【居酒屋業界初】阿佐ヶ谷の24時間飲み放題2400円に行った感想

居酒屋でよく見かける「飲み放題」。2~3時間飲み放題で3,000~4,000円が相場だが阿佐ヶ谷で脅威の24時間飲み放題が実施されている店舗があったので行ってきた。

概要

発端はTwitterで流れてきた上記のツイート。業界初となる24時間飲み放題という文言だけでも衝撃だが恐ろしいのが価格。2,400円で24時間飲み放題らしい。24時間中なら一度帰宅しても飲み放題らしい。にわかには信じがたい。しかも毎月24日は240円らしい。もはや意味がわからない。

実施しているのは24時間営業の博多屋台居酒屋「よかたい」の阿佐ヶ谷店。本店は高円寺にあるが「24時間飲み放題」を実施しているのは阿佐ヶ谷店のみの模様。

行ってみた

筆者の自宅も近いので早速行ってみた

到着したのは土曜日昼の13時過ぎ。お店は阿佐ヶ谷から徒歩2分ほどの好立地。

休日の昼下がりにも関わらず普通に営業している。店先には例の「24時間飲み放題」のビラが大量に貼られている。

店内はこんな感じ。カウンター席がメインでかなり狭い。4人掛けが可能な席は5つ程だろうか。店内までがっつり「24時間飲み放題」が貼られていて本気度が垣間見える。

ちなみに土曜日の昼過ぎということもあり、店内に客は一人だけだった。

さっそく「24時間飲み放題」を頼んでみるとリストバンドが渡される。ここに書かれている番号で時間を管理しているようだ。

ちなみに飲み放題のメニューはこんな感じ。生ビール、瓶ビール、ハイボール、各種サワー、ホッピー、ワイン等々一通り揃っている。飲み放題で注文不可なのはシャンパンとマッコリボトルのみ。

つまみは焼き鳥と焼とんがメイン。つまみは揚げ物が無いのが残念。お通しはお代わりし放題のキャベツ(200円)となっている。

早速瓶ビールから飲み始める。瓶ビールがプレミアム・モルツなのも非常に嬉しいポイント。

焼き鳥を注文。普通に美味しい。価格を考えると非常にコスパが良い。

その後、ハイボールもお代りしつつ16時まで3時間以上飲んで一次会を終了。一度家に帰宅する。

次に訪れたのは夜の21時近くだがまさかの満席。暫く空きそうに無かったので阿佐ヶ谷周辺をぶらついて時間を潰す。

ようやく座れたのは20分ほど後。混雑が予想される時間帯は事前に電話して席の確認・予約をお勧めしたい。

ちなみに席は奥にあるテーブルが一番お勧め。他の席バータイプでは高いため足がつかず、背もたれも無いのでゆっくりできない。

この時は酔いが回ってきてたので瓶ビールをほどほどに飲む形で終了。

その後、翌日のお昼にもう一度訪れて計3回、滞在時間10時間近くで終了。締めには博多ラーメンを頼んだが普通に美味い。是非頼んで欲しい。

元は取れたのか?

気になるのは2,400円飲み放題に対してコスパが良いかだろう。3人で行って飲んだ量は下記の通り。

  • 瓶ビール10
  • 生ビール1
  • ハイボール3
  • 白ワイン1
  • 梅酒3
  • 紅茶2
  • カルピス

ドリンク代合計で9,850円となった。上記は覚えている範囲であり、翌日は一人が帰ったため実際はこの1.5倍以上にはなると思う。単純にドリンク代で考えれば十分元は取れている。しかし、単純なドリンク代での損得で考えるのなら24時間飲みである必要はない。通常の飲み放題でも十分元が取れる範囲である。

回数で考えてみると1回1人あたり2,500円ほどで飲み食いできた形だろうか。無論これは店に行けば行くほど得になる計算であり、3回の来店で料理も多めに頼んだ場合となる。来店回数を更に増やして安めの串焼きを多めに頼めば1回あたりの値段はもっと安くなる。

超お得感は無い

筆者たちのグループがいわゆる「呑んべえ」集団では無かったこともあるが値段のインパクトほどのお得感は正直無いと思う。大きな理由は来店する度に提供されるお通しのキャベツ(200円)だろう。一人ごとに料金が加算され、来店する度に200円取られるのが非常に勿体無く感じる。3回来店するだけで600円になってしまう。

かといって来店回数を減らすために長居するには居心地が悪い。店内は「ザ・大衆居酒屋」という感じで非常に煙たく服に匂いが染み付くし、目が痛くなってくる。テーブル席が一部しか無いのもグループ来店時には気をつけたいポイント。

酒好きのためのサービス

今回飲み続けて自分が思っているほど「飲むこと」自体が好きではないと気付いた。個人的には同じ価格なら色んなお店に行ったほうが楽しめる気がする。このサービスは「飲むこと」そのものが好きな人向けのサービスとしての側面が強い。

とはいえ業界初となるサービスなので「イベントとして」利用してみるのは非常にお勧めである。2時間、3時間の飲み放題とは異なり時間を気にせず飲みにいける開放感は他では味わえないものとなっている。飽くまでアルコールは「程々に」気をつけつつ上記情報を参考に利用してみて欲しい。

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