2018年1月5日11時頃、緊急地震速報のアラーム音がけたたましく鳴り響いた。しかし、その後目立った揺れも無く「誤報」だったことが明らかとなった。
誤報
11:02頃、富山県西部及び茨城県沖で同時に地震が発生したと見られます。その為、緊急地震速報が誤発表された可能性があります。
ただ今入っている情報では茨城県南部で震度3、そして富山県西部で深さ20km、M3.9の地震が発生したことが確認されています。 pic.twitter.com/cxoMv6rLXg
— まるらば@地震津波情報「就寝中」 (@Maruraba_alert) 2018年1月5日
緊急地震速報のアラーム音が鳴り響いたのは2018年1月5日の11:02前後。富山県西武と茨城県沖で同時に地震が発生したため、震度予想が最大震度5弱と過大評価されてしまった。実際は茨城沖の最大震度は3で津波の心配も無い状況となっている。
熊本地震のケース
【熊本地震】「2つの地震が同時発生」緊急地震速報を誤る 気象庁が謝罪 https://t.co/pgCYXgJJw2@Sankei_newsより
前にもこんなことあったんか— 渓=サン (@keikey1123) 2018年1月5日
2016年4月16日に熊本でも震度予測が過大となり緊急地震速報を謝るケースが起きている。このケースでは熊本県阿蘇地方と大分県中部を震源とする地震がほぼ同時に発生、最大震度7と予測されたが実際の震度は熊本で3、大分で2だった。
緊急地震速報の精度向上 複数同時発生でも震源識別 https://t.co/iXSG0kQO1u
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2016年12月13日
その後、地震活動が活発化した地域では同時発生に対する精度改善が行われていたが今回のケースは関東、北陸でM4クラスが同時発生するという通常考えにくいケースだったため対応しきれなかったのだと思われる。
SNSの反応
久しぶりに鳴り響いた緊急地震速報アラームに対するSNSの反応は下記の通り。
茨城の観測計ちゃん「わ!小さいけど地震だ〜!近くの人気をつけてね!」
富山の観測計ちゃん「わー小さめの地震だけど近くの人慌てないで〜」
緊急地震速報ちゃん「え!茨城ちゃんと富山ちゃんが揺れてる?!そんな大きい地震なの?!わわわ皆に伝えなきゃ!」
ビロンビロン↑ビロンビロン↑— めいじまらこ (@me_ji_ab) 2018年1月5日
レアなケースだけど今回みたいに2ヶ所でほぼ同時に地震が起きると緊急地震速報ちゃんは「茨城から富山まで揺れるとか超巨大地震じゃん、やべぇよ…やべぇよ…」ってなって速報を送出しちゃうドジっ子ちゃんなのだ、まぁ実際に超巨大地震だった場合にこれで助かるかもしれないからしゃーないけども
— 中隊@求む初星両日現地 (@tyuutai) 2018年1月5日
仕事場で50台くらいのスマホが一斉に鳴る緊急地震速報めっさ怖い。それでも仕事をやめない50人もめっさ怖い。
— 燃え殻 (@Pirate_Radio_) 2018年1月5日
緊急地震速報もびびったんだけど、同時にタイマーセットしてたルンバも動き出したからついに機械による反乱がはじまったのかと一瞬思ってしまった
— YuheiNakasaka (@razokulover) 2018年1月5日
緊急地震速報でガバッと起きてとりあえず何かに入らなきゃと思って、もう一度布団に入った
— かんじじい(佐藤寛司) (@kanjiji_10494) 2018年1月5日
緊急地震速報に驚いてフクロウ部屋に飛び込んだらまったく揺れなかったが、飛び込んだ事にフクロウが驚いて暴れさせてしまった…ごめんよ。
でも揺れなくてよかった。
今日から営業致しますのでよろしくお願いします。 pic.twitter.com/Hhi9HBAGhh— パクチーバル8889昼はフクロウカフェ (@babapaku8889) 2018年1月5日
感想
手持ちのiPhoneとXPERIA Z5が同時にけたたましく鳴り響いたので驚いたが、大事にならず安心した。今回の件で改めてTwitterの情報の速さに感心した。テレビ放送よりも遥かに早くTwitter上では同時発生による「誤報」という情報が飛び交っている。誤った情報が拡散される心配もあるものの、お気に入り・RT、インプレッション数による情報の選別は正しく機能していた。Twitterで正確な情報を得られる可能性は非常に高い。
いずれにせよ用心するに越したことは無いので今後も地震速報時は安全な場所に身を隠し、SNSでの情報を確認するように注意して欲しい。