前回の記事でGoogle Playでのリジェクト事例を述べたのでiTunes Connectでのリジェクトされた経験談と対処法もまとめておく。
経緯
iTunes Connectではリリースまでに計3回リジェクトされている。いずれも明確なガイドライン違反によるものだった。各メッセージ内容も載せておく。
リジェクト(1回目)
Guideline 2.1
Guideline 2.3.10
アプリ内の説明ではゲーム攻略情報の解説が不十分だったため、外部リンクから当ブログの攻略情報に飛ぶ形にしていた。しかし当時はGoogle Play版リリース後だったため、リンク先URLにGoogle Play版のリンクのみ存在。第三者プラットフォーム情報がメタデータに含まれてると判断されリジェクト。
リジェクト(2回目)
Guideline 2.3.3
リジェクト(3回目)
Guideline 2.1
1回目と同様の理由でリジェクト。2回目でスルーされていたので解決したと思っていた。
対処法
各ガイドライン違反に対する対応方法は下記の通り。
Guideline 2.1
アプリ内課金が実装されていないという指摘。その後コードを何度も見直し、TestFlight版で動作確認したが問題なく動いていた。そこで仮説として「課金機能」はステージを進めてから解放される仕様だったため、解放条件に気づいていないケースだと予想。
「問題解決センター」から下記の内容で画像を添付して問い合わせてみる。
The function will be released from stage 6.
Please check again.
Guideline 2.3.3
iPad向けにした設計がそもそも間違いだったのでDeployment Targetを「iPhone」に変更。これでiPadではiPhone互換モードで動作するためiPhone画面でのレイアウトさえ意識すればOKとなる。
Guideline 2.3.10
リンクURL先にGoogle Playのリンクがあることが問題なのでブログ記事を変更すれば良いのだが、念のためボタン自体を一旦削除。その後、別のアップデートタイミングで攻略ボタンを復活させる形で対応。
Guideline 4.0.0
こちらも「iPad」での指摘なので2.3.3と同様の対処。念のためアス比が崩れて背景部分が見えた場合は黒が見えるようにSkyboxを変更。
感想
Google Playが事後審査なのに対してAppleは人の手による事前審査のため審査が厳しい。特にレイアウト崩れなどは指摘されやすいポイントなのでUniversal対応アプリを作る場合は注意したいポイント。
また、アプリ内課金での指摘のように人の手による判断なので説明が無いと分からないケースも存在する。指摘内容自体に疑問を持った場合は「問題解決センター」から気軽に問い合わせてみよう。今回初めて利用したが1時間ほどで返信も来たので非常に好印象。
iOSアプリは審査も厳しい分、多くの人にプレイしてもらえるので上記情報を参考に頑張って欲しい。