『シノビマスター 閃乱カグラ』感想:シリーズの魅力を排除した理由

本日からサービスが開始された『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』をプレイした感想。

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どんなゲーム?

シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」は人気アクションゲーム『閃乱カグラ』シリーズを題材にしたスマホ向けゲーム。シリーズお馴染みの少女たち20名に加えて、本作オリジナルの3名の忍集団も新たに参戦。スマホ史上最胸のオールスターバトルとなっている。

良い点

グラフィック

本作最大の魅力はスマホ向けとしては健闘しているグラフィックだろう。『閃乱カグラ』シリーズが元々携帯機向けに展開されていたことを考えると、グラフィックのクオリティは郡を抜いている。特に戦闘は5対5以上が入り乱れる形で3Dモデルがヌルヌル動く。グラフィック・演出に関しては最近のスマホ向けアプリとしては満点の出来と言えるだろう。

悪い点

正直良い点はグラフィックだけである。本作は魅力以上に残念な点が目立つ。一つずつ解説していこう。

つまらない

ゲームとして致命的なのだが純粋につまらない。本作はスタミナ制が採用されており「忍務」に挑戦しバトルを繰り返す内容となっているのだが、このバトルがつまらない。バトルは基本的にオートで進行し、プレイヤーに委ねられるのはスキル(忍法・秘伝忍法)の使用タイミングのみである。実際には使用タイミングによって「リンクスキル」が発生したりするのだが、序盤はオートで眺めているだけでバトルが完了する。

『DOAXVV』ではスキップ機能が利用でき、『東京ドールズ』ではタイミングアクションが重要だった。本作のじっと眺めるだけのバトルは「クソ仕様」というほか無い。せめてスキップ機能を付けるなり、バトル評価によって報酬を変えて欲しい。オート機能そのものが悪いのではなく、手動操作によるメリットが存在しない事が問題だと思う。

ガチャ確率

ゲーム性がクソでもガチャ次第でソーシャルゲームは面白く感じられる。しかし、本作はガチャのレア排出確率が非常に渋い。最高ランクのSSRが排出される確率はピックアップSSRと通常SSRを併せても僅か3%。その中からお目当てのキャラの水着SSRを狙うとなると確率は0.25%となる。

一番最初のガチャのみ何回でも引き直し可能なのだが、最初のガチャで排出されるSSRは4種類のみで水着SSRは含まれていない。リセマラは狙いのキャラのSSRが出るまで数十分間粘った上でたった6回のガチャに掛けるというリセマラは絶望的な仕様となっている。

『閃乱カグラ』がキャラゲーである以上、推しの女の子はプレイヤーによってバラけている。にも関わらず狙いの女の子を狙いづらいガチャ仕様は悪手だと思う。せめて最初は石をばら撒きまくってプレイヤーを気持ちよくする配慮が必要だった。ライトプレイヤーの中には偶然SSRが出たから続けるという人も少なくない。確率を絞り始めるのは後半にしておいて序盤は確率をもっと緩めるべきだと思う。

規制

Appleの性的な表現に対する規制の厳しさは有名である。過去にも露出度の高い絵が修正される事件があった。本作もスマホ展開に合わせた形で全年齢向けな仕様に変更されている。

本作は乳揺れ、服破れ、チラリズム等のお色気要素が徹底的に排除され、シリーズ作品としての魅力が完全に失われてしまっている。スローライフの無い「どうぶつの森」も酷かったが、本作はそれ以上に残念な仕上がり。肉の無いハンバーガー状態となっている。

唯一魅力を感じられたのは敵を倒した時の撃破演出。表情は良いがシリーズ作品のように「濡れたり」「脱げたり」「破けたり」が無いので魅力は10分の1以下である。

感想

CERO 「D」(17才以上対象)の限界に挑んできた『閃乱カグラ』のシリーズ作品としては「無難」な形に仕上げた良く見るソーシャルゲームだった。好感度上昇で「おさわり」が可能になるという情報もあるが、序盤プレイ時点ではゲームとしての魅力を感じられない。「東京ドールズ」「シノアリス」同様にリリース後の失速は激しいと予想される。

これだったら開発当初の「アクション寄り」の内容のほうが良かったのではないのだろうか。本作はソーシャルゲームとしてあまりに無難に収まり過ぎ、ガチャ確率の低さも相まり継続してプレイするモチベーションを保てない。「ぱいコン」を採用し白猫の亜種的なゲームだったら注目度・話題性はもっと高かったと思う。

ゲーマーとしては下手にソーシャルで儲けて、コンソール版が疎かになるよりは素直に失敗して欲しいところ。来年2月22日『閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-』のHD版『閃乱カグラ Burst Re:Newal』も発売する。アプリで『閃乱カグラ』シリーズを知った方は原点であるこちらも是非チェックしてみて欲しい。

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