『LIMBO』感想・レビュー:モノトーン世界で紡がれる生と死の物語

今回はPlaydead開発の名作横スクロールアクション『LIMBO』を紹介したい。

モノトーンで描かれる世界

LIMBO』の何よりの特徴はモノトーンの画面構成である。画面内にはUIが存在せず主人公も白黒で描かれている。風景も白黒の濃淡によっての表現、遠景などが描き分けられており魅力的な世界観が表現されている。

このモノトーン表現ゲーム性にも影響を与えており、ぱっと見で分からないものが上に乗るとスイッチだったりする。また画面の情報量を抑えることによって謎解きをよりシンプルにする点でも役立っている。

アクション要素は強め

LIMBO』はベースとして横スクロールアクションであり、それに謎解きの要素が加わっている。使えるボタンはアクション(つかむ、ボタンを押す)とジャンプのみであり、操作自体は難しくはない。しかしゲーム中にはシビアなタイミングでのジャンプ・アクションが求められることもあり非ゲーマーにクソゲーと揶揄される理由になっている。

死にゲーとしての楽しさ

本作はとにかく死ぬことが多い。主人公は一撃でやられる仕様であり、初見殺しも多くアクション難易度のせいで同じ箇所何度も死んでしまう。死に方のバリエーション豊富で海外的にはそこを楽しんでいる風潮もある。死んで覚えるという感覚としては『ダークソウル』シリーズにも近い。

その分リトライは早くストレスをあまり感じずに繰り返しプレイできるようになっている。プレイしているうちに開発者意地の悪さが垣間見え、疑心暗鬼になりながらプレイできるのも醍醐味である。

一味違うゲームをやりたい方に

インディーズゲームとしては非常に丁寧に作られており、謎解きも画面を注意深く見れば、音を注意して聞けば気づくような誘導がなされている。そのためゲーム初心者でも根気強くやればクリアできる作品だと思う。注意点としてはホラーテイストと残酷な表現が苦手な方にはあまりお勧めできない。(モノトーンなのであまり心配する必要は無いと思うが)

対応プラットフォームも多く、プレイ時間も4時間ほどでクリアできるのでひと味違うゲームをプレイしてみたい方に是非オススメしたい作品である。

ゲーム:LIMBO
ゲームジャンル アクション
対応機種 PC
iOS
Android
PlayStation 4
PlayStation 3
PlayStation Vita
Xbox 360
発売日 2010年7月21日
開発元 Playdead
スポンサーリンク
レクダングル(大)
レクダングル(大)

シェアする

フォローする



スポンサーリンク
レクダングル(大)