【大阪】絶対取れないゲーセン問題まとめ:確率機に騙されない方法

クレーンゲームを絶対に景品が取れない設定にして料金を騙し取ったとして大阪ゲームセンターの社長、従業員らが逮捕された。そこで今回はゲームセンターの闇「確率機」に騙されない方法をまとめてみる。

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事件内容


今回の事件は大阪市中央区のゲームセンターでクレーンゲーム機を絶対に景品が取れない設定を行い、料金をだまし取った詐欺容疑で大阪市、京都市でゲームセンターを運営する「アミューズメントトラスト」社長大平剛史容疑者(33)と従業員5名が逮捕されたもの。1機で33万円を騙し取られたケースも存在し、被害総額は600万円に上ると見られている。クレーンゲーム機を巡り詐欺容疑で立件するのは全国初

動画

実際に摘発されたゲームセンターに潜入しているYouTube動画がこちら。見てみると分かるが手口は詐欺そのもの。スイッチで取れないように設定変更している様子も見られる。

800円以下ならOK

そもそもゲームセンターは法律上「風俗営業」のため、風営法が適用される。賞品提供に関する記載を確認すると下記の通り。

(遊技場営業者の禁止行為)
第二十三条  第二条第一項第七号の営業(ぱちんこ屋その他政令で定めるものに限る。)を営む者は、前条の規定によるほか、その営業に関し、次に掲げる行為をしてはならない。

2  第二条第一項第七号のまあじやん屋又は同項第八号の営業を営む者は、前条の規定によるほか、その営業に関し、遊技の結果に応じて賞品を提供してはならない

そもそも風営法上では賞品提供自体が本来禁止されている。では何故ゲームセンターで「ぬいぐるみ」「フィギュア」といった景品を取り扱う事が可能なのかというと、2001年に警察庁によって明文化された下記の解釈が存在するため。

クレーンで釣り上げるなどした物品で、小売価格が概ね800円以下のものを提供する場合については風適法第23条第2項に規定する禁止行為には当たらないものとして取り扱う

それまで業界団体内で策定されたガイドラインに沿って上限価格の値上げが実施されてきたが、2001年にようやく国のお墨付きを得た形となっている。

確率機の存在

「800円以下」と明文化されているにも関わらず「ディズニーペアチケット」や「人気ゲーム機」「金券」を景品として用意している違法店舗も多く見られる。店側がこういった高額景品を用意しても儲かる仕組みの裏には「確率機」の存在が大きい。

「確率機」とは確率変動機といって確率によってクレーンゲーム内の設定が変わる台のことを指す。そもそも「UFOキャッチャー」もアームの力は筐体毎に設定されており、賞品の取りやすさがコントロールされている。その「取りやすさ(確率)」を「投入金額」に応じて変更するのが確率機の特徴である。確率機では一定金額以上を投入した場合のみ取れるように設定が変更される。摘発されたケースではこの金額設定を無制限にすることで「絶対に取れない」仕様にしていたと考えられる。

有名な確率機

3本アーム

ゲームセンターの3本爪のクレーンゲームはほぼ全て確率機と考えたほうが良い。クレーンゲームでガッチリ掴んだと思ったら上がりきった途端「ポロッ」と景品が落ちてしまう経験をした方も多いと思う。この「取れそうで取れない」を演出するのは2本アームでは難しい。3本アームなら持ち上がり時はアームを強くし、その後緩めるだけで簡単に演出が可能。累計投入クレジット数に応じてアームパワーが決定する仕様となっている事が多い。

棒プッシャー

ボタンで棒を動かしピッタリ穴に入れば景品ゲット出来る機種は全て確率機。しっかり狙ったとしても設定金額に達していなければ棒の位置が微妙にずれる仕様となっている。上記の前方に押し出すタイプの他下に押し込むタイプも存在。

ルーレットリフター

ルーレットの結果に応じて台が上下し景品ゲットできるこのリフター系の機種も全て確率機。 目押しの実力に関係なく全て運勝負となる。

カット系

景品を釣っている紐を狙って切る「~カット」系の機種も全て確率機。何を吊るしても「紐の位置」は変わらないため簡単に確率操作が可能。露骨に止まったり滑ったりするので分かりやすい。

取れることも

飽くまで「確率」機なので取れることも勿論ある。重要なのはゲームセンターの設定次第ということ。お店が確率を0.01%にしていれば獲得までに100万円を覚悟しなければならない。どうしてもやる場合は運試し感覚で上限金額を決めて挑戦すると良いと思う。

感想

今回の件はゲームセンターでの立件ということに相当価値があると思う。動画を見ても分かる通りやり口は極めて悪質であり、年末年始に同様の手口によるトラブルを防ぐ目的で摘発に踏み切ったのだと思う。大阪という土地柄、観光客を狙った被害も多かったと思うので本当に良かったと思う。今回の事件によって店側は今後、取れない場合に「警察に被害届」を出されるリスクを背負うことになる。詐欺容疑で立件されるとなるとブランドイメージも大幅にダウンするので大手のGEOや各スーパーのゲームコーナー等は今後、確率機の撤去も考えられる。

確率機はゲームという形を取っていても「ギャンブル」であることは変わりないので今までが余りに無法地帯過ぎた。今後は外国人観光客の増加やカジノ法案の成立等の流れもあるため、ギャンブル規制はより加速すると思う。今回の事件をきっかけに「ゲームセンター」という場所がより健全化することを願いたい。

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