が明らかに変わっており、後半のシーンでは大佐の指から火炎放射器のような勢いで炎が吹き出していて笑える。原作を本当に読んでいるのなら大佐は「酸素濃度の調整」→「発火布のこすり合わせ」→「火花が発生」→「引火・爆発」という流れは分かると思うのだが何故、火炎放射指にしてしまったのだろうか。
というか来場者特典の「0巻」のインタビューで
曽利「日本映画史のなかでハリウッドに追いついたのはアルからだ、と言われるのは間違いないんじゃないかな。」
とか言っているが思い上がりも甚だしい。CGに時間と金を掛けすぎて美術全てがチープになっている。賢者の石もどう見てもプラスチックにしか見えない。映像全体に魂を捧げる「映画監督」と「CG屋さん」の圧倒的な意識の差が表れている。
キャスティング
ネットではジャニーズ起用が叩かれることも多いが本作での山田涼介は頑張っている方だと思う。むしろ問題はウィンリィ役の本田翼。劇中の言動や挙動全てが「本田翼」を見事に演じきっている。勘弁してくれ。小日向文世はどう見てもヨキにすれば良いのに「ハクロ将軍」はおかしい。マスタング大佐役のディーン・フジオカは演技力の低さで有名だが、今作の大佐は原作とは性格が異なる別人と考えれば悪くない。ホークアイ中尉役の「蓮佛美沙子」はキャラと全く合っておらず、表情も銃の構えも酷くて完全に別人状態。逆に良かったのは前述のエドとショウ・タッカー役の大泉洋、あとはドクター・マルコ役の國村隼はマルコーには見えなかったが相変わらず良い演技。
演技自体は前評判ほどには酷くないレベル(本田翼を除く)。パっと見は視聴に耐えうるレベルにはなっているが、昨今のジャンプ原作のハイレベルな実写化と比較すると残念過ぎるキャスティングなことは間違いない。
SNSの感想
Twitter上での感想は下記の通り。
『鋼の錬金術師』
〈20点〉
ハガレンの感想など、うんこ! で済ませられますが箇条書きで。
・戦闘がターン制
・名言のみで話すキャラたち
・アルの出番皆無
・大泉洋の方が出番ある
・てか、エド以外の出番ない
・無駄なオリキャラ
・名シーン繋げただけの脚本
・ありもしない次回作展開
・うんこ pic.twitter.com/fYC7yKB15b— えいたつ (@kajiyamaeita) 2017年12月1日
FA二周した男の実写鋼の錬金術師感想
「キャラ数抑えて可能な限り無難な終わらせ方してると思ったし、酷評されるほどでもないと思ったけど、やっぱ後半はそれなりに酷いと思った。
わざわざこの映画見るなら原作かアニメ見直した方が絶対に良い作品」です— ふぃんく (@tairuru1) 2017年12月1日
ハガレン観終わりました。
特に感想などありません。
強いて言えば、鋼の錬金術師だと思ってたらゾンビ映画だった。
現場からは以上です。— 千臣@ザム3💥12 (@_kazuomi_) 2017年12月1日
取り敢えず非道い。
感想?
鋼の錬金術師という作品を使って何がしたかったんだろう?とおもいました。— 風@視界はALL CLEAR (@otompiku) 2017年12月1日
鋼の錬金術師、原作好きとしてはやっぱオール日本人無理があると思ったのが正直なとこだけど原作とは別物として見れば普通にアリだと思いました(感想文)
— ぷう (@humetan) 2017年12月1日
監督の力量不足
本作失敗の要因は単純に監督の力量不足だと思う。明らかに曽利文彦は映画監督の器ではない。会話シーン一つをとってもセンスが無いし、1カット1カットに魂がこもっていない。CGシーンだけ自身が納得出来るものを作っているため、チープな美術がより目立ち作品全体に悪影響を与えている。
脚本力も正直どうしようもない。あの素晴らしい原作をどうやったらここまで悪く調理できるのかと疑うレベル。改変で良い方向に転んだものは無いし、初見には何のことか分からず、ファンには失礼過ぎる内容となっている。この作品は誰に向けて作った映画なのだろうか。改悪だらけなので「ファン向け」では明らかに無い。派手なCG映像で興味を持ってもらって原作に誘導したいのだろうか。メディアミックスは全てがクオリティが高くないと共倒れしたり「黒歴史」扱いになってしまう。
ジャンプ作品の実写化で『ジョジョの奇妙な冒険』や『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』がヒットしているのは、監督の三池崇史、福田雄一が実力のある映画監督だからである。実写製作においても集英社としての「原作ファン」を大事にする姿勢が汲み取れる。スクエニにとって最高級の題材だった『鋼の錬金術師』をここまでチープに仕上げてしまったのは非常に勿体無い。こんなことなら素直に海外に版権を渡しておいたほうが良かったと思う。ついでに言わせてもらうと実写の劇場版に「0巻」を付けるのは最低の所業なので(続編をやるとしても)今後一切やらないで欲しい。
以上、思ったことを一通りまとめてみた。正直原作ファンは「0巻」だけ貰って見ない方が幸せになれると思う。またはネタとして割り切って見に行き「改変」部分について見た後に話すのも良いかもしれない。ただ、朝1の上映では50人ほど入っていたが途中で3人ほど耐えきれなくなったのか途中退出していた。それほど本作は原作の思い出を汚される危険性が非常に高い。是非上記の情報を参考に観に行くかを決めて欲しい。
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コメント
蓮佛美沙子のおっぱいに注目して見て下さい
きっと、少し評価が上がると思いますよ!
しかし、無理やり出番を作ったかの様にどこまでもついてくる本田翼はいらなかった
名無し様コメントありがとうございます。
確かに服装的にも目立ってましたね。そこは評価しています。
ばっさーは政治的な都合と脚本的な都合が両方ありそうです。
穴埋め方式で間に合わせるからこんな事態になってしまったのかと。
ありがとうございました。
そんなもんにしか興味ない奴だったら最初から盗撮して違法アップロードしてると思う
↓
蓮佛美沙子のおっぱいに注目して見て下さい
きっと、少し評価が上がると思いますよ!
三池と福田が実力のある映画監督ってギャグですよね?
コメントありがとうございます。
どのレベルの監督と比較しているのか分かりませんが、実力は確かだと思いますよ。
三池に関しては当たりハズレが無茶苦茶あります。クソみたいな作品も多いです。
ただ、両監督ともに「三池ワールド」「福田ワールド」を作れているあたりは監督としての実力は間違いないです。
視聴者にとって監督名と世界観が一致する時点で向こうの勝ちです。
ありがとうございました。
オール日本人でも世界B級レベルのCGでも構わんから
オリジナル脚本にして世界観を楽しめる映像にすりゃ良かったんじゃないかね。
アメストリスの日常風景をメインに据えつつ、横でちょっとした騒動がーって感じで。
まぁそれならミュージカルで良くね? ドラマCDで良くね? となりそうなのがw
しっかし冒頭の教祖の話はどうしようもなかったなぁ。
なんで信者の民衆を人質にしたんだろうか。
民衆に対してエドは信仰の妨げを企てる異教徒だとか言って煽れば
教祖が余裕で完封できたろw ほんとひでぇ映画だったわ。
UNK映画さま、コメントありがとうございます。
オリジナルなら全然許せるレベルですよね。
本当に冒頭から「あ、これダメだ」感満載で酷かったです。
原作要素の使い方が下手すぎて教祖関連も正直映画ではやる意味無いんですよね。
期待してませんでしたが覚悟していた以上に残念な出来でした。
ありがとうございました。
ジョジョも駄目だったと思います
コメントありがとうございます。
実写化自体が駄目だったという観点では同意です。
しかし、実写化したケースとしては十分良い出来なのかと。
他監督に任せたらハガレン同様酷い有様になったと思うので。
集英社は「原作ファン」を大事にした映画・アニメ作りを志しているとは思います。
代案として「この監督なら」という方が居れば是非知りたいです。
ありがとうございました。
はっきり言って気持ち悪いです
ハガレンなんて原作からして駄作なのにここまで口汚く実写を罵れる神経を疑います
何より荒川弘が人気小説のアルスラーン戦記のコミカライズで改悪とオナニーを繰り返し駄作に叩き落としたことを考えたら全く同情できません
通行人さま、コメントありがとうございます。
全体的に荒川弘アンチ感溢れてますね。
感情的なコメント過ぎて同意しかねます。
ハガレンが駄作と言う人は初めて見ました。
原作は間違いなく面白く価値がある作品だと思います。
アルスラーンは原作の方が面白いんですね。
ただ、その件と今回の実写映画の件は全く別物ですね。
今回の実写化でダメージを受けているのは作者ではなく、原作ファンです。
そもそも荒川弘原作漫画を好きなやつに同情ができないという極論を述べているのなら別ですがコメントの意図がわかりません。
本投稿記事はタイトルの時点でネガティブな意見の感想記事ということは分かると思います。
映画の擁護をしたいのならまず映画を観た上で反対意見を述べるべきで、単に作品に対して批判的な批評をするなという趣旨ならブログを読まなければ良いだけです。
とはいえ感想記事読んでいただき、コメントまで頂けて有難いです。
ありがとうございました。
どうでも良いんだけど、人気キャラであるヒューズをヒューイと平気で誤字るにわかに、あたかも原作ファン側にいるかの様な立場で批評されるのは、いちハガレンファンの身としてこの実写映画以上に腹立たしいという事だけは伝えておきたい
当然、そこに気付かないコメント勢も同罪
実写映画を叩くのは結構だし、気持ちは分かるからこちらとしても擁護する気は無い
が、キャラの名前を間違えるのは原作、作者、ファン、全てに対して喧嘩を売る様なものであり、特に重度のファンからすれば万死に値する愚行であるという事は理解してほしい
その上で、そんな初歩的な事にも気付かない管理人さん、及びコメント勢には、今後はなるべくならハガレンには関わらないで欲しいと思う
コメントありがとうございます。
誤字指摘ありがとうございます。気づきませんでした。
参考用に直さず残しておきます。
しかし「誤字=ファンではない」という論旨は謎で典型的な揚げ足取りだと思います。
5000文字超の記事を3時間で書けば1つくらい誤字も出ます。
他のコメント者まで叩く姿勢は謎ですが一体何と戦っているのでしょう?
内容も誤字指摘以外に内容が伴っていません。
また、実写映画公開後2ヶ月以上経ったタイミングでコメントを寄せている辺り、貴方もファンと言えるのでしょうか?
「今後」の話も出ていますが実写の内容を見た上で「今後」の展開を期待している人は居ないと思います。
典型的なマウント米興味深かったです。ありがとうございました。
コメントに誤字許さんガイジいて草
実写化はもうやめたほうがいい
コメントありがとうございます。
実写化で原作ファンが得する例ってまず無いですよね。
新規層が増えて知名度が上がることがメリットでしょうか。
古い作品ならブームが再加熱する等、良い面もあるかもしれません。
原作無視で低クオリティ・安直な実写化には反対という趣旨の記事でした。
ありがとうございました。
>思ったことを一通りまとめてみた。
素直にいい批評だと思います。
ツイッターやどっかのレビューサイトにあるような
数十文字から2、300文字程度の
次元の低い思い込み主観感想文に比べりゃ
100億倍も有益な情報です。
全然関係ないですけど(他の人のコメントのレスより)
>5000文字超の記事を3時間で書けば1つくらい誤字も出ます。
これはスゴイですね。このクオリティで
このコンテンツの生産性は誰にでも出来ることじゃないですよ。
TEST様、コメントありがとうございます。
文字量は中身さえ伴っていれば有益性に関する明確な指標になりますよね。
批判記事に対する批判をコメント欄でやるのは愚の骨頂だと思います。
「違う!ここが素晴らしい!」と擁護記事を別途書くしか無いです。
実写版ハガレンは国内最速でレビューしようと思い気合が入ってましたね。
劇場内で上映中にノートのメモ取りながら観ていました。
ありがとうございました。
私が思うにこんな映画を作ることが許される現状が一番狂っていると思います。
誰かがnoって言えないんでしょうかね。こんな作品を作ってもまだ監督の座にいることがすごく腹立たしく感じます。本当の原作愛を持っている人ならばこんな作品は作れないでしょう。あなたの言う通りただ実写化すれば金儲けになる、おまけに監督の好きなようにねじまげられた作品だと思ってます。
えーす様、コメントありがとうございます。
映画は予算を集める委員会やプロデュース、プロモーションの観点的にも企画が走り出した時点で止められない部分はありますね。
実写化自体にNoを突きつける最高権限を有しているのは原作者であり、キャストや監督に対する要求を行わなかった荒川先生の問題もあると思います。
記事にも述べた通り本作の監督はCG屋さんなのでしょうがないです。
0巻商法もありましたし儲かったんでしょうね。
ありがとうございました。
そもそも西洋系の物は海外、中華系の物は中国、日本系の物は日本でそれぞれ実写化すればいいのですが、基本的に日本のsfやファンタジー、バトル系の漫画は金髪やオレンジ髪や青髪、ピンク、名前がカタカタと西洋人系の人物が普通にいること。超能力がリアルさを追求して描写したために細かくてCGでの表現が難しい。登場人物の心情が一般人のそれとかけ離れて表現できない。といった特徴があるからだと思います。もともと漫画かアニメでしか表現できないものを実写化するにはかなりの力量がいるし、またそれに加えて商業映画として仕上げる必要があるので演出や脚本、配役も考えないといけないわけですがそこまでできないのが現状かなと思います。時代劇とかギャグ系ならなんとかなるかなと思います。
たかし様、コメントありがとうございます。
予算やプロモーション等の都合から日本の作品を海外資本で実写化するのは難しそうですね。
実写化で成功している作品は殆ど国内を舞台にしてますし「テルマエ・ロマエ」レベルで割り切らないと厳しそうですね。
心情表現に関しては尺の問題のほうが大きそうです。10巻以上の内容を2時間にまとめることもザラですし。
今作に関してはCG技術の表現という観点では十分だったはずです。
監督の力量のほうが問題でした。
ありがとうございました。
はじめまして。先日「シャンバラを征く者」を久しぶりに観まして、ハガレンに対する熱が再燃した者です。ハガレンに関するサイトを色々と探していてこちらを拝見致しました。私自身実写版ハガレンは観ていないないので少し興味があったのですが、貴方のレビューを見て観る気が失せました(;^_^A いや悪い意味ではなく、クソ映画で気分を害さずに済んだという予防的な良い意味です。私が貴方のレビューを見て感じたのは、やはり監督とキャストは大切なんだなぁということです。そういう意味では大泉洋さんや佐藤隆太さんは他のドラマや映画作品に多く出演されていますから良い演技を、あるいは良い雰囲気を出されていたのではないでしょうか。他にもハガレン好きの俳優・女優さんだったら原作キャラに似ている似ていないはともかく、熱のこもった良い世界観を作ってくれたのではないだろうかと素人ながらに考えました。
最後に、論理的かつ簡潔でわかりやすいレビューをありがとうございました。
クマ少佐様、コメントありがとうございます。
拝見頂きありがとうございます。
間違いなく原作ファンは観なくて良い作品です。
「好き」にも程度もありますし、本田翼は「にわか」で只のファンです。原作愛があるなら断るなり、金髪に染めるくらいしてきたはず。
一部俳優陣は頑張っていただけに監督が残念です。
ありがとうございました。
漫画の実写化ってやりやすそうだもんな。
以下妄想注意
出資者に「こんな面白い原作があるんです」と原作漫画渡す。
出資者よく分からんorこの原作漫画なら!と金だけ出す。
脚本原作レ○プした挙句オ○ニーで白濁液まみれにして公開。
原作ファン激怒!
こんなイメージなんだよなああああ(あくまで個人的なイメージ
ちょっと通りましたよ様、コメントありがとうございます。
漫画実写化がやりやすい理由は説得力だと思います。
原作の売上が〇〇だから、~巻までをこの予算で、このシーンはCG、〇〇役は~など圧倒的に完成図がイメージしやすい訳です。
興行収入ベースの話にも説得力が生まれ、プレゼン資料も作りやすく企画が通りやすいことが最大の理由でしょうね。
原作者も容認しているので一概にどこが悪いとは言えない気もします。
ありがとうございました。
原作まったく知らなければそれなりに見られた気もする。
金髪なのに眉毛黒で肌がアジア系とか軍の制服安っぽいとかそういうのも色々あったけど笑
まあ、原作知らない人はそもそも見ないだろうからなぁ
しかし制服の安っぽさ何とかなんないのかねぇ。
ぽっぽやの高倉健が着てた制服みたいなかっこよさは出せないのかねぇ・・
あーむすとろーんぐ様、コメントありがとうございます。
原作知ってると尚の事辛いのはありますね。
知らないとしても「高評価」にはなり得ない感じでしたが。
制作費の大半がCGに注ぎ込まれたんですかね。
セットも衣装もチャチで酷すぎました。
映画の大スクリーンでの視聴に耐えうるクオリティを画作り的にも頑張って欲しかったですね。
ありがとうございました。
脚本、監督の力量以前に無理なんだよなぁ・・・
ハガレンが最低限良いと言える形で2時間に収まることはあり得ない
しかも実写でやると言うのだから信じられない
実写化を企画した人の神経を疑う
ハガレンに関しては脚本・監督の力量の問題です。
あの内容で尺を伸ばして3部作でやったところで誰も納得しないでしょう。
『銀魂』のような長編作品も切り取りと原作愛次第でヒット作に化けます。
ハガレン自体が実写化に向いていない点は同意ですね。
ありがとうございました。
冒頭15分程度であぁ。ってなった。
仕方がないが。
見ていて謎だって思ってのは
・グラトニーの食べてた肉
・死ぬ寸前マルコーが急にエドを信頼する
・山田叫びすぎ。
・ヒューズ最後の言葉が「エロい」って聞こえた
まだまだあるけどもうわからんわ。
久しぶりにゴミを見た。
コメントありがとうございます。
悪い作品は開始数分で察することが出来ますよね。
小道具など細かい部分を見ても原作に理解があるとは到底思えません。
脚本の酷さも当然ながら「映像作品」としても素人レベル過ぎます。
来場者特典が無ければ見に行く人も殆ど居なかったと思います。
ありがとうございました。
全体的に言えばクソ。
ほんそれ
ハガレン実写映画マジで完結までやるってよ!
しかもスカーで一本、約束の日で一本だって!どう考えても尺足りねぇしキャストにスロウスとグリードおらんのだが?
劇場特典のために最初の映画見たけどありゃ見る拷問だな!金輪際やめてほしい
この記事でもあの映画のクソさの1/10すら書かれてない
唯一の救いがあるとすればB級映画好きの原作者である荒川弘先生が楽しんでることだな
完結編スカーまで観て、こちら読み直しました。改めて第一弾は酷かったですね…
役者の演技力に関しては、やや受けた印象は異なります。映画全体を通してこの方の映画は動きが非常に少ないです。故にカメラワークもチープになり、よく言えば役者の表情や声に注目が集まる、悪く言えば頼りきりになっている印象でした。その方がCGは映えるのでしょうが、それこそターン制のような画面の移り変わりの中で演じ、観るものを圧倒する力量は、國村さんや舘さんほどの場数がないと無理でしょう…
ハクロ将軍らへんはもう論外なので深くは触れません。ただ脚本力が無かった。
更なる失敗は、豪華役者陣の時間的都合とCGに莫大な予算を注ぎ込んだせいで疎かになった、殺陣シーン等のチェック・撮り直しの欠如、裏方の人員不足による臨場感の低さな気がします。
要するに実写化失敗うんぬん以上に、映画作りの実力不足では…ごめんなさい映画に関わった事は皆無です。通りすがりの舞台好きからの戯言です…
でも2作目の改編の仕方は少し大人しくなってるし、今度こそディーンさんと本田翼さんがチープに見えちゃうくらい周りの演技が素敵なので実写化好きにはお勧めです。