DMMから低価格4Kディスプレイ再び!スペック・価格比較してみた

株式会社DMM.comから2016年に発売した4Kディスプレイの後継モデル「DKS-4K55D」「DKS-4K65D」が発表された。圧倒的な低価格はそのままの新モデルのスペックを比較してみる。

概要

DMMディスプレイ第2弾として販売されるのは4K解像度に対応した55インチ・65インチディスプレイ。2016年11月に発売した50インチ/65インチ4Kディスプレイ(DME-4K50D/DME-4K65D)の後継機に当たるモデルで超低価格・4K仕様はそのままにサイズ・仕様が刷新されている。

価格

気になる価格は55インチ 4Kディスプレイ「DKS-4K55D」が73,800円。(税込79,704円)

65インチ 4Kディスプレイ「DKS-4K65D」が138,000円。(税込149,040円)

価格.comにて同様に4K仕様・55インチのモデルで価格が下回るものはジャパンネクストの「JN-VT5500UHD」のみ。65インチモデルにおいては市場最安値となっている。(2018/3/5現在)

スペック

価格の安さから気になるスペックだが簡単な紹介としては下記の通り。

  • 4K/60p対応
  • HDMI入力×3
  • チューナーなし
  • スピーカーあり
  • HDR非対応
  • 保証期間1年

4K対応の低価格モニターとしては十分な機能を有していると言える。注意点としては飽くまでTVではなくディスプレイなのでTVチューナーが内蔵されていない点。TV番組の視聴にはBDレコーダーやnasne+PS4などチューナー内蔵機器を接続する必要がある。

スピーカーは内蔵されているものの音質にはまず期待できない。これは現在発売されている大画面TV全般で共通する問題なので別途スピーカーバーを用意すると良い。

また、HDR非対応なこともリッチな映像を楽しみたいユーザーには残念なポイント。とはいえ現在所有するHDR非対応の映像で満足している方は気にする必要もなく、低価格でお手軽に大画面の映像を楽しみたい方向けのモデルと言えよう。

前モデルとの比較

DMMの低価格4Kディスプレイ第2弾とのことで気になるのが前モデルに比べてスペックがどう変わったか。前モデルではスペックの誤表記と補償・返金騒動も大きな話題となった。今回のモデルと前モデルの仕様を比較してみよう。

50・55インチモデル

DKS-4K55D(新型) DME-4K50D(旧型)
価格 73,800円 59,900円
画面サイズ 55 50
パネル種別 VA AMVA
明るさ 330cd/㎡ 300cd/m²
コントラスト比 3000:1 4000:1
入力端子 HDMI×3
USB×1
コンポーネント×1
HDMI×4
USB×1
コンポーネント×1
出力 イヤホン×1
光デジタル×1
イヤホン×1
光デジタル×1
消費電力 175W 130W

見ての通り50インチ台のモデルは画面サイズ自体が異なっている。そのため価格にも差が出ており、旧モデルのような割安感を感じられない。5インチの違いは計算上「横11cm」「縦6cm」の差が出てくる。この違いと価格帯をどう捉えるかで改良・改悪の判断が分かれるところだが個人的にはコスパが幾分か悪くなった気もする。2017年6月に旧モデル売り飛ばしで1万円値引きされた「49,900円」になっていたことを考えても7万円台の価格設定は残念。とはいえ市場価格を考慮すると依然安いことは間違いない。

パネル種別は同じVA系なので違いはあまり感じられないはず。輝度・コントラスト比も若干異なる。気になるのは入力端子のHDMIが1つ減って3つになったこと。HDMI入力を複数備えるHDMIスピーカーを持っていれば気にならないと思うが、単体で使うには少々心配。PS4, Switch, TVスティック, BDレコーダーの接続を考えると4つは欲しい。

65インチモデル

DKS-4K65D(新型) DME-4K65D(旧型)
価格 138,000円 159,900円
画面サイズ 65 65
パネル種別 VA IPS
明るさ 330cd/㎡ 300cd/m²
コントラスト比 3000:1 1200:1
入力端子 HDMI×3
USB×1
コンポーネント×1
HDMI×4
USB×1
コンポーネント×1
出力 イヤホン×1
光デジタル×1
イヤホン×1
光デジタル×1
消費電力 198W 180W

65インチモデルは画面サイズは維持したまま価格が21,900円安くなった。ちなみに旧モデルは新モデル発売に備えてか2017年7月には「99,800円」に値下げされていた。当時の投げ売り価格と比較してしまうとお得感は薄れるが、同サイズのモデルの価格帯を考えてもコスパは非常に高い。

大きな変化はパネル種別がIPSからVAに変わったことだろう。IPS方式は視野角には強い反面、コントラスト比が弱い。スペック的にも黒色表現に関しては新モデルに軍配があがる。色調表現に関しては実際に比較しないと分からない。

感想

圧倒的な安さで大きな話題となったDMMのディスプレイ第2弾ということで今回も魅力的な価格となっている。チューナーを内蔵せず、最低限の機能で低価格を実現する方針は非常に好感が持てる。今後、4Kテレビ商戦でしのぎを削る各メーカーも同様の方式を取り入れて欲しい。

今回の新モデルで55型とどちらかで言えば65型の方をお勧めしたい。画面の大きさは過去記事にもまとめたが大きければ大きいほど良い。大きいテレビを買って後悔することはまず無いと言える。

前回記事でテレビ台画像を使ったのでTVの画面サイズに関する持論を紹介。 大画面液晶テレビは安い 昨今の大型液晶テレビの低価格化競...

今回のモデルも発売後すぐ品薄になることが予想されるので気になる方はAmazonでポチってみて欲しい。

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コメント

  1. 名無し より:

    前回10万で売ってたのに14万で買うバカおらんでしょ。信頼できるメーカーならまだしも