『ドラゴンクエストVR』感想:ゲームの未来と課題を感じた15分

新宿・歌舞伎町のVR体験施設「VR ZONE SHINJUKU」にて『ドラゴンクエストVR』を体験してきた感想。

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どんなゲーム?

『ドラゴンクエストVR』は2018年4月27日から稼働しているフィールドVRアクティビティ。プレイヤーは戦士・魔法使い・僧侶の3つの職業から一つを選び協力してモンスターを倒しゾーマ城を目指す。

バンダイナムコが運営するVR体験施設「VR ZONE SHINJUKU」「VR ZONE OSAKA」にて好評稼働中。価格は3,200円(入場料別)。なおVR ZONE SHINJUKUは3月31日で営業終了なので注意。

当日レポート

12:30 当日はお昼すぎに「VR ZONE SHINJUKU」に到着。大きなスライムがお出迎え。

12:35 予約したチケットを交換して入場。プロジェクションマッピングでDQのキャラクターが映し出されていてテンションが上がる。フォトスポットとしても利用可能。

12:45 集合時間に集まり簡単な説明を受ける。靴部分も画像認識するためチェック。名前や職業を入力してバトルに備える。

13:00 職業ごとの説明を一通り聞いてからプレイ開始。本作はフィールドVRアクティビティのためVR機材を装着した状態で空間内を歩き回る

13:20 プレイ終了。体験時間は15分ほどと短いが濃密、残念ながらゾーマは倒せなかった。体験が終わると職業に応じたステッカーを貰える。

魅力

「VR ZONE SHINJUKU」で遊ぶのは2回目だが『ドラゴンクエストVR』は今回初めてプレイ。他のVRアクティビティと比較して分かった魅力を伝える。

DQの世界

最大の魅力は何と言ってもあの国民的RPG『ドラゴンクエスト』の世界に入り込めることだろう。大魔王ゾーマが描かれたイメージからも分かる通り題材にしたのは名作『ドラゴンクエストⅢ』。ゲームは本編さながらに国王の間から始まり草原でスライムとバトル、ルーラで移動、レベルアップ等DQファンが一度は夢見た体験を味わうことが出来る。臨場感も申し分無くファンなら思わず感動する展開も用意されている。

フィールドVR

フィールドVRアクティビティとDQのジャンル相性も良い。ゲーム中一定エリア内を自由に歩き回ることが出来るので、特定の敵を倒しに行ったり攻撃を避けることも可能。『ドラゴンクエストヒーローズ』のように次々と出現する敵を片っ端からなぎ倒せるのは快感だ。

協力プレイ

攻略する上で重要なのはチーム内での連携。立ち回りが重要で戦士は壁役として前衛で闘い続け、盾防御ができない僧侶・魔法使いは戦士の後ろで戦いサポートに徹する形となる。役割分担が明確なのでホイミで回復したりバイキルトで強化したりと「共闘してる」感が非常に強い。見ず知らずの人と遊んだ際も終わった頃には仲間に感じられるはずだ。

課題

全体的に楽しめる『ドラゴンクエストVR』だがVR黎明期のアクティビティらしい課題はまだ残っている。

ゲームとして

単体のVRゲーム作品としてはバランス部分、ゲーム性の詰めの甘さを感じてしまう。4人PTの場合、職業が戦士2・魔法使い1・僧侶1の構成と決まっており、僧侶が死んでしまうと回復が不可能となり実質ゲームオーバー。また、最終のゾーマ戦での攻撃も初見には避けるのが難しい。ジャンルもRPG要素はほぼ削られているため体験を重視した内容だと言えよう。設定はカジュアルで誰でも楽しめる反面、RPGらしい戦略性は薄い。

機材の重さ

フィールドVRアクティビティの弱点だが全ての機材を背負って体験するため機材がとにかく重い。剣や盾、VRゴーグル、ヘッドホン、マイク、グラフィック処理用PC等の装備品をあわせた重量は約10kg。背負うとずっしり重みを感じる。体験中は気にならないものの翌日は筋肉痛になること間違いなし。技術的に無理をしている感は強く、この点は今後の技術進化に期待したいところ。

価格の高さ

『ドラゴンクエストVR』のプレイ料金は3,200円。+入場料は800円と最低でも4,000円が必要になる。実際の体験時間15分を考えると割高感は否めない。4つのアクティビティを遊べる1day4チケットを合わせると合計7,600円となり、普通にディズニーランドに行けてしまう。価格帯的には飽くまで「ドラクエファン」向けの特別なアクティビティだと考えたほうが無難だろう。実際に筆者が訪れた日は日曜にも関わらず予約枠は昼時点でも残っていた。PS4やPSVRも入手しやすくなった現在の状況を考えると価格帯やラインナップは見直す必要がある。

感想

当日は他にも4つのアクティビティを体験したが初めて「VR ZONE SHINJUKU」で遊んだ時のような感動は味わえなかった。2019年現在はPSVRのソフトラインナップも充実しており、VR作品の要求レベルが時間経過に伴い高くなっているのだと思う。対して「VR ZONE」のアクティビティラインナップは大きな変化もなく「マリオカートVR」のような目玉タイトルに欠けている。施設自体も小さく価格帯も高いため各拠点で展開している「VR ZONE PORTAL」や「OSAKA」で飽きられてしまうのも時間の問題だろう。バンナムとしてはVRを主軸としつつもナンジャタウンで培った経営ノウハウを活かし、施設としてトータルで楽しめる体験の提供を目指して欲しい。

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