【PSVR】「Manifest 99」感想:割高感が強い映像作品

PSVRの映像作品「Manifest 99」をプレイした感想。

どんな作品?

Manifest 99 – An Award Winning VR Experience – Accolades Trailer

「Manifest 99」は死後の世界を走る電車が舞台のVR映像作品。空間内のカラスに視線を合わせることで視点移動し、乗客と目を合わせることで乗客の人生を追体験できる。

PSVR, PC向けに好評発売中。価格は660円。

感想

セール価格の429円で購入したが割高感が否めない内容だった。ゲーム性は殆ど介在せず体験時間は20分程度。無料配信されている『Allumette』の方が世界観が暖かくVR視点を活かした内容になっている。本作は作品全体にホラーテイストが漂っており、テーマである「贖罪」とメッセージ内容に共感できるか次第で評価が大きく分かれる。個人的にはスッキリせず「うーん」といった状況。高品質なVRゲームが充実してきた2018年の現状で500円以上のお金を出してまで体験したいとは思えない。

唯一のインタラクティブ要素である視点操作による移動や探索要素も上手く機能していない。物語を進めるために行っている作業感が強く「ゲーム」として配信しているにも関わらず360度映像と変わらない。これならYouTubeで視聴可能なVRロードムービー『Pearl』の方が心に刺さるものがある。

本作をお勧めできるのは前述のトレーラーを見て雰囲気が気になった方。660円程度なら失敗しても良いという方に限られる。アーティスティックな映像作品である以上、人によっては内容とメッセージが深く突き刺さるはず。他の方のブログを見ていると「感動した」という方も居るので個人差は大きい。気になった方はチェックしてみて欲しい。

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