Steamで配信されているパズルゲーム「SquareCells」をプレイした感想。
どんなゲーム?
「SquareCells」は『Hexcells』の作者Matthew Brown製作のパズルゲーム。ピクロスの要領で縦横の数字から削る位置を予想し削っていく。
Steamにて定価298円で販売中。
感想
一通り遊んでみた感想としては間違いなく『Hexcells』の方が面白い。『Hexcells』は個別の情報を順次ロジカルに処理していく流れでテンポが良かったが、本作は先読みや仮定要素が増えすぎておりパズルを解く快感よりもストレスが勝っている。もし削った場合 → 更にこっちを削った場合…と想定する分岐量が多く、その仮定をサポートするメモ要素もゲームとして用意されていない。頭の体操をする上では良いかもしれないが、論理パズルゲームとして比較的カジュアルに楽しめた『Hexcells』と比べると大きく見劣りする。本作は飽くまで「パズル雑誌」感覚で購入した方が良いパズル好きのためのゲームに留まっている印象。正直『マリオのピクロス』のVCでも買ったほうが楽しめると思う。比較すると本作は「ピクロス」要素に加えてマスにも数字情報がある等、パズルゲームとしてより凝った仕様になっているのだがそれがゲームとしてプラスに働いてるとも言えない。個人的にはパズルゲームに求めているのが問題を解いてる最中の快感であり、より難解な問題を解くことではない。そういった意味ではピクロスから複雑化させて問題を解くスピード感を遅くした本作は劣化版『ピクロス』にしか感じられなかった。もちろんこの部分は人によると思うが。
ロジックパズルゲームが好きで『Hexcells』『ピクロス』など有名どころのパズルゲームを一通り遊び尽くしてしまった方にお勧めしたいゲーム。