【阿佐ヶ谷】タピオカ専門店「Pekoe」感想:待ち時間と味が残念

2019年10月22日に阿佐ヶ谷パールセンター商店街にオープンしたタピオカドリンク専門店「Pekoe」に行ってみた感想。

Pekoeについて

「Pekoe」は阿佐ヶ谷のパールセンター商店街内に新たにオープンしたタピオカドリンク専門店。日本初上陸という噂もあるが真偽は不明。オープンから3日間(~10/24)は全品半額。その後10月27日まで全品20%オフとなっている。

メニュー&価格

10/23時点で確認できたメニューと価格は下記の通り。カッコ内は(M/L)の税抜価格

  • Original Tea
    • ウーロンティー(400 / 450)
    • グリンティー(400 / 450)
    • ブラックティー(400 / 460)
  • Milk Tea
    • ウーロンミルクティー(450 / 510)
    • ブラックミルクティー(470 / 530)
    • 抹茶ミルクティー(470 / 530)
    • チョコレートミルクティー(480 / 540)
    • いちごミルクティー(480 / 540)
    • ココナッツミルクティー(480 / 540)
  • Cheese Foam Tea
    • チーズフォームウーロンティー(430 / 460)
    • チーズフォームグリンティー(430 / 460)
    • チーズフォームブラックティー(450 / 490)
    • チーズフォーム抹茶(450 / 490)
  • Fruit Tea(ALL 560)
    • ハニー グレープフルーツ
    • ハニー キウイ
    • ゴールデン パイナップル
    • チーズマンゴー
    • チーズイチゴ
    • ピーチ烏龍
    • レモン緑茶
  • Smoothie(ALL 590)
    • 白桃スムージー
    • いちごスムージー
    • ライチスムージー
    • バナナスムージー
    • 抹茶スムージー
    • マンゴースムージー
    • メロンスムージー
  • Sparking Drinking(ALL 550)
    • スパークリング さくら
    • スパークリング メロン
    • スパークリング オレンジ
    • スパークリング ライチ

甘さと氷、トッピングは下記の通り。なお甘さと氷は「Original Tea」「Milk Tea」「Cheese Foam Tea」でのみ指定可能。

良い点

「Pekoe」の良いところはタピオカドリンク情報サイト「タピタイム」の記事が詳しい。内装はおしゃれでアクセスも良いので阿佐ヶ谷付近で若者向けの店を探している方にはお勧め。

微妙な点

待ち時間

筆者はオープン2日目の朝一で店に行ってみたが待ち時間がとにかく長い。半額セールも相まってオープン前から列が形成されており、オープン前の10時30分時点で前に4人だったが実際に商品を受け取れたのは30分後。注文一つにつき5分以上は掛かっていた。店を出た11時ごろには10人以上並んでいたので受け取れるのは1時間後か。店員の数が圧倒的に足りておらず手際も悪いので見た目の列以上にならぶ時間が長い。

なお上記情報は開店まもない半額セールの平日時点。アルバイト店員が増えて人気も落ち着けば今回ほど並ばずに済むはず。

阿佐ヶ谷は密かにタピオカ専門店の出店ブームに湧いている。駅には有名店「Gong cha」が2016年に出店し、最近になって「True Win」「茶々坊」「茶曜日」「HOKI TEA」と続々とオープン。タピオカ激戦区になりつつある。そんな中で求められるのは当然「」なのだが「Pekoe」で頼んだウーロンミルクティーに関しては正直普通。個人的にドトールよりは美味しいがGong chaの域には達していない印象を受けた。

店内はバックヤードが丸見えなのだがタピオカはヨドバシで購入した市販の炊飯器で作っており、混ぜていたミルクはすぐ近所のスーパーで売っている「ココスナカムラ牛乳」。お茶以外の素材への拘りが感じられないのは何とも残念。また、下で述べている通りドリンク業務が経験の少ないアルバイトに委ねられる以上、品質差が発生するのも止むを得ないと思う。

接客

味にも関わる部分だが半額セールの需要に対して人手は明らかに足りていない。店内はどう見てもバイトの3人しか居らず、ドリンク業務もメモを確認しながら作っており手際も悪かった。当日も告知なしでの開店時間の遅れやポイントカードの渡し忘れ、注文と提供が前後するなど現場は混乱状態。列形成の誘導が無かった点も近隣店舗に迷惑が掛かりそうで気になる。時給を1050円から引き上げてでも人員を確保して欲しい。

脱税?

10月1日から実施された軽減税率は各地で波紋を呼んでいるが「Pekoe」における税務処理も怪しい。会計時には「店内」か「持ち帰り」の確認が無く、不思議に感じてレシートを確認すると消費税は8%(持ち帰り扱い)で適用されている。しかし、店内では飲食スペースを利用している客も居るので所謂「イートイン脱税」がまかり通ってしまう。店内の場合に申告するよう貼り紙の案内も無いため「意思確認」が現状行われていない。これは後々問題になりそうなので早めの対応をお願いしたいところ。

正体不明

本記事を執筆しようと思った理由でもあるが「Pekoe」に関してはネット上で情報が全く見つからない。運営会社も謎でアルバイト募集はチャン(zhang)さんのgmailアドレスに履歴書を送る方式。掲載されている電話番号も携帯電話で実態がつかめない。公式サイトやTwitter、インスタ、Googleマップにすら載っておらずタピオカブームに便乗した印象を受けてしまう。

感想

昨今のタピオカブームで未曾有の出店ラッシュとなっている阿佐ヶ谷だが、結局のところゴンチャが一番美味しいと思う。開店当時は賑わっていた「True Win」も平日は人が見当たらず1ヶ月で落ち着いてしまった様子。若者が少ない阿佐ヶ谷に6店舗は過剰供給状態。タピオカ戦争を制するのは何処だろう。今後も阿佐ヶ谷のタピオカドリンク専門店から目が離せない。

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