10月1日、SIEの家庭用ゲーム機「PlayStation 4 Pro」の値下げが発表された。今回はPS4 Proを今買うべき理由、通常PS4との違いを解説する。
目次
値下げ情報まとめ
今回のPS4 Proの値下げと同時に同梱版、キャンペーン実施が発表されている。
PS4 Pro
10月12日よりPS4®Proの希望小売価格を従来の44,980円+税から39,980円+税に改定! また、同日より数量限定だったカラーバリエーション「グレイシャー・ホワイト」を通常商品として販売! https://t.co/Autiz2i7tq #PS4 #PS4Pro pic.twitter.com/GAtuy7ZIjb
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) 2018年10月1日
今回、値下げが発表されたのはPlayStation 4シリーズのハイエンドモデル「PlayStation 4 Pro(HDD 1TB)」。従来の希望小売価格44,980円+税から39,980円+税に5,000円の値引きとなる。
CoD:BO4
PS4®Proの価格改定に加えて、10月12日から10月21日までの期間限定で、PS4®Proと『コール オブ デューティ ブラックオプス 4』をセットで購入すると、PS4®Proがさらに5,000円お得になるキャンペーンが開催決定!! https://t.co/bVr7U9dKzA #PS4 #COD #BlackOps4 pic.twitter.com/lzJUfMsMvh
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) 2018年10月1日
価格改定日の10月12日(金)に発売されるPS4用ソフト『コール オブ デューティー ブラックオプス 4』をPS4 Proとセット購入するとPS4 Proが更に5,000円(=1万円)得になるキャンペーンも実施される。対象は新品販売されているPS4 Proとソフトを同時購入した場合のみ。
PS4 Pro(白)
PS4 Proのカラーバリエーション「グレイシャー・ホワイト」が価格改定に合わせて通常販売開始。現在、通常販売されていない「グレイシャー・ホワイト」のみ型番が「CUH-7200BB02」固定となるが、前回同様内部的な部品の変更と思われる。型番によるスペック差は無いため心配する必要は無いだろう。
RDR2同梱版
PS4®Proとパッケージ版『レッド・デッド・リデンプション2』、PS Plus1ヶ月無料体験がセットのお得な商品「PlayStation®4 Pro レッド・デッド・リデンプション2 パック」を希望小売価格42,980円+税にて数量限定で10月26日発売! https://t.co/wsRIBcaY4w #PS4 #PS4Pro #レッドデッドリデンプション2 pic.twitter.com/6Du5VVWb7C
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10月26日に発売されるロックスター・ゲームス最新作『レッド・デッド・リデンプション2』とPSプラス1ヶ月券がセットになった「PlayStation 4 Pro レッド・デッド・リデンプション2 パック」がソフト同日に発売。希望小売価格は42,980円+税と本体単品との価格差は僅か3,000円。RDR2の定価が8,600円+税であることを考えると非常にお得。ソフトは通常版、本体も通常デザインなので注意。
KH3同梱版
【E3 2018】「キングダム ハーツ」の世界へと誘うPS4®Pro特別デザインモデルと『キングダム ハーツIII』をセットにした数量限定商品「PlayStation®4 Pro KINGDOM HEARTS III LIMITED EDITION」を2019年1月25日より発売! https://t.co/gK4kAlcOzw #PS4 #PS4Pro #_KH pic.twitter.com/k8sV2J1SDK
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PS4 Proの値下げに伴い1月25日に発売を予定している「PlayStation 4 Pro KINGDOM HEARTS III LIMITED EDITION」も従来の希望小売価格53,780円+税から48,780円+税に変更。Pro本体同様に5,000円の値引きとなる。ソニーストア購入者には既に差額の返金案内メールが届いてる模様。こちらは限定デザインだが、予約も当日中に完売だったため今からの入手は困難だと思われる。
PSVR
【PS VR】10月12日より「PlayStation®VR “PlayStation®VR WORLDS” 同梱版」を希望小売価格34,980円+税にて通常商品として発売! PS VRとPS Camera、PS4®用ソフトウェア『PlayStation®VR WORLDS』のお得なセットです https://t.co/W8mG33AvxZ #PS4 #PSVR pic.twitter.com/R7LmxhFame
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) 2018年10月1日
PlayStation VRを楽しむために必要なカメラとVR専用ソフト『PlayStation VR WORLDS』がセットになった『PlayStation VR “PlayStation VR WORLDS”同梱版』が10月12日から発売。価格はPSVR+カメラ同梱版と同価格の34,980円。価格はそのままで『VR WORLDS』のソフトが付いてくる形だ。
PS4との違い
そもそも「PlayStation 4 Pro」って何?という方向けに通常版PS4との違いを実用性の観点でまとめてみる。(スペック表や4K云々の話題は省略)
ロード時間
PS4 Proの真価はロード時間にあると思う。上記はオープンβ時の『モンスターハンター:ワールド』におけるPS4とPS4 Proのロード時間の比較だが、両者HDDにも関わらず掛かる時間は倍以上差がある。このロード時間はPro+SSDに換装することで更に短縮が可能。比較記事として分かりやすかったのは「PS4ちゃんねる Pro」様のこちらの記事。
Pro+SSDの最強構成にすることでゲームのロード時間は半分になると考えて良いだろう。『モンスターハンター:ワールド』のような頻繁にロードを挟むタイトルをプレイする場合はこの差は大きく、ゲームを遊ぶ時間が限られている社会人にとって「時間をお金で買う」目的だけでもProにするメリットは大きい。
処理能力(FPS)
Proと通常PS4との違いとして挙げられがちなのが4K対応の話だが、正直素人目には分からない。実際に検証した4Gamerの記事でも約半分は違いに気づいていない。重要なのはフレームレート(カクつき)の差だと思う。PS4 Proではタイトルによっては「ブーストモード」が有効となり、ヌルヌル動くようになる。
『モンスターハンター:ワールド』では初期型PS4の場合、場面によってはカクつきが気になることもあるがProならその心配も無く快適なゲームプレイが出来る。コンマ数秒の判断が重要となるシューティング・アクションゲームなどで安定したプレイをするためにPS4 Proを選択するのもアリだろう。
PSVR
Proの値下げと同時にお得なパック販売が開始される「PlayStation VR」もProの恩恵が顕著に表れる。具体的には高解像度化・フレームレート向上・動作安定化などが挙げられ、画面が目の前にあるためプレイすると差は歴然。最高のVR体験を味わえるのは間違いなくPS4 Proである。また、PS4 Proには新たに背面USBポートが追加されているため、PSVRのUSBケーブルを無理やり全面にもってくる必要がない。配線周りをスッキリ出来ることも大きなメリット。
「今」買うべき理由
PS4との違いはご理解頂けたと思う。では、「今」こそPS4 Proを買うべき理由をまとめてみたい。
発売予定タイトル
PS4は2018年末~2019年初頭にかけて圧倒的なソフトラインナップを誇っている。
- 現在 Marvel’s Spider-Man
- 10/05 アサシン クリード オデッセイ
- 10/12 コールオブデューティー ブラックオプス 4
- 10/18 SOULCALIBUR VI
- 10/25 絶体絶命都市4Plus
- 10/26 レッド・デッド・リデンプション2
- 11/15 Fallout 76
- 12/13 JUDGE EYES:死神の遺言
- 12/13 GOD EATER 3
- 12/20 ドラゴンクエストビルダーズ2
- 01/17 ACE COMBAT 7:SKIES UNKNOWN
- 01/25 キングダムハーツⅢ
- 01/25 BIOHAZARD RE:2
- 02/22 Anthem
- 02/28 LEFT ALIVE
- 03/09 デビル メイ クライ 5
- 03/22 SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE
国内外問わずAAA級タイトルが続々と発売され、現時点でも『ペルソナ5』『モンスターハンター:ワールド』の廉価版や『ドラゴンクエストXI』といった名作が揃い踏み。今月末には『レッド・デッド・リデンプション2』来年には『キングダムハーツⅢ』が控えている。
これらの名作を遊べるのは人生で一度きりなのでPS4 Proを用意し最高の環境で遊んで欲しい。
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ゲーム機本体を買う時に気になるのが「新型」「次世代機」がすぐ発売しないか、という点だがPS4の場合はまだ心配無い。参考にPlayStationシリーズの発売日をまとめてみる。
- 1994/12/03 PlayStation
- 2000/03/04 PlayStation 2
- 2006/11/11 PlayStation 3
- 2014/02/22 PlayStation 4
新型ハード発売までのスパンはシリーズを追うごとに延びており、PS3からPS4発売までの期間は7年以上。少なくともオリンピックが終わるまで新型機の発表・発売は無いことが予想できる。
また、PS4 Proの内部部品変更によるマイナーチェンジの流れは下記の通り。
CUH-7000BB01 | ジェット・ブラック 1TB | 2016年11月10日 |
CUH-7000BB02 | グレイシャー・ホワイト 1TB | 2017年9月6日 |
CUH-7100BB01 | ジェット・ブラック 1TB | 2017年10月2日 |
CUH-7100BB02 | グレイシャー・ホワイト 1TB | 2018年3月8日 |
CUH-7200BB01 | ジェット・ブラック 1TB | 2018年9月18日 |
CUH-7200BB02 | グレイシャー・ホワイト 1TB | 2018年10月12日 |
今回の価格改定タイミングで生産された「CUH-7200BB」系から1年はマイナーチェンジは無いと予想される。型番ごとの違いも内部部品の変更レベルの些細なものなので、目立った不具合が報告されていない現状は気にする必要はない。
あり得るのは通常PS4のCUH-2000系に代表される「小型・軽量化」の低価格モデルの発表。低価格モデルはPS4の発売から3年近くタイミングだったので「PlayStation 4 Pro Slim」の発売があるとすれば早くて来年の秋だろう。とはいえ初代PS4はファン音が大きく消費電力大・ディスクのイジェクトバグ等もあったのでSlim化は渇望されていたが、PS4 Proの場合は目立った不満も見られない。Slim化のメリット自体があまり無いので発売は早くても再来年ではないだろうか。
SSDの価格下落
PS4 ProとSSDの同時購入・換装を考えているならば今は絶好の機会だと言える。2018年に入って以降、SSDの価格下落は止まらず500GBのSSDを1万円未満で購入できる。昨年まで価格上昇傾向が続いていたことを考えると今なら値引きと合わせて更にお得に購入可能という状況。通常PS4をSSDに換装するだけでも効果は非常に大きいのでPro購入を見越した上でSSD換装を先に済ませておくのもアリ。
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以上、PlayStation 4 Proは飽くまでリッチ・快適なゲーム体験をするための上位機種という位置づけとなっている。Pro専用のソフトは現状発売しておらず今後も発売予定は無い。純粋にゲームをより良い環境で楽しみたい人、初代PS4の寿命が近く買い替えを検討している人にとって嬉しい報せだったように思う。筆者も『キングダムハーツⅢ』の同梱版を予約しているので非常に嬉しいニュースだった。皆様もお財布事情と相談しつつ買い替え・新規購入を検討してみて欲しい。
コメント
25日が給料日なので、記事読んだ後早速PRO購入しました。
据置機の購入は最初期ロットのPS2以来でしたので技術の進歩には脱帽です。ソフトのラインナップも豪華なのでガッツリ楽しみたいと思います。
貴重な情報ありがとうございました。感謝!
どすこいん様、コメントありがとうございます。
記事内容参考になったようで良かったです。
初期PS2懐かしいですね~。
今のPS4はPS2黄金期に劣らない収穫期を迎えてるので最高に楽しめると思います。
ブログを始めた目的の一つも最新ゲームの布教なのでコメント頂き純粋に嬉しいです。
こちらこそありがとうございました。