『スプラトゥーン2』は前作の完全版ではなく強化版【感想・比較】

以前の記事にも書いたAmazon購入したスイッチが届き、『スプラトゥーン2』を早速プレイできたので感想。

相変わらず熾烈な争いが繰り広げられている「ニンテンドースイッチ」購入戦争。筆者は以前7/21にゲオでの抽選販売にも参加したが敗戦。しかし8/...

『スプラトゥーン』について

まず『スプラトゥーン』を知らない方のために解説すると前作『スプラトゥーン』はWii Uで2015年5月に発売された8人対戦可能なオンラインTPSである。

ゲーム内容は擬人化したイカ同士が互いにインクで地面を塗り合う陣取り合戦となっている。

任天堂としてはピクミン以来14年ぶりの新キャラということもあり、の入れようは凄まじく完成された世界観・音楽・ゲーム性からWii Uとしては異例の国内100万本超えの売上を達成している。

なお前作Wii U版『スプラトゥーン』は現在もサービス継続中。Wii Uは中古5000円程度+ソフトも4000円程度なので前作をプレイしながら気長にスイッチを待つのも個人的にはアリだと思う。ストーリーモードはWii U版が非常に感動的だった。

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『スプラトゥーン2』について

『スプラトゥーン2』はニンテンドースイッチ向けに7月21日に発売された続編。本体の品薄が未だに続いており、難民の阿鼻叫喚がSNS上で鳴り響いている。

新モードとして『サーモンラン』と呼ばれる協力プレイモードが用意されているほか、新ステージ、新ブキなどが追加されている。

感想

とりあえずランク10、ヒーローモードを10ステージほどプレイした感想だが、非常に進化している印象を受ける。しかし現状前作のような衝撃は無い。

『スプラトゥーン』が革新的だった点

続編である今作について語る前に前作『Splatoon(スプラトゥーン)』について語りたい。

前作はオンラインTPSの歴史を塗り替える素晴らしい名作だった。日本では不人気だったシューターゲームを子供まで幅広く認知させた『スプラトゥーン』。

前作の革新的な部分、魅力は軽く考えただけで下記が挙げられる。

  • 敵を倒すのではなくより塗った方が勝ちというゲーム内容
  • イカをモチーフとした魅力的なキャラクター
  • ゲームBGMという枠を超えた音楽
  • ブランドの特徴に至るまで隅々まで設定された世界観
  • 上下の空間まで利用して戦うゲーム性
  • ゲームパッドを活用したマップ表示
  • 責任感(ストレス)を感じにくい対戦バランス
  • ラストバトルが熱いオフラインモード
  • オンラインは無料
  • 定期的なアップデート・フェスの開催

正直『スプラトゥーン』発売まで任天堂の既存IPばかり使用して挑戦しない姿勢が嫌いだった。しかし『スプラトゥーン』1本で認識が180度変わった。それほどまでに素晴らしいゲームだったと思う。

『スプラトゥーン2』≒ 完全版

続編である『スプラトゥーン2』はそんな神ゲーだった前作の素晴らしい点を引き継いだ上で60fps化、新要素の追加といった強化がされている。

しかし『スプラトゥーン2』は完全版『スプラトゥーン』ではない

前作の良かった点は多く見られるものの、その続編としては進化した点が少なすぎる。さすがに前作発売から2年という開発期間の短さでは仕方ない部分も多いが本作は幅広い人に「スプラトゥーン」というゲームを知ってもらうための+α 続編という位置づけだと思う。

完全版と呼べない理由は

  • BGMがイマイチ
  • Wii Uゲームパッドでは無くなった
  • ストーリーモードは別
  • 劣化フェス

などが挙げられる。

また、スイッチが行き渡っていないとは言え前作のような「盛り上がり」は現状感じられない。0から1を生み出した前作に比べて今作は1→1.25程度の印象を受ける。

『2』なのか?

正直ナンバリングで「」を付けるには本作は進化した点が少なすぎると思う。ゲームの続編というのは技術進化の歴史でもある。過去のどんなゲーム続編を考えても本作とは異なり大幅な進化を遂げていた。

今作は人によっては「薄味」と揶揄される状態となっている。もちろん今後のアップデートでバランスを含めて大きな改善はされると思う。しかし神ゲーだった前作の続編としては期待はずれな点も多いというのが本音だろう。

今後のアップデートに期待

正式なレビューはヒーローモードクリア後、ウデマエS到達後に改めて行うつもりだが、とりあえずプレイした印象はこんなところ。

もちろん前作が神ゲーだった時点で今作も同じく神ゲーではあるのだが、前作プレイ者には衝撃は薄いと思う。ちなみに前作をプレイしていない方はヒーローモードのためにプレイするのもアリだと思う。検討してみて欲しい。

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また、オンラインのバランスや追加要素は今後アップデートで増え続けると思うので、現時点では『スプラトゥーン2』の完成版では無いとも考えられる。

何にせよ任天堂としてはオンライン有料化の後の稼ぎ頭だと思うのでアップデートを頑張って欲しい。筆者もランクマッチを頑張りたい。

ゲーム:スプラトゥーン2
ゲームジャンル シューティング
対応機種 Switch
発売日 2017年7月21日
開発元 任天堂
販売元 任天堂
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