ニコニコ意見交換会発表内容まとめ:川上クビでも残る3つの問題点

12月12日に放送が行われた「ニコニコ意見交換会」の発表内容のまとめ記事。

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概要

本日、ニコニコ動画の新サービス「niconico(く)」の発表会が18時から開始した。しかし、発表内容のあまりの酷さから炎上、お葬式状態とな...

先日発表されたニコニコ動画の新サービス「ニコニコ動画(く)」の発表会はユーザーの意見を無視した新サービスの発表や川上の態度・発言が大きな問題となり、現在もプレミアム会員の退会が続いている。この状況に危機感を感じたのか公式は12月12日に「動画と生放送サービスに対する意見交換会」の放送を決定。お詫びと共に「これまでの改善点」「今後のニコニコへの意見募集」などを行う放送が実施された。

放送内容

詳しい発表内容、放送の様子はこちらのタイムシフトを視聴して頂きたい。概要は下記の通り。

  • 謝罪
    • 発表会の配信状況
    • 川上の不適切な態度
  • 発表
    • ニコニコの運営責任者が川上から栗田に変更
  • 現状報告
    • インフラ設備に投資を続けてきた
    • 重い理由の分析(ブラウザ、動画読み込み、生放送ptpt)
  • 改善予定
    • 新配信サーバーへの移行を進める
  • 改善が遅い理由
    • 川上
    • Flashからの作り直し
  • これまでの改善点
    • 1080p, 6Mbs配信
    • 生放送の番組延長, 予約無償化
  • 進行中の改善
    • 一般会員もシーク可能に
    • 10秒戻す、進める、再生速度変更機能
    • 非ログインでの視聴
    • 生放送の入場制限なし
    • 配信・視聴時のビットレート向上・低遅延化
  • 今後の方針
    • 意見・要望をまとめて1月に対応を発表
    • ユーザーと運営が一緒にニコニコを作る体制へ

SNSでの反応

今回の発表内容に対するTwitterの反応は下記の通り。

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問題点

体制

今回の発表の最大の注目点は「川上のクビ」だろう。動画配信サービス「niconico」の運営責任者を退任し、後任は栗田氏となる。ユーザーとして気になるのはこの仕様変更がどれだけの影響力を持つかという点だと思う。放送内では「栗田取締役が決定権を持つ」ことを明言しているが、ドワンゴの代表取締役会長は川上のまま、しかも

「川上会長は運営方針の決定権を移譲するが、新規サービスの開発などには携わる」

という全く信用できない一文が掲載されている。体制的にはniconico内部の「運営責任者」が変わっただけであり、外部からも分かる形での経営体制の変更は行われていない。つまり、体制的には最終的な決定権は「川上のまま」である。

川上は「niconico」を運営する「株式会社ドワンゴ代表取締役会長」と同時にその親会社である「カドカワ株式会社代表取締役社長」でもある。金銭的な決定が発生する経営上の決裁プロセスでは必ず「川上会長」によって承認が行われる。

例えば株式会社ドワンゴの1つのサービスである「niconico」の運営責任者を務める「栗田穣崇」が「サーバー強化のための予算申請」を行ったとしても、最終的にはドワンゴの会長を務める「川上」によって否認されてしまうケースが起こることが現在の体制では容易に想像できる。結局のところ経営的な決定権は何一つ変わっていない。ある種ユーザーの怒りの矛先を「川上」に仕向けて炎上を回避する狙いさえ窺える。いっそのこと川上がドワンゴの会長職を降りれば信用することが出来たのに往生際が悪い。

スピード感

放送内で新配信サーバーへの移行や改善予定について触れていたが、現時点での発表のスケジュール感でも既に遅すぎる。明日からでも即対応可能な部分から修正を行い、日に日に改善が見られるようでないとユーザー離れは止まらないと思う。また、現時点でも多くのプレミアム会員が離れてしまっていると思われるが、これを元の数字に戻すのは非常に困難。今までとは全く異なるスピード感で改善を行わなければ来年はサービス継続自体も難しくなるだろう。

川上

Twitter上では「川上が退任した」と勘違いしている人も多いが、「niconico」というサービスの運営責任者が変わっただけである。ドワンゴ、カドカワのトップ、経営体制は全く変わっていない。川上は今後も新サービス担当として誰も望まない新サービスにリソースを割き続けると思う。個人的にはトップが変わらない限り優秀な技術者、リーダーが居ても大きな変革は望めないと思う。

また、川上がユーザーに対して謝罪を全くせず、逃げた形である点も会社のトップとしてあり得ない対応だと思う。放送では栗田氏、技術社員に全ての責任をかぶせて謝罪させている図となっている。ここで謝罪を行わないのであれば「運営責任者」の肩書の意味は何だったのだろうか。問題は謝罪の有無よりも経営を務める川上本人の考え方、取り組み方が変わったのかをユーザーは汲み取ることが出来ないため、ドワンゴという企業、そして「niconico」というサービスへの不信感に繋がってしまっている。ユーザーの前に顔を出すのが事実上最後となるなら、つまらないプライドを捨てて謝罪を行い、本人の口から運営責任者の変更を発表するべきだった。

感想

意見交換会自体は2人とも誠意を持って対応を行っていたし、ユーザーに対する謝罪の場面も多く見られた。しかし、最大の問題点である川上が変わらない以上、今後の「niconico」の変化は行動で示すしか無いと思う。その上で最大の注目点はスピード感だろう。放送内では技術者不足も大きな課題として挙げていたがユーザーには同情こそすれど関係ない話である。少しでも早く「快適な」「皆が笑顔になれる」niconico動画を取り戻して欲しい。現在は半信半疑状態だが筆者も昔はサービスを利用しまくっていたファンではあるので、今後「niconico」が復活する日を楽しみに待ちたい。

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