最近は落ち着いていたのだが今朝方久しぶりに「THE アンチ」な誹謗中傷コメントを見かけた。折角なので本ブログで実施している対応策を紹介してみる。
目次
炎上例
PV数が伸びればコメントが増えて結果としてアンチも増える。これは避けることは出来ない。本ブログは2016年12月に開設。順調にアクセス数を伸ばし、4ヶ月半後には月間50万PVを達成。1年後には月間180万PVを達成した。アクセス数が伸びて来た頃に悩まされたのがアンチコメント対応である。本ブログの炎上度が高かった記事を紹介してみよう。
カイジ
2017年末に放送された特番『人生逆転バトル カイジ』を観た感想をまとめた記事。タイトルからして煽る目的満々だったのだが見事に反応が多かった。この手の「つまらない」主張に対しては必ず一定の「いや!面白かった」層が反論してくる。当ブログでは基本的にコメントを返すのでレスバトルが始まるとかなりの確率で盛り上がる。1件目のコメントさえ付けば延焼は早い。
この時のスタンスとしては「いや面白いと思うなら各々のブログ・Twitterで感想をつぶやけばええやん」状態。コメント寄せてるのは中高生くらい?キッズが多そうな印象を受けた。
ゲハ
2017年7月に発売された『DQ11』の機種比較記事。演出のレベルがダンチだからどう考えてもPS4版一択と主張したら予想通り、特定ハードを信仰の対象とするゲハ民その他が湧いてきた。単純に自分が遊んだ機種(3DS版)を「否定してほしくない」層も居た気がする。
批判記事書く際思うが「嫌なら見るな」の精神は大事。当ブログはタイトルで批判記事と分かるようにしているにも関わらず、わざわざアクセスして読みに来て「いやそれは違う」と言いに来る輩も居る。「違う」の主張は各個人のSNSやブログでするべきなのだが、根底には「間違いを認めろ」という心情部分が大きい。人生の時間勿体なくないか。
金魚電話ボックス
ヤバみを感じる層が湧いてきたのは金魚電話ボックス記事。『カイジ』記事はキッズたちとワイワイ談笑できたのだが、こちらは年齢層高め。社会問題系はガチな人たちが湧いてくるので注意が必要。中にはぐうの音も出ない正論もあったのでゴミ箱に捨てて読まなかったことにした。
けもフレ
当ブログ史上最大に炎上したのが『けものフレンズぱびりおん』の批判記事。ファン層の反感を買って燃え上がりすぎて収集つかなくなったのでコメント欄閉鎖。やっぱアニオタ(の一部)ってやべえなと思うと同時に炎上対応の勉強にもなった。「つまらない」の主張をしてはいけない、と考える人も居るのが本当に謎。
記事投稿前後は『モンハンワールド』発売真っ只中でそっちのアクセスの桁が違ったため、時間がかかった割に儲からなかったのが残念。何やかんやで一人とは和解できたのが感慨深い。アク禁したままだけど。
川島
けもフレ騒動を超えて大炎上したのが『サッカーW杯川島』の記事。タイトルの「ニワカ」に釣られた層が大量突撃した結果、収集がつかなくなったのでコメント欄放置。特に多かった主張は「海外の○○さんが□□と言ってますが彼もニワカだと?」的な主張。小学生じゃないんだから自分の言葉で喋れよ。あと会社ネットワークから連投してくる馬鹿が居たので電凸して勤務中にネット見ないように人事に伝えてもらった。
アクセスは多かったがやはり一過性。旬な話題はすぐに忘れ去られてしまう。残念。
炎上のメリット
基本的に「炎上」というとマイナスなイメージを抱く人が多いと思うがメリットも大きい。具体的に紹介してみよう。
PV数が伸びる
炎上記事は必ずPV数が伸びる。これはPV数が多いからアンチコメが増えるという順番の問題も一定はあるが、コメントが付いてからの方がPVが伸びたりする。
@jenstar yep. In general if we see that there’s a healthy, thriving community on a site, that can help a lot
— Gary “鯨理” Illyes (@methode) 2016年4月27日
理由の一つはGoogle関係者が明かしたコメント欄のSEO効果だろう。コメントが活発にやり取りされるページはわずかながら検索順位にも影響するらしい。そもそもコメント欄が伸びることで記事を読む時間・ページ滞在時間も伸びてくる。2ch等に晒されることで被リンク数も増えてSEO的にプラスに働くことは間違いない。
認知される
炎上することでブログ記事は良くも悪くも「認知」される。個人的には人に読まれない時点で記事としての価値は皆無だと考えている。読者が何を感じようと読まれさえすれば良いし、その上で湧いた感情が「怒り」だろうと人の心を動かせたことに嬉しさを感じる。さらっと読み飛ばされて5分後には覚えていないよりは100倍良い。ブログ稼業自体目立ってなんぼの世界だと思う。炎上芸で有名な方も多い。
モチベーション
これは人にもよるのだが、反応があることはやはり嬉しい。記事を書いて良かったと思うし、執筆する上でのエネルギーに変換される。無知なコメントを見ると色々と教えてあげたくなり、誹謗中傷も「怒り」がエネルギー源になる。ブログ自体チラ裏の延長で始めているのであれこれ「思う」ことを外部から動かしてくれるのは有り難い。なおブログをする上では「うるせえ!黙れ!」と傍若無人スタンスのほうが楽だと思う。
対処法
それでも炎上やっぱり嫌だ。という方のために便利な対処法をまとめておく。
プラグイン活用
WordPressを活用している方に限るが「SiteGuard」「Akismet」といったスパム対策プラグインは必ず入れておくと良いだろう。SiteGuard上でコメント時の画像認証を用意するだけで態々コメントを寄越すアンチは減る。メールアドレス入力があれば尚更だがコメント自体も減るので注意。
また、WordPress側のディスカッション設定も下記の通り変えておく。
- コメントブラックリスト活用
- メール通知 → 外す
ブラックリストはニコニコ生放送のNGワード等を参考にすると良い。メール通知はコメントが少ない頃はオンにしていたが、アンチが増えてくるとプライベートお構いなしに水を差されるのでオフが良いだろう。
削除
無難で有効な対処法はコメントを承認せず削除することである。アンチは反応があるから更に加熱する訳でコメントを片っ端からゴミ箱に突っ込む(ブラックリスト・スパム認定)だけで勝手に鎮火する。SNS等で晒される規模になった場合はこの限りではないと思うが、それはそれで一儲けするチャンス。企業炎上も同様だが初期対応さえ誤らなければ大きく燃え上がらない。
そもそもコメントに対して逐一返信するかも人によると思う。本ブログでは基本的に全件返して楽しんでいるが、苦労の方が多い場合は放置しとくのも吉。意外と訪問者同士で勝手に盛り上がってくれたりする。
心構え
最重要なのは本人の心構えだろう。下手に気を使って疲れるくらいなら閉鎖したほうが楽だし影響も大きくはない。アンチコメントを含めて「楽しめる」ことが最重要と言える。そもそも、ブログ記事にわざわざコメントを寄せてまて誹謗中傷する人間は「私生活が充実していない」人が殆どである。リアルが充実してればクソ記事に構ってる暇など無い。そう考えると記事投稿者とコメント者の争い自体、肥溜めでの縄張り争いであり楽しまなきゃ損と言える。ブログはその性質上、管理する側が有利でありコメントの削除・改変は勿論、その気になればIPを晒したりプロバイダへの通報も可能。コメント欄は飽くまでこちら側が用意した土台なので掌の上で踊っているに過ぎない。常々思うが反論(主張)があれば自前のブログで長々と述べたほうが生産的で良い。他人のブログで長々と文章を載せても管理人側のメリットにしかならない。そこら辺の事情を分かった上でコメントを寄せているのだろうか。ブログPV数でお金を稼ぐことを考えればアンチも含めて全員金づるお客さんであり、わざわざアクセスして頂き、記事を読んで頂き、コメントまで頂けるのはどう転んでも有り難い。SNS・掲示板で引用されればそれだけ記事の信頼度も高まる。もし当人にちゃんと主張があれば同様に自前のブログで主張するべきだと思う。より多くの人に発信できる可能性もあり、情報資産としてしっかり蓄積される。
感想
大事なのはネットの誹謗中傷は挨拶の延長程度に捉えて慣れることだと思う。手っ取り早いのは「ChatPad」あたりに凸してネット住民のヤバさを実感すること。自分も染まってしまえば怖いものは無いし、レベルの低い煽りに対しては微笑ましさすら感じる。インターネット黎明期世代は2ch, ニコニコ, チャット, メッセ, Skype, MMO等ネットの荒波に晒されて強くなってきた(気がする)。最近の子供はTwitter, Line, インスタ等SNSの普及で荒波はむしろ激化しているのだろうか。私が学生だった頃は情報リテラシーに関する教育はさほど重要視されておらずネット上での発言は「画面の向こうに人が居る」ことを意識しましょう程度だった。インターネットに限らず人類が存続する限り、ネット上での罵詈雑言とマウンティング合戦は終わらない。むしろ重要なのはそれらとの「上手な付き合い方」だろう。Twitter上では未だに煽り耐性0でキレてる人も多く、返信欄でガチ注意してたりする。それも含めて楽しんでいるのであれば良いのだが「他人のため」のつもりで気持ちを害してしまうのは勿体無い。世の中というのは一定の割合で「関わっちゃいけない人」「どうしようもない人」が存在する。真面目に議論するだけ勿体無い。ブログであれば炎上コンテンツ自体が資産となり有効活用できる。YouTuberなども良い例だろう。目立つこと自体に価値が存在する。本記事を参考に炎上する際はブログを用いて、燃え広がりが本人のプラスになるように活用して欲しい。