『スーパーマリオ オデッセイ』序盤プレイ感想:ゲーム史に残る一本

本日発売したニンテンドースイッチ向けマリオ新作『スーパーマリオ オデッセイ』の序盤をプレイした感想。

どんなゲーム?

スーパーマリオ オデッセイ 2nd トレーラー [E3 2017]

『スーパーマリオ オデッセイ』は任天堂開発のマリオシリーズ最新作。キャッチコピーは「マリオ、世界の旅へ。」となっている。

本作は用意された広いステージを自由に散策し、歩き回れる「箱庭型」のゲームとなっている。マリオシリーズで箱庭型が採用されるのは「スーパーマリオサンシャイン」以来で実に15年ぶりとなる。

特徴的なのは帽子の相棒「キャッピー」を使った「キャプチャー」機能。特定の敵やモノに向かって帽子を投げることで、マリオが対象の敵、モノに乗り移ることが出来る。

序盤プレイ感想

現在はまだ「都市の国」をクリアしたところだが、非常に面白い。このシステムが世界観が~ではなく、純粋にゲームとして面白い。

アクション

マリオシリーズといえばアクションゲームの代名詞とも呼べるゲームである。本作の「マリオ」はマリオシリーズの歴史を見事に受け継ぎ、見事に進化を遂げている。

今作で新たに追加されたアクションは帽子の相棒である「キャッピー」を使ったもの。このキャッピーを投げて攻撃する、足場代わりに使う等がマリオのアクションの幅を広げている。

具体的にはシリーズお馴染みの幅跳びやボディアタックと今回から追加された「帽子ホールド」「帽子踏みジャンプ」を使うと上記のような長距離ジャンプが可能となる。

各アクションはシームレスに繋がるのでマリオを動かしているだけで気持ちが良い。シンプルな3Dアクションゲームとしての気持ち良さは世界一だと思う。

初心者向き

この「キャッピー」によるアクションは上級者向けのものではない。「帽子投げ」「帽子ジャンプ」等の要素はマリオシリーズとしてのアクション難易度を大きく下げている

「帽子投げ」は過去のマリオシリーズでは弱かった水平方向への攻撃手段である。3Dマリオといえばジャンプして敵を踏むのが基本的な攻撃手段だが、本作ではそれに横方向の「帽子投げ」が加わっている。3D空間で敵との距離感を掴みジャンプ → 踏むというのはゲーム初心者には難しいが、本作では遠くから帽子を投げて攻撃することが出来る。

「帽子ジャンプ」も遠くに飛ぶ際の補助になるほか、通常ジャンプよりも高さを稼げるため敵への攻撃手段としても使える。また、目的地に正攻法を使わず「帽子ジャンプ」で行けたりもする。この「複数の解決手段」が用意されているのは『ゼルダBotW』と同様。ストレスが無いし思い通りのアクションを出来た時に嬉しい。

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ストレスが無い

本作ではマリオ64でいう「スター」の代わりに各地に隠された「パワームーン」を収集する。これも非常に楽しい。『ゼルダBotW』でいう「コログの実」集めと同じ楽しさがある。ステージに対する「パワームーン」の数は非常に多く、少し怪しいなと感じた部分を調べれば数分で獲得できる。少し散策をするだけでどんどん集まるので、ゲームを進めている感が強く感じられる。

難易度に関しても『マリオ64』であったような、玄人向けの難易度設定は見当たらない。ステージクリア後はやり込み用のステージ等も用意されているのだが、それも少し手応えがあるかな程度。意図的に難易度を下げてサクサクプレイできる楽しさが追求されている。

写真撮影

本作はテーマが「世界の旅」であることからも、写真撮影機能に力を入れている。プレイ中にいつでも呼び出せる「スナップショットモード」では時間を止めて、好きな角度、位置から撮影が可能。特殊効果も掛けられる。

プレイ前は「ほーん」程度に思っていたが、これがやってみると超楽しい。表現力が上がり、リアル志向になったマリオの世界で写真を撮り出すとかなり凝ってしまう。

その内フォトコンテストなども開催されそう。プレイした時には是非お気に入りの一枚を撮って欲しい。

お手本のような作品

まだクリアしていないが『ゼルダBotW』に続いて素晴らしいゲームだと思う。本作もゼルダ同様に「ゲームが楽しい」と感じられる作品に仕上がっている。これは「面白いけど疲れる」ゲームが増えている昨今では凄い。

3Dアクションゲームとしては、正にお手本のような作品だろう。「キャプチャー」機能でマリオが戦車になればTPSに様変わりするので、キャプチャー対象の数だけゲームが含まれているとも考えられる。アクションゲームとしての幅が非常に広く、どのアクションもシンプルながらクオリティが非常に高い。記号化と問題解決を得意とする任天堂の開発力の高さを感じる。

旧作マリオへのリスペクトも強く感じる。壁の土管に入れば懐かしの2D版マリオになるし、各ステージで「マリオ64」「サンシャイン」等の要素を扱ったシステムが発見できる。特に都市ステージのフェスティバルは愛を感じて涙腺を刺激された。

クリアまで道のりは長そうだが、この先も楽しくなる気配しか無いのでじっくり楽しもうと思う。もし購入を迷っている方が居るなら、無条件で購入してよい作品なので是非皆さんも楽しんで欲しい。

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10/28 クリア後感想をまとめました

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