『ハッピーバースデイズ』感想:説明不足感が否めない箱庭生命SLG

Switchで3月29日に発売されたシミュレーションゲーム『ハッピーバースデイズ』の体験版をプレイした感想。

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どんなゲーム?

『ハッピーバースデイズ』は牧場物語シリーズで知られる和田康宏氏がディレクターを務める「いのちをうみだすみんなのハコニワ」ゲーム。プレイヤーは何もない星を舞台に地面を隆起・沈降させて気温を調整、新たな生命を生み出していく。

前作『バースデイズ・ザ・ビギニング』はPS4、新たな要素が追加された『ハッピーバースデイズ』はSwitchで発売。価格は5,800円

特徴

生態系SLG

本作では最初は何もない星を舞台に、生命の誕生から両生類、恐竜、哺乳類、人類に至るまで生物進化をシミュレーションできる。ゲーム内のハコニワ(キューブ)では温度や湿度、高低差や食料バランスなどを元に独自の生態系が構築されており、プレイヤーの進め方次第でそのバランスが目まぐるしく変化していく。プレイヤーは『巨人のドシン』のように地面の高さを調整することでコントロールを行う。海を増やして気温を高くしたり、高い山を作り水源を用意して滝を作るなども自由自在。プレイヤーの想像力次第でどんな星でも作れる。

300種類の生物

誕生する生物は約300種類。各生物は進化ツリーから条件を確認でき、誕生した生物はキャプチャーすることで図鑑に追加される。キャプチャーする毎にプレイヤーは経験値を入手できるので本作のゲームの基本的な流れは下記の通り。

  1. 地形を上下させて環境を変化
  2. 時間を進める
  3. 誕生した新種をキャプチャー

いわゆる「育成SLG」のように楽しむことは出来ない。新種のキャプチャーのために、環境を整えて時間を進める部分はタスク感も強い。

説明不足感

本作についてディレクターである和田は『ドラえもん』の「地球セット」から本作の着想を得たと語っており、確かに小さい惑星を舞台に時間を操作、生命を生み出す感覚は「地球」で遊んでいるようで楽しい。しかし、アイデアありきなだけにゲームとしての詰めの甘さも目立つ。本作は適当にプレイしているだけでもドンドン新種が誕生するのだが、いまいちゲームとして目的が掴みづらい。Switch版では新たに「アシスト機能」が用意され「次はこの生き物を誕生させよう~」的な案内がされるようになったのだが、それでも昨今のゲームの丁寧さと比べると雑。操作性の悪さやチュートリアルの情報過多感も相まり、SLG部分に集中しづらい。

感想

体験版だけでも1時間近くがっつり楽しむことが出来た。ストーリー自体は6時間程度でクリアできるらしいので体験版の仕様としては非常に太っ腹だと思う。問題は価格で5,800円は高すぎる。この内容でリマスター版『ダークソウル』より高いのはどう考えても納得できない。せめて3,000円台が妥当なところ。

牧場物語の作者の新作ということで興味を持っていたが、体験版で満足してしまった。アイデアありきな為ゲームとしての底は浅い。SLGが好きな方、体験版をプレイして人類誕生までやり込みたいと思った人は購入してみて欲しい。

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