【Switch】高温スリープ問題を2,000円以内で修理してみた

およそ6年前に購入したNintendo Switch スプラトゥーン2セット。ここ最近ゲームをプレイしていると熱暴走により高温スリープが頻発するようになったので自分で修理してみた。

なお今回の修理手順はNintendo Switch Liteおよび有機ELモデルには対応していないため注意。

症状

症状としては上記画像のようにSwitchの起動後に一定時間ゲームをプレイし続けていると「本体が高温になりすぎたため、スリープします。」のメッセージが表示されて本体がスリープしてしまう。なお画像は写真を撮り忘れたため修理業者のものを引用させて頂いた。

実際に筆者環境では「リングフィットアドベンチャー」をTVモードで20分以上プレイしているタイミングで発生し、実際に本体を触ってみると背面が非常に熱くなっていることを確認できた。

原因確認

筆者環境の場合、この事象が起きる前にSwitch本体をテーブル台から床に落としておりその後に事象が頻発するようになった。そのため真っ先に疑ったのが「ファンの故障」である。

ファンが故障しているかを確認する方法は簡単でテーブルモードやTVモードで高負荷なゲーム(オンライン系など)を一定時間動かし続け、画像のスイッチ上部の排気口に細くしたティッシュなどを近づけてみれば良い。ファンが正常に動いている場合はティッシュが動くのを確認できるし耳を近づけることでもファンの回転音が確認できるはずだ。我が家のスイッチは完全に無音の状態だったためファンの問題だと断定し修理をすることにした。

用意するもの

さて任天堂スイッチの自己修理(ファン換装)を進めるにあたり下記の道具が必要となる。

  • 交換用の新品ファン
  • Y字ドライバー(2.2mm)
  • 精密プラスドライバー
  • CPUグリス
  • スパッジャー
  • ピンセット
  • (新品バッテリー)

一つずつ理由やオススメを説明する。よく分からない場合はAmazonで売ってる修理キットセットを買えば一通り揃うはず。

新品ファン

こちらはAmazonで「スイッチ ファン 交換」で検索すれば1,000円前後(2023年9月時点)のものが幾つか見つかるはず。筆者はあすか修繕堂ストアの商品を使用した。なおレビューでは新品とは思えない商品が届いたとの報告が複数あるため購入時は出品者の評価に注意して欲しい。

Y字ドライバー

Joy-Conを含む任天堂製品の修理をする際には必要となる。筆者は過去にJoy-Conを修理した際に付属していた商品を使用。こちらはヨドバシカメラなど家電量販店でも普通に買える。サイズは2.2mmあるいは1.8mmがあれば良いらしい。粗悪な商品を使用するとネジ穴を潰すリスクがあるので信頼できる製品を使用したい。

精密プラスドライバー

こちらも筆者は過去にJoy-Conを修理した際に付属していた商品を使用したが、ドライバー自体がしっかりとした製品であれば家にある精密ドライバーで十分だと思う。一応サイズとしては「#00」「#000」らしい。

CPUグリス

スイッチ分解時にヒートパイプ部分とCPU部分に再度塗布するために必要。慎重に分解・再組み立てする場合は再利用も可能らしいが安いし折角なので塗りなおすことを推奨する。はみ出す心配があるので絶縁タイプのものを使用すること。塗布用のヘラが付属するか確認しておくこと。筆者はこちらの商品を使用した。

スパッジャー

分解時に本体とプレート部分を分けるのに平べったくて硬いものがあると良い。ギターピックなど代用できるものは多そう。筆者はJoy-Con修理セットの付属品を使用したがヘラのように使えるものさえあれば必須ではない。一応ちゃんとした製品があると便利。

ピンセット

細かい部品を扱う作業が続くのであると便利。

(新品バッテリー)

ファン交換は基盤部分まで外すためバッテリー劣化等の問題がある場合は同時に交換することが可能。なお本記事ではバッテリー交換まではサポートしていないので情報を調べてみてほしい。

修理(次ページ)

画像が多いため次ページより実際の修理手順を写真で解説していく。

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