『ドクターマリオワールド』感想:P2W仕様が残念過ぎる名作パズル

7月10日に配信されたアプリ『ドクターマリオワールド』を一通りやり込んだ感想。

どんなゲーム?

ドクターマリオ ワールド 紹介映像

『ドクターマリオワールド(Dr.MARIO WORLD)』は任天堂、LINE、NHNの3社が共同開発したパズルゲーム。ファミコン版『ドクターマリオ』をベースにスマホ用に操作を最適化、オンライン対戦ガチャ要素、ステージクリア形式のアドベンチャーを追加した最新作となっている。

特徴

配信直後からプレイし続け無課金でワールド6までクリア、リーグ5到達して分かった特徴を伝えてみる。

革新的な自由度

本作を単なるスマホ向けパズルゲームと侮ること無かれ『ドクターマリオワールド』は名作アクションパズル『パネルでポン』を凌駕するスピード感と高い自由度を併せ持つギミックを搭載している。具体的には

  • 分離したカプセルを自由に動かせる
  • 落下不可能な位置も通過させる形でワープ可能
  • 落下後も空中に浮かせれば再び動かせる
  • 同時に複数カプセルを落下させて順番を前後可能
  • スキル使用タイミングも任意

タッチ操作だからこそ実現した上記ギミックが非常に面白く「頭の回転の速さ」と「正確な操作」が求められる。なお上記は飽くまでオンライン対戦モードにおける話。序盤にプレイするステージクリア型の1人用モードは単なる3マッチパズルゲームで作業感が強い。

対戦モードが熱い

オンライン対戦はリアルタイムでの対人戦となっており、これが熱い。勝つには何より「スピード」が求められ、ウイルスを如何に少ない手数で処理するかが鍵となってくる。ぷよぷよ等のパズルゲームと異なり、相手の発火タイミング・盤面を意識する必要は無いのでプレイ感は1人用と変わらない。そのため敗因の多くは「自身のプレイング」に起因し、1試合のテンポも早いのでストレスは少ない。スマホ用アプリとしては申し分ない本格的な対戦パズルを楽しめる。

P2W仕様が糞

対人戦をやり込むと次第に課金有無による「性能差」が見え始める。特にスキル内容が異なる「ドクター」はキャラとスキルレベルによって勝率が大きく変化する仕様で、例えばドクターピーチの場合

  • レベル1:縦1列を消す
  • レベル5:縦3列を消す&スキルゲージ速度大アップ

とゲームバランスが変わるレベル。キャラによって防御力も大きく変わるためプレイヤーの腕前が幾ら上達しても重課金には勝つことは出来ない。このドクターの排出率も各キャラ2%未満なので狙ってキャラ入手、スキルレベルも上げられない。プレイ人口よりも如何に「搾取」するかに焦点を当てた典型的なP2W仕様だと言えよう。P2Wの問題点については下記記事を参照。課金すれば馬鹿でも勝てるパズルゲームなのだ。

先日スマホ向けアプリ『みんゴル』について記事をまとめた。改めてPay to Winゲームの問題点について考えてみたい。 Pay t...

感想

パズルゲームとしての仕様は面白かっただけにP2W仕様が残念過ぎる作品だった。ドクターに関しては『シャドウバース』で言うところの「リーダー」に匹敵する要素であり、最初から全キャラ使えるようにしなければメタも回らずユーザー離れは加速してしまう。スキルレベルに関しても課金を前提としたバランス設計となっており、無課金での上昇はまず望めない。兎にも角にも課金ありきでバランスが悪いしスキル、防御仕様も雑。長期的な目線で運営を目指すならばスカウトチケットを毎日配布する程度にはユーザーに「希望」を与えるべきだったように思う。

とはいえ対人戦の楽しさは本物なので無課金でそれなりに楽しめる対人ゲームを探している方は試しに遊んでみて欲しい。

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