行政の本気「ストリートファイター佐賀」コラボが成功する3つの理由

1月11日、90年代に一大ブームを巻き起こし、シリーズ30周年を迎える国民的格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」と佐賀県のコラボ「ストリートファイター佐賀」が発表された。大ヒット間違いなしの3つの理由をまとめる。

概要

「ストリートファイター佐賀」は佐賀県の情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」企画の一つ。過去にもゲーム・アニメとコラボした下記の企画を実施している。

  • 佐賀×サガ=「ロマンシング佐賀
  • 佐賀×スプラトゥーン=「Sagakeen(サガケーン)」
  • 佐賀×おそ松さん=「さが松り ~佐賀も最高!!!!!!~」
  • 佐賀×ユーリ!!! on ICE=「サーガ!!! on ICE
  • 佐賀×ロケット団=「ニャース気球 佐賀襲来!~気球の街でサガせ! ロケット団員1000万人!!~」

企画名だけでも面白い上に上手くブームに乗った天才的なコラボが続いており、今回も「俺よりがばい奴に会いに行く」等ネタ満載のコラボとなっている。

ヒットの理由

サガットが主役

今回の企画の天才的な点はあえて『ストリートファイター』シリーズの主人公「リュウ」を前面に出さず、ライバルである「サガット(=佐賀ット)」を主役にしている点だろう。リュウのライバル候補は他に「豪鬼」「ベガ」「ケン」も居るが、佐賀県では映画のロケ地に使われた関係でタイ人観光客が増えている。同じくタイ出身でビジュアル的・ネタ的にも最適な「サガット」と佐賀が掛かっていたのは奇跡という他無い。また、ストリートファイター30周年のタイミングでしっかりコラボしてくる着眼点も素晴らしい。

公式絵

『ストリートファイター佐賀』の「佐賀ット」という時点でも十分パワーワードなのだが、衝撃度を加速させているのはコラ画像としか思えない公式絵だろう。佐賀県を象徴する名物、特産品、商品を無理やり埋め込んでリュウが一番奥に小さく描かれている構図が素晴らしい。ネタ感満載のこの絵だけでコラボ商品が欲しくなる。

本気度

コラボ商品、そして公式サイトも並々ならぬ本気度が垣間見える。この手のコラボで失敗する典型パターンはファンを大事にしない安直な商品を出すケースである。描き下ろしじゃない公式絵をそのまま缶バッジにしてコラボカフェに置き、金を巻き上げる最低なパターンも多い。

今回は佐賀コラボのためのパッケージ絵、負け顔カットバン、佐賀ット商店手ぬぐい、純米吟醸酒「波動拳」「昇竜拳」などネタとしてもファンアイテムとしても最高のコラボ商品が揃っている。センスと着眼点が見事。

SNSの反応

突然の「ストリートファイター佐賀」発表に困惑するTwitterの反応は下記の通り。

感想

原作愛に溢れた素晴らしいコラボだと思う。個人的にもコラボ商品が欲しくなる出来で、パッケージ絵を用いた「のり」「クリアファイル」辺りを是非購入したい。

ストリートファイター佐賀コラボの「佐賀ット商店」は1月22日~1月28日の間、銀座の「GINZA PLACE」にコラボショップが出店される。店内には世界に数点しかない『ストⅡ』の原画も展示されるらしいので興味を持った方は是非訪れてみて欲しい。

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