アニメ『ハイスコアガール』最終話感想:ゲーマーも大満足の拘り

2018年夏アニメ『ハイスコアガール』を最終話まで観た感想。遅くなったがゲームブログとしてお勧めしたいのでまとめておく。

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どんなアニメ?

『ハイスコアガール』は押切蓮介原作の格闘ゲームを題材にしたラブコメ。原作はSNKによって著作権侵害・刑事告訴され一時は連載打ち切り、アニメ化中止も危ぶまれたが和解が成立、2018年7月からJ.C.STAFF制作のアニメが放送された。TV放送は終了したが続きとなる3話のOVA化も発表、Netflix配信されることが明らかになっている。

魅力

原作の完成度

『ハイスコアガール』の原作者は『ミスミソウ』『でろでろ』等で知られる押切蓮介。家庭用ゲーム黎明期、ファミコン時代からの筋金入りゲーマーで同氏の自叙伝とも言える『ピコピコ少年』シリーズを読むと背景事情がよく分かる。

『ハイスコアガール』は『ピコピコ少年』時代のゲーム部分の輝きのみを抽出し、薄暗く生臭い青春パートを排除。そこに理想とする女性ゲーマーを追加した作者の人生経験と願望が入り混じった意欲作な訳だ。実在のゲームタイトル・キャラクターを登場させる手法は同作の現実味を高め、同じ熱い時代を共有したゲーマーたちの魂を揺さぶる舞台設定となり得ている。無口だが格闘ゲームが圧倒的に強いお嬢様「大野」のキャラと距離感も最高。懐かしくも甘酸っぱい青春を振り返ることができる「おっさんホイホイ」な素晴らしい作品と言えよう。

本気のアニメ化

本作のアニメ化に対するJ.C.STAFFの本気度は本作のメイキング「プロジェクトH」を見れば明らか。実際のゲーム画面を出すにあたって権利関係の承諾を得るのは気が遠くなるほど大変だったと思う。ゲーム文化保存研究所(IGCC)のキバンゲリオンこと石黒憲一氏の監修のお陰でゲーセンの再現度も申し分なし。『スト2』『キングダムハーツ』といった名作たちの音楽を担当してきた下村陽子氏が楽曲を手がけ、スタッフ的にも本気度は疑いようが無い。アニメ化にありがちな「人気作をとりあえず動かしてみた」ではなく、これ以上のアニメ化は想像できないレベル。本気のスタッフが集まったからこそ素晴らしい作品になり得たと思う。

懐かしい

メイキングでも解説されているがゲームの再現度は申し分無い。格闘シーンもしっかりプレイヤーの力量が分かるほど作り込んでいるし、ドット絵やブラウン管特有の歪みも見事に再現されている。当時を知っているゲーマーにはシーンや登場するタイトル・小物全てが懐かしい。権利関係上、任天堂タイトルが挙げられないのは残念だが格闘ゲーム全盛期の当時を懐かしむには十分で資料にすらなり得る作り込みだと思う。古参ゲーマー諸君はゲームが熱かったあの頃を思い出して幸せになれること間違いなしだ。

感想

3Dアニメとして心配も多少あったが、全く問題はなくラブコメの波動を感じられる素晴らしい作品だった。OVA化は予想できたが嬉しい。3話分が配信されたタイミングで1ヶ月だけNetflixを再契約しようと思う。個人的には『ピコピコ少年』シリーズの泥臭さも好みなのでこの流れでアニメ化してくれないだろうか。気になる方はNetflixで視聴、Blu-ray購入しても後悔はないはず。気になる方は視聴してみて欲しい。

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