組み立て手順
組み立ての前に本体内のホコリなど気になる部分がある場合は軽く掃除しておくと良い。
ファン
ネジの取り付け前にまずはケーブルを再接続する。奥までしっかり差し込んだ状態でストッパーを下ろして固定しよう。しっかり固定されていればネジ位置調整でファンを多少動かしても外れることは無い。
ネジを3本締める。
ゲームカードスロット
続いてゲームカードスロットを取り付ける。まずは基盤と接続する。筆者はここのピン部分が壊れるのが怖かったので指で感触を確認しつつ接続した。静電気リスクもあると思うのでここは各々でリスク判断して慎重に作業して頂きたい。
カードスロット下部のネジを1本締める。
プラスチックパーツを載せてネジを2本締める。
ヒートパイプ(グリス塗布)
続くヒートパイプの取り付けの前にCPU部分に放熱グリスを塗布する。
ミスって多く出してしまった
なんとかなれーッ!!
・・・
見なかったことにしてヒートパイプを取り付けてネジ3本を締める。絶縁タイプなので大丈夫だろう。
ヒートパイプにもグリスを塗る。
相変わらず汚い。こちらはプレート側にもくっついて延びるので多少厚めのほうが良い気がした。
バッテリー
バッテリーも忘れずにケーブルを再接続しておく。こちらはグッと押し込むイメージ。
プレート
プレートを装着する。グリスに付いて放熱できるように注意しつつ位置に気をつける。
ネジを6本締める。
位置はこの通り。
microSDカードスロット
microSDカードスロットを取り付け。まずは基盤に接続するのだがこれが難しい。筆者は何度か指で探っているうちに接続できたが、端子部分を守る意味合いでも黒のクッションシートを外した上で確実に取り付けたほうが良いと思う。
microSDカードスロットのネジを取り柄つければ残すは背面パネルの取り付けのみとなる。
ここで注意したいのがmicroSDカードスロットが終わったからと言ってmicroSDを装着しないこと。筆者は気が緩んでmicroSDを差してしまったためこのあとの背面パネルが上手く装着できずに危うくmicroSDを壊してしまうところだった。
背面パネル
背面パネルがしっかりとハマるように位置を調整しつつ装着。
スタンド部分のネジも忘れずに1本締める。
上1本下2本の2.5mmネジと左右の3.8mmネジを1本ずつ締めた上で四隅のY型ネジを4本締めれば完成!
動作確認
緊張の動作チェック。microSDカードやゲームカードを装着して電源ボタンを押して起動してみよう。
無事に起動した場合、故障確認時と同様にTVモードや携帯モードで負荷の掛かるゲームを起動してファンの動作をチェックしよう。筆者環境では無事にファンが動作するのを確認できた。ファン音も以前と比べて強くなった気がする。
感想
修理してみた感想としてはある程度この手の修理に慣れていれば難易度は高くないと思う。少なくともPS4以降のコントローラーのように無理でもないしiPhoneのようなカツカツな構造でも無い。ファンという部品自体が故障する確率が高いパーツなのでSwitchで熱暴走が起きた場合は最初に疑って良いと思う。
修理自体もお手軽な金額で出来るので任天堂に送って戻ってくるまでの期間が煩わしい方や少しでも修理費用を抑えたい方、Switchの内部構造に興味がある方は是非本記事を参考に修理を試してみてほしい。