【転売ヤー死亡】PayPay残高付与取り消し祭り開始…問題点は?

昨年末にPayPayが実施した「100億円あげちゃうキャンペーン」の残高付与取り消し報告が相次いでいる。同キャンペーンについては過去記事を参照。

11月22日、ソフトバンクとヤフーが手がける決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」が支払額の20%還元キャンペーンを発表し、大きな話題となっ...

概要

PayPayが行った総支払額の20%を還元する100億キャンペーン。異例の還元率の高さと一定確率で全額キャッシュバックになる仕組みが話題を呼び、開始からわずか10日で終了となった。ところが残高の付与予定日である1/10になると残高付与の取り消し報告が相次ぎ「詐欺だ」と話題になっている。

通常利用者は問題なし

記事をまとめた筆者も本キャンペーンには参加しておりビックカメラにて2万円のSSDを購入。昨日16時付で4,186円の残高が付与されたことを確認している。SNSで調べても数千円の付与を取り消された人は見かけず、転売目的の購入や複数アカウント利用など規約違反を行った人が狙い撃ちで取り消されている状況だ。少なくとも通常のお買い物として考えうる範疇で利用していた方は被害を受けておらず、転売ヤー死亡といった状況で通常利用の方はまず心配ない。

付与取消の条件

残高付与が取り消しとなる条件はPayPay公式で示されている下記のパターン。

  • クレジットカードの不正利用
  • 架空の取引
  • 取引の分割
  • 不当な取引や返金によるPayPayボーナス等の詐取
  • 1人のお客様による複数名義の支払い手段での利用
  • 複数のPayPayアカウントでの同一クレジットカードの利用
  • PayPayアカウントやYahoo! JAPAN IDの不正利用

実際に取り消しとなった方の利用例を確認してみよう。

取引の分割

引っかかってる方が多そうなのは「取引の分割」。上記ツイートを確認してみると恐らく転売目的でSwitchを同店舗で繰り返し購入。分割することで全額還元の抽選を狙いつつ月あたりの還元上限を回避しようとしている。一般的な消費者の購入方法とはかけ離れており言い逃れは難しいだろう。

複数のPayPayアカウントでの同一クレジットカードの利用

家族で別々のPayPayアカウントを所持しつつ共通のクレカを使うのは当然アウト。クレジットカード自体が本人利用が前提なため最悪詐欺罪で訴えられるリスクもある。ネット情報に踊らされて親のクレカ情報を登録して利用した未成年も中には居る様子だ。

PayPayアカウントやYahoo! JAPAN IDの不正利用

PayPay側のシステムの問題もありそうなのが不正利用認定。上記画像を確認する限り、下記の残高付与が取り消されている。

  • 日付不明
    • 39,800円
    • 6,816円
    • 4,536円
  • 12/4
    • 100,000円
  • 12/9
    • 23,068円

合計で17万円以上の還元が取り消されており同一店舗での分割購入をしたと判断された可能性も高い。またツイートを追う限りでは期間中に購入した新規端末に乗り換えて再利用しているため、アカウントの不正利用と認定された可能性が考えられる。

この方も本人は洗濯機1つ買っただけと言っているが25万円以上の洗濯機を買う余裕がありつつ乞食行為している辺り矛盾を感じる。高級洗濯機を買って転売ー5万円のポイント付与を狙ったと考えるのが自然であり、本人名義ではないアカウントと連携してしまった可能性もありそう。

感想

TLを眺める限りほとんどの通常利用者は普通に残高付与されており、身の回りでも付与されなかったと騒いでいる方は見かけない。家族のアカウント・クレカと連携させたり同一商品を繰り返し購入している方が狙い撃ちされている印象だ。不服がある場合は専用の質問フォームも用意されているためPayPayの対応には何ら問題が無いように思う。

PayPayでは不正利用などセキュリティ対策を万全を期した状態で第2弾キャンペーン実施も検討しているらしいので楽しみにしたい。

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