オタクの定義とは?オタクが持つべき「リファレンス能力」について

オタクが持つべき「リファレンス能力」

「面白い」から人目も気にしない

オタクたちの趣味は概ね「アニメ」「漫画」「ゲーム」といった「子供向け」に分類されるメディアである。

彼らがなぜ大人になっても「子供向け」とされる趣味を続けるのか?それはひとえに「面白い」からである。

日本のオタク文化は「漫画」「アニメ」に関しては世界一の量・品質であることは揺るぎない。世界中のどこを見回しても週刊連載毎週放送であのクオリティを保つ漫画、アニメを出せる国は存在しないのである。

世界一面白いコンテンツをいい歳して貪欲に楽しめる」ことがオタクの本質の一部であると考えられる。

昔のオタクのアニメ事情

そんな貪欲にコンテンツを楽しめる「オタク」たちは毎週アニメをどのようにして楽しんでいたのか?

一昔前である1980年代当時はビデオデッキが存在しておらず、アニメの録画ができない時代だった。では当時のオタクたちはどのようにしてアニメを楽しみ話題を共有していたかというと「記憶」していたのである。

彼らはアニメ放送が終わるまでの30分間、目を皿にして映像に集中していた。グッとくる作画シーン、会話の内容、も記憶していた。当然見返すこともできないので「脳内に記憶した録画」を再生するしかなかったのである。

当時の詳しい事情は岡田斗司夫の「オタク学入門」や島本和彦の「アオイホノオ」でよく分かります。

スタッフロールに面白さの理由を見出した

オタクたちはアニメを見ているうちに「放送する回」によって面白い回面白くない回があることに気づく。

そしてその理由が「作り手」にあると気づいたのである。

「~さんが脚本をやっている回はお話が面白い
「~さんが作画している部分は顔が特徴的だ

といった具合である。

オタクたちは彼らが信じる「作品の面白さ」を「作り手」に着目することにより構成要素に分解し検証することに成功したのである。

結論

上記で述べた通りオタクたちは「いい歳して」自分たちが「面白い」と信じる「作品」を「作り手」に着目し「リファレンス能力」を用いて「分析」が出来る人間であると考えられる。

これが出来るか出来ないか次第で作品の楽しめ方が2倍3倍も異なってくる。是非参考にしてほしい。

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