ワンダーボーイ ドラゴンの罠は理想的なリメイク【感想・レビュー】

今回はPS4, Xbox One, NS, PC向けリメイク作品『ワンダーボーイ ドラゴンの罠』について紹介したい。

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ワンダーボーイについて

本作は1989年にセガから発売された『モンスターワールドII ドラゴンの罠』のリメイク作品。

前作『ワンダーボーイ モンスターランド』の続きで主人公がトカゲに変えられてしまうところから物語は始まる。主人公は「トカゲ・ネズミ・ピラニア・ライオン・タカ」に変身する能力を使いこなしステージを進んでゆく。シリーズファンも多く名作との呼び声高い王道2Dアクションゲームである。

現代風なグラフィック

本作のリメイクにあたり絵柄は海外コミックを彷彿とさせる手書きアニメーションとなっている。原作の雰囲気を残しつつ温かみのあるグラフィックがとても良い。

キャラクターイメージは原作に寄せる一方背景は大胆なアレンジが加えられている。オリジナルでは殺風景だった背景もアーティストの解釈が加えられ下記のように様変わりしている。

更には元々の男の子主人公の他に女の子主人公ワンダーガールも選択可能になっているも現代的で興味深い。

オーケストラアレンジされた音楽

本作で突出しているのはグラフィックだけではない。音楽に関しても原曲のメロディーそのままにオーケストラアレンジされている。30年近く前の音楽にはとても聞こえない素晴らしい仕上がりになっている。

なお本作にはアートワーク、アニメーション、音楽等のメイキングが収録されている。是非クリア後にトップ画面のギャラリーから確認して頂きたい。

ボタン一つで切替可能

本作が一般的なリメイク作品と大きく異る部分はオリジナルの8-bit版と今作のHD版ボタン一つで切り替え可能な点である。グラフィック音楽それぞれに切り替えボタンが用意されておりプレイ中いつでも好きな音楽、グラフィックに変更できる。

これは極めて革新的なリメイク手法であり原作の仕様を完全に再現できていないと不可能な技術である。本作のリメイクにあたり開発者は原作をコードから読み起こしている。オリジナル版の再現にかける熱意には狂気すら感じる。

同じメロディーを使った音楽の切り替えに関してはフィールド曲と戦闘曲がシームレスに遷移していた傑作ACT『朧村正』を彷彿とさせる。ステージ毎にオリジナルと切り替えつつ比較するのも非常に楽しい。原作がそもそも名曲揃いな本作はオーケストラ版と二度味わうことができる。

今後もオリジナル版と楽しめる作品が増えて欲しい

今作のディレクションはかつて”セガ・ボーイ“だったOmar氏が担当している。そのため原作愛溢れるアレンジが本当に素晴らしい仕上がりだった。例えばオプション設定からブラウン管TVの走査線を再現可能だったり、89年オリジナル版のパスワードを使用できたりとこだわりが徹底されている。

安直な現代機移植も増える中こういった手法で名作を蘇らせてくれること自体に非常に価値がある。レトロゲームもグラフィック音楽を現代風にするだけで見事に生まれ変わり、ゲーム性が現在でも通用することを実感させてくれる。

私的にはSFCN64っ子だったのでこの時代のHDリメイク等もこれから出てくれることにも期待している。

なお今後ワンダーボーイの最新作『Monster Boy And The Cursed Kingdom』も発売が予定されている。こちらも楽しみにしたい。

ゲーム:ワンダーボーイ ドラゴンの罠
ゲームジャンル アクション
対応機種 PlayStation 4
Xbox One
Switch
PC
発売日 2017年4月18日
開発元 Lizardcube
販売元 DotEmu
ディレクター Omar Cornut
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