Twitterで「全巻読了」があり何かと思ったらドラゴンボール全巻を読んだWeb感想記事だった。内容が糞すぎたので理由を解説してみる。
概要
【新着記事】
『ドラゴンボール』を読んだことのない僕が、先輩に反論するために全巻読了した結果https://t.co/oTkCdbD1Wcアシスタントエディターの八が、先輩に反論するため、26歳にして初めて『ドラゴンボール』を読み、当時ヒットした理由やゆとり世代の自分がハマらなかった理由を考えました。 pic.twitter.com/1Ql4dUUnJs
— 株式会社LIG公式アカウント (@LIG_J) 2018年10月14日
話題になっているのはLIGのアシスタントエディター栄藤八が書いた記事。正直リンク貼るのすら嫌なレベルの糞記事なのだが話題にする以上仕方ない。読むだけ時間の無駄だと思う。
問題点
「オタク」として
栄藤八にはオタクとしての視点が全く無い。『ドラゴンボール』という作品を読んだこと・観たことが無い時点でも論外ではあるが「昔流行った漫画」と言い切ってしまう辺りに作品文化に対する理解の浅さが垣間見える。作品は基本的に「パクリ」によって成長する。詳しくは本ブログで最初に書いた記事”「パクリ」によって文化は成長する”をご確認頂きたい。
この栄藤八が例として挙げている『ONE PIECE』もルーツは『ドラゴンボール』であり、過去の岸本との対談で「同じ胴着を着た」と表現している通り、現在のバトル漫画で『ドラゴンボール』の影響を全く受けていない作品は存在しない。デフォルメ・表現手法における漫画・ゲーム文化への貢献も計り知れない。
そんな作品を「先輩への反論」という鼻くそみたいな理由で読んでいる時点で虫酸が走る。バガボンドの伊勢守のセリフを引用させていただく。
「そんなことのために剣はー武はあるのかね?」
「我々が命と見立てた剣は、そんな小さなものかね?」
「我が剣は天地とひとつ。故に剣は無くともよいのです。」
筆者にとって「漫画」「ゲーム」といった文化は今の自身を構成する重要な要素であり、命にも見立てることが出来る。少なくとも「先輩への反論」あるいは「ブログのPV数稼ぎ」のために消費する代物ではない。
分析内容
栄藤八にとって漫画はエンターテイメントの一種でしかないのだろう。作る側を目指したことが無いであろう浅い作品分析からも姿勢が垣間見える。
ストーリー
現在の作品の面白さの根幹となる要素は「キャラ魅力」に尽きる。栄藤八が述べているのは飽くまで「設定」の話でしかなくキャラクターの本質的な魅力に触れられていない。その上引き合いに出している作品が『ONE PICE』と『ハリー・ポッター』な辺り閉口してしまう。まともな読者なら分かる通り「サイヤ人」は後付け設定であり、キャラ魅力の根底を成す要素ではない。黄金パターンを述べる前に『荒木飛呂彦の漫画術』を100回読み直すことをお勧めする。
[amazonjs asin=”4087207803″ locale=”JP” title=”荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)”]漫画の読者は「ストーリー」を追っているのではなく主人公を含めた「キャラクター」を追っているのだ。なので「行き当たりばったり」だろうが作品性質上全く問題はない。連載開始から終了までを物語として綺麗に描ききったのは最近では『鋼の錬金術師』くらいで想定していた形で連載終了できないのは人気漫画・週間連載の宿命とも言える。
目的・ゴールといった観点は鳥山明自身が週間連載「させられていた」状況からも仕方がない。背景や書き込みを見ていれば鳥山明のモチベーションが連載を続けるに連れて下がっている事がよく分かる。これを単に「物語の奥深さ」と紐づけてしまうのは意味が分からないし読者もそこを求めていない。
世界観
「世界観の弱さ」について触れているが前述のモチベーション問題からもサイヤ人以降の弱さは否定できない。しかし、『ドラゴンボール』という作品はそれを凌駕した「世界観」とも呼べる要素を提供している。「超サイヤ人」の覚醒要素、「戦闘力」という数値化、「技名」を叫んだり「気」の概念などは現在の殆どのバトル漫画で参考にされている。『ドラゴンボール』のバトル自体が現在のバトル漫画の礎なのである。ツッコミどころに関しても物語を進めるためのパーツ程度の認識で問題ない。読者が求めているのは魅力的なキャラクターによるバトルであり、ナメック星の生態系などさして興味が無い。『ドラゴンボールGT』の失敗を見ても世界観が作品の主体とならないことは明らかだろう。没入感を削いでいるのは筆者がドラゴンボールを読む理由に他ならない。
時代背景
物語に関して「いきあたりばったり」で済ましているのは論外だが「よくある絵」「どこかで読んだことのある物語」もお話にならない。彼からすれば手塚治虫を今読んでも同じような感想を述べるのだろう。作品文化の系譜を全く理解できていない。かつ『ドラゴンボール』については「今読んでも面白い」からこそ現代でもアニメが再放送され、時代を超えて愛され続けているのである。スマホゲームのような低俗なものを引き合いに出しつつ軽々しく選択肢の多さで済まして良い作品ではないのだ。目の肥えた読者なら順番が逆だったとしても『ドラゴンボール』の魅力は伝わるはず。これを「読んだ順番のせい」にしているのは栄藤八の感性・姿勢の問題に他ならない。
ヒット要因の分析
この記事は栄藤八による「僕が面白くないと感じた理由」は述べているが、「何故ヒットしたのか?」については殆ど分析されていない。厳密には「鳥山明だから」「選択肢が無かったから」「いきあたりばったりが斬新」だとかクソ適当な理由で済ましている。小学生の読書感想文か。コンテンツ制作に関わる人間がこの程度の作品分析で済まして良いのか疑問が残る。読み物として「なぜ面白いのか」を分析した方がプラスだし、今後のコンテンツ制作にも生きるはず。
『ドラゴンボール』の魅力は圧倒的なキャラ魅力に尽きるだろう。キャラクター一人ひとりが作品内で生きており、それを引き立てる物語があるからこそ愛されていないキャラクターが存在しない。極めつけに「超サイヤ人」に「かめはめ波」である。こんなん面白くない訳が無いだろ。登場する悪役キャラも魅力的で動機、目的、性格といったキャラクターとしての芯が通っている。
前述の『荒木飛呂彦の漫画術』の第三章でも述べられているが、強力なキャラクターはこれさえ揃っていれば無敵という「究極の一本立て」である。以下に同著の一文を引用させて頂く。
ここでクイズです。「まっすぐな心を持っていて、普通であればへこたれるような状況も明るく乗り越え、正義感があり、友達思いで、武道の達人。必殺技は”かめはめ波”」。
これだけでもう『ドラゴンボール』の「孫悟空」だと誰でもわかります。このシンプルかつ少年漫画特有の黄金道を行く完璧なキャラクターと鳥山明先生の絵があれば、それだけで『ドラゴンボール』という漫画は完成してしまうでしょう。
こち亀の両さんを見ても分かる通り、良い漫画はキャラクター魅力だけでお話が成り立ってしまう。『ドラゴンボール』もその例に漏れず魅力的な主人公と仲間たち、そして敵キャラが重要な構成要素なのだ。このようなヒット要因の分析なしに作品語りをするとは烏滸がましいにも程がある。
感想
炎上商法を狙ったならPV数も延びて上手くやったと思うが、LIGブログ及び栄藤八については醜態を晒し泥が付いた形だろう。少なくとも私ならこんな「作品作り」に理解が浅い社員が居る企業に仕事を依頼したくはない。同じブログ執筆を生業とするものとしても「オタク」としても許しがたい記事内容だったので、考えを整理し異議を唱えるために執筆させて頂いた。パリピが企業運営するブログのクソ記事に負けないよう今後もレビュー記事を投稿し続ける所存だ。
コメント
別に、作品の批評自体はどこでもある話ですし、自分だって『気に入らない』と思ってしまうけど『名作になってる作品』はあります。
でもまぁ。こんな風にろくに調査もなく『偏見と暴論』で他人の好きなもの貶める輩は『無神経』という他ないですなぁ。
ここまでお手本のように不愉快な文章もそうそうないので、逆に残すべきで参考になるとさえ思えてきました。
コメントありがとうございます。
同意見で作品批評及び「批判」自体は問題ないと考えています。現に本ブログでもボロクソに叩いてる作品もありますし。
「先輩への反論」という理由も含めて「個人的見解」が強すぎるのが問題ですね。仰る通り調査・分析は全く足りていません。
恐れ多くも「国民的マンガ(アニメ)」を対象とするのなら相応の覚悟を持ち、繰り返し読んだ上で1万字超の記事を書いて欲しかったですね。
ファン心理に配慮しろとは言いませんが同レベルまで知見を深めた上で執筆して欲しいものです。
人の「不快感」を煽る意味合いでは非常に参考になりますね。炎上している現状も目論見通りでしょうし。
ありがとうございました。
まさに「その通り」と言った記事でした。
私は「批判」自体は個人の自由なので、それをネットにあげようが何をしようがどうでもいいことだと思っています。
ただ、今回は企業として、本名を晒したうえで公開してしまったことが問題になるでしょうね。
53分怪人様、コメントありがとうございます。
企業として記事を書く以上、日本中に居るファン心理を汲んだ上での主張を行うべきだと思います。
今回の記事は批評記事としても底が浅すぎて逆に「批判」が相次ぐのも仕方ないでしょう。
今後、株式会社LIGとして利益を優先して記事を放置するのか対応が気になります。
ありがとうございました。
はじめまして。
僕もあの記事には憤慨した口ですが、「結局この記事自体が『よくある作りの、どこかで見たことのある論調の薄っぺらい記事』なんだな」と気づいて心穏やかになりました。
悲しいのは、思った以上にTwitterなどで「この記事分かるー!」って反応してた人が多かったことですね。
そう反応してる人ほど中身ちゃんと読んでなさそうですが。
ずんずん様、コメントありがとうございます。
「にわか」オタクの存在自体は仕方がありませんが、公に意見を発してディスるからには「本気」で分析して欲しかったですね。
企業運営しているブログの性質上、アクセス数しか見ない為ファン心理など知ったことではないのだと思います。
作品に対する姿勢の違いは仕方ありませんね。
同意見の方も漫画を文化としてではなく「エンターテイメントの一種」としか捉えていないのでしょう。
読者としては問題ありませんが、SNSが発達し簡単に「批評ごっこ」出来てしまうため反応が目に付きやすくなりましたね。
リアクションを含めた情報の取捨選択が重要な時代になってきたのだと思います。
ありがとうございました。
僕と同じ思いで記事を書いてくれてる人がいて良かった。
つさすや様、コメントありがとうございます。
Twitterでも予想以上に拡散して頂き、同様に「不快」に感じた方の多さを実感しています。
これだけの批判が集まっているにも関わらずLIGブログの記事は放置状態です。
週刊誌感覚のWebメディアでアクセス数さえ稼げれば内容はどうでも良いんでしょうね。
栄藤八氏は先輩にさぞ豪華な「ご飯」を奢って貰えるはずです。
ありがとうございました。
ドラゴンボール好きな人が感情で嫌味書いてるだけの記事で、件の全巻読了記事と同レベル。
むしろオタクだドラゴンボールだ手塚治虫だなんて名前使って嫌味書いてるんだから、こっちの方が悪質だわ。
上から目線でお前が馬鹿だから楽しめないんだよって言われて、何かを好きになる訳がない。
老害化してる事を自覚して✝️悔い改めて✝️
たていし様、コメントありがとうございます。
記事本文内で理由を段落分けした上で具体例を出しつつ問題点を指摘しているにも関わらず「感情」「嫌味」としか捉えられない辺り読解力の低さが伺えます。
漫画『ドラえもん』でも読みつつ初等教育からやり直して下さい。
ちなみに読んでいただければ分かりますが「好きになれ」とは一言も言っていません。
企業名義で感想を述べるからには作品に真摯に向き合うべきと「姿勢」の問題を指摘しているに過ぎません。
「老害」や「✝」を利用している辺り厨房感強いです。
10年後には黒歴史になるので今のうちに治すことをお勧めします。
ありがとうございました。
ドラゴンボールを先輩に…の記事を読んで、久しぶりにやり場のないモヤモヤ、イライラを抱えてネットを探ってこちらのブログにたどり着きました。私はインターネットで発言をした事がありませんが、私自身の言いたいことがいくつも書いてあり、少しスッキリしました。エンターテイメント作品の好き嫌いは自由だし、ネット、発行物で批評も自由。エスパーマミのお父さんの言う通りですが、 良くも悪くも「漫画」を代表する大きな作品に対し、余りにも無知で的外れなことを大きな声で叫び、どうだ!?と言う感じのエディターさんに何という文章を書いているのか…とこつちが突っ込みたかったです。なんというか、お礼を言うのも変ですが、ありがとうございました。
ロール様、コメントありがとうございます。
作品に対する敬意が全く感じられず不快極まりない内容ですよね。
私も作品批評・批判自体を否定するつもりはありません。
しかし、引き合いに出した『エスパー魔美』の通り「怒る権利」はあります。
「エディター」で「コンテンツ制作に関わる」人間が企業名義で記事を執筆するからには、最低限の知識と教養を備えた上で批判をするべきです。
ましてや批評対象はバトル漫画の教科書とも呼べる作品です。
「先輩への反論」という小さ過ぎる目的のために利用する姿勢からは全く敬意が感じられません。
普通の個人ブログで同様のことを書きなぐる分には構いませんが、企業運営するブログで堂々と発信するのは如何でしょうか。
『ドラゴンボール』というIP自体、過去の産物ではなくアニメ・映画も放送されゲームも作られ続けています。
未だに集英社の稼ぎ頭とも呼べるコンテンツに対して栄藤八は企業名義の元に喧嘩を売ってるのです。
同様に本記事を読んで「スッキリした」と感じている方も居たので記事を投稿して良かったと感じています。
ありがとうございました。
栄藤八さんの記事を読んだ感想は、これなら自分で書いた方がマシレベルでした。
この会社にお金を出してまで依頼したいと思わせる内容ではなかったですね、結果として炎上商法が成功して話題になったけど、会社的に失ったものがあった気がします。
一部の同意見もありましたが、それは「年寄り鬱陶しい」というもので1~20年たてば自分がそちら側に行く人たちなので時間が勝手に解決しますし特に問題ないと思います。
てんとう虫様、コメントありがとうございます。
「エディター」が書く文章でないことは明らかですね。
致命的なのはPV数と引き換えに多くの読者に不快感を感じさせ、敵に回してしまったことだと思います。
「年寄り」に関して先輩の伝え方の問題を「作品批判」に繋げてしまっていることも悲しいです。
反面教師的に作品の「無理強いをしない」ことを学んでくれたでしょうか。
単に年齢の問題とも言えず難しい部分ですね。
ありがとうございました。
ああ、あの記事を読んだ時の「バカくせぇ……」っていう
単純なのに不明瞭な気持ちの理由がこちらの記事で理解できました。
「DB」は確かに「過去の作品」ですが、
「ワンピース」のような「今の作品」に「似てる」っていう意味の発言自体が
「私、時系列すら理解出来てませんwwww」っていう悪い意味の
自己紹介になってるからなんですな……。
DB自体(ちうかジャンプ漫画)は私も好きじゃないですが、
仮にもエディターを名乗って社名を背負ってそれはないな。と。
老害って言葉使う奴がそもそも好きになれない様、コメントありがとうございます。
本記事は例の記事を読んだ時の言語化しづらいモヤモヤの解決に役立っているようで嬉しいです。
読み始め時点で「この人作品系譜分かってない」と丸わかりですよね。
個人の嗜好について文句は言いませんが企業名義な以上、ちゃんとした批判記事をまとめて欲しかったところです。
ありがとうございました。
記事拝見させていただきました。
私は、ドラゴンボール含め様々な漫画を見てきましたが、未だにこの作品を越える漫画は無いと考えています。画力、キャラの魅力、世界観など文字通り化け物漫画です。
私は好きな漫画は他にも沢山あります。流川と桜木がハイタッチした瞬間は号泣しましたし、囚われた人間が巨人へ立ち向かっていくシーンには圧倒されました。
ただ、ドラゴンボールは読み返すと、未だにワクワクします。アニメも再放送がやっていたら見入ってしまいます。これだけ長年楽しめる漫画はドラゴンボールしかありません。
私も、物書きの仕事をやっており、ドラゴンボールの記事も書いたことがあります。
それだけに、この程度の内容しか書けない栄藤八氏は夜郎自大であり、稚拙な人間なのでしょう。
NOMURA様、コメントありがとうございます。
私も同意見です。
素晴らしい漫画は多々あれど「お手本」とも呼べる要素を持ち合わせているのは『ドラゴンボール』な訳で。
漫画文化の中にこの芯が一本あるからこそ平成のバトル漫画・アニメジャンルが成立しているとさえ思います。
該当記事に関してはどこまで本気なのか疑わしいレベルで稚拙なんですよね。
計算で炎上したなら大したものだと思いますが、今後彼及びLIGブログの批評ごっこを見かけたいとは思いません。
ブロガー、オタクとして彼を軽蔑しますが人間部分は断定しきれないです。
ありがとうございました。
個人の感想で好き嫌いは問題ないのですが
実際私も某アイドル系漫画は嫌いですし
ただ、ドラゴンボールに影響された後の漫画を読んで「どこかで見たことある」とか「よくみる絵」など感想を書くこと自体は論外だと思います
何故ここまで影響力が出た背景や作品の構成など考えられなかったのでしょうかね
会社として炎上商法するような所とは一切仕事したくないです。
飛び火しますよ
勇気りんりん様、コメントありがとうございます。
問題点としては「企業ブログで発信」したこと。
「栄藤八」に関しては「無知(的外れ)な視点」「作品への敬意(姿勢)」あたりでしょうか。
人気が出た理由を分析できてない辺り、今回の記事がバズった理由や影響も想像できなさそうですね。
企業のブランドイメージ低下と引き換えに一過性の収入を得た形でしょう。
ありがとうございました。
栄藤 八さんの記事を読みましたが、
読んでいて非常に不愉快になりました。
Webで自身が書いた文章を発信する以上、その作品への敬意は忘れてはならないはずですが、栄藤さんの文章からはドラゴンボールを批判する為に読んでいる事が伝わってきました。
ただ批判するだけなら馬鹿でも出来る。
ドラゴンボールがそれ以降の作品にどれだけ影響を与えたのか全く理解していない。
仮にも エディターを名乗っているのであれば例え見習いであっても、当時爆発的に売れ、今もなお人気がある事に対してもう少しまともな分析が出来て然るべきじゃないのかと。
私がドラゴンボール好きなのでイラついてる所もありますが、個人的な感情を抜きにしても、よく会社はこんな記事を殿堂入り扱いにできたなと思います。
この程度の文章で金貰えるなんていい仕事ですね。
私がWeb関係の仕事をしていたら絶対に依頼したくないですけどね。
私はタコッケーさんの記事を読んでスッキリした内の一人です。
駄文失礼致しました。
パッソ様、コメントありがとうございます。
ファン心理を全く汲んでない内容で腹が立ちますよね。
作品に対する先入観次第で捉え方が大きく変わるという意味では参考になる例かもしれません。
作品分析が(知識を伴わない)主観だらけの内容で批評になっていない。
会社としても収入(アクセス数)さえ稼げれば内容は気にしないんでしょう。
お役に立てて良かったです。
ありがとうございました。
人の感性なんてそれぞれで、100人が100人面白いと思うモノなんてあり得ない。
しかし、その感想と分析を個人ページでなく会社のページで掲載するなんて感性を疑う。
自分の周りにも名作と言われる作品を「どこがいいのか分からない」という奴もいる。逆に自分がそう思う作品もある。
しかし個人ブログなどで書くことはあっても法人の記事として掲載するなんて愚行はしない。
しかも、もっと詳細に分析・評価したのならともかく、漫画喫茶で一気に読んだだけ。感想も初めから批判をする気で読んでるような先入観ありありなのがみてとれる。まあ「先輩に「反論」するため」と書いてるので、ある意味「批判する気で読んでます」と宣言してるようなものだが。
これの掲載を許可した会社は炎上商法と言われてもおかしくないでしょう。
鷹様、コメントありがとうございます。
該当記事の問題は「感性」という次元にすら及ばない私怨と偏った見方にあると思います。
企業としても内容を伴わない記事が多いですしファンを敵に回すことに何ら問題が無いのでしょう。
いわゆる「名作」と呼ばれる作品は評価されるべき時代的・文化的背景が伴うわけで、そこに気づけていないだけの可能性もあります。
作品批評の体で記事を書くならば姿勢を顧みる必要がありましたね。
仰る通り「漫画喫茶」「先輩」「批判」等叩かれる要素が多すぎます。
炎上商法としては見事に成功した状況ですね。
ありがとうございました。
はじめまして。そして話題遅れでの投稿申し訳ありません。
私も普段批判のような物を描いている同業者ですので当記事に酷く共感しました。
私としては栄藤八の最後の漫喫の下りが腹立たしく思いましたね。
批判するならば、中古ででも買うべきだと思います。私は批判する作品を毎回買い揃えています。アニメ化しているならばしっかりと見ます。作品に然るべき対価を払ってこそ、タイトルを出して批判する者の礼儀だと思います。
批判するために読むのも私は有りだと思います。どうしたって肌に合わない作品はあるでしょう。
しかし買ってもいない奴が、一体何を言っているんだと。まさしく栄藤八は批判するべき資格を有していないといえましょう。
cry-me様、コメントありがとうございます。
漫喫もイライラポイントですよね。ゲームにおける中古問題もそうですが、DVDレンタルと異なり作者・メーカー・出版社にお金が落ちません。
アニメに関してはDVDを購入するのは違う気もしますし、そもそも高いですよね。
過去にはソフトの違法DL問題もありましたが、割れ行為をする場合は「感想を言わない」ことだと高校生ながら考えていました。
仰る通り作品の楽しみ方はそれぞれだと思います。
購入した場合でも個人ブログならいざ知らず「批評」の体で批判記事を書けてしまう幼稚さも問題ですかね。
ありがとうございました。
はじめまして。
私も話題遅れで申し訳ありませんが、投稿させていただきます。
大変興味深く読ませていただきました。
元の記事も、この記事も。
私も彼と同じくらいの年齢で、彼と同じように思うことは多々あります。
ドラゴンボールを好きな方は、どこまでもドラゴンボールが好きで、好きなだけ語り、叩かれれば執拗に反論しがちな部分は確かにあります。
いや、ドラゴンボール好きだなぁ。とよく思います。それだけ素晴らしい作品なんだなぁ、とも思います。
しかしドラゴンボールに対する私の感想もまた、「やや面白くない」です。
彼の言うハリーポッターやワンピースを引き合いに出しての、やれ王道だ行き当たりばったりだというのには流石に共感しえませんが、一方でその批判的な発想に至ったなんとなくの理由は汲めるような気がします。
私はドラゴンボールや手塚作品はもはやビートルズのようなもので、そのジャンルのルーツのようなものになっていると思います。
だからこそ、今時の若い世代でドラゴンボールやビートルズそのものを興味深いと思えない人が出るのも必然かと思います。
それはそれらに影響を受けた人間が、それぞれの良さをそれぞれの好みや時代に最適化して、脈脈と受け継がれて今に至るものだからでしょう。
「ドラゴンボールが面白くない」のでは勿論なく、「今となっては、ドラゴンボール以外にも面白いものが沢山ある」のだと私は思います。
それはドラゴンボールという革命があってこそなのも理解できますが、確かにこういう先輩いるよなぁ…笑
とも思いました。
そんな風に思う人間もいると、思って頂けるだけで構いません。
彼の書き口が稚拙で多数の反感を買うものなのは理解できますが、それを踏まえてもコメントも含めて余りに元記事に否定的なものばかりだったので、少し怖くなり、投稿させていだだきました。
お目汚しを失礼致しました。
たり様、コメントありがとうございます。
手塚作品に関しては生前の時点でも既にに「古い」と言われてましたからね。
時代の移り変わりに伴い漫画の作風・傾向が変わっていくことは良いことだと思います。
しかし、「面白さ」の議論に関しては本ブログのタイトル通り、「存在する」ものだと考えています。
従って「他にも面白い作品がある」という捉え方は今回の問題の本質とはズレており、『ドラゴンボール』の面白さ・評価された点に「気づけるか」が重要となります。
これは作品分析を行う「視点」を持ち合わせているかという点に繋がり、単に漫画を趣味として消費する方には必要ないスキルですが作り手やオタクを目指す上では重要なポイントです。
本投稿は該当記事で作品を貶されたことに怒りを感じた「オタク」向けの内容になっています。
記事主張の性質上、否定的なコメントに偏る点についてもご理解ください。
ありがとうございました。
始めまして。とっくに答えは出ている話題だとは思うのですが、『ドラゴンボール』の面白さ・評価された点に「気づけるか」が重要という言葉に、とても共感しました。
完全に少年向けの商品に対して、大人の趣味を押し付けて「やや面白くない」と小中学生と同レベルの個人的意見を述べるような人が結構いる事にまずビックリしますし、DB以降の売れた少年漫画を、さらに改良を加えてきた作品と語るのも違うと感じます。少年漫画は大人が読めるぐらいじゃないと駄目でそれが当然のようにストーリーや設定で少年漫画を語る大人がいますが、ターゲットの少年達にとっては今の少年漫画の、その改良の部分は本当に改良と言えるのかなと。少年漫画を大人の趣味全開の目線で読み、そのあげくストーリー批判したり戦闘力のインフレだの言う大人を私は滑稽に感じます。
コメントありがとうございます。
記事内容共感いただけたようで何よりです。
該当記事についてはライターの見識が狭すぎますね。
また「少年漫画」について触れていますが、『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん(初期)』然り本当に面白い作品は世代を超えて評価され続けています。
問題点は「大人の」というよりは「私怨」を伴う偏った考え・目線にあると思います。
少年漫画のバイブルとも言える作品を斜め読みしたことが問題なのでしょうね。
ありがとうございました。
私は専門的に分析しながら漫画を読むことは少なく、難しいことはよくわかりませんが、ジャンプは30年近く読み続けているので少し悲しくなりました。
あちらの記事も、こちらの記事もです。
かめはめ波。界王拳。スーパーサイヤ人にフュージョン。
どれも真似っ子した世代であります。
キャラクターさえ素敵なら面白い漫画になる。これはまさしく同意で。
世界がどこでもそこがしっかりしてれば漫画として成り立つ。すごいことだと思います。
そこに加えてかめはめ波。アバンストラッシュ然り、霊丸、二重の極み然りですが
真似したくなるのはやはりかっこいいからなんですよね。好きだからなんですよね。
なので書いてある事自体はふむふむと納得しながら読んでいたのですが、
これは主様が悪いわけではなく、単に私の漫画を読むときのスタンスの問題なのかもしれませんが、
私は漫画を読むとき、基本的に子供の頃とあまり変わりません。
ただただ、漫画を読む。読み終わったあとに色々考える。
色んな作品に触れて、すれてしまった部分もありますが、
やはり漫画は面白いな!と思えるのが少しだけ好きです。
好きなものを貶されると私も悲しくなります。
でも強い言葉で言い返すと、きっとその相手は一生その漫画を好きになってくれない気もするのです。
好き嫌いがありますし、いろんな大人の事情もあるのでしょうが、
漫画のキャラクターたちはそんな外の世界のことなんかおかまいなしに生き生きとしています。
何が書きたかったんだったかな……
漫画の魅力を分析するのは楽しいことだと思うので続けていってもらいのですが、
他者を攻撃するツールとして使ってほしくないかも?と感じました。
先に書きましたように主様の言い分はとてもよくわかります。
納得もできる内容でした。同じ漫画を好きな人、熱い人がいると嬉しくもなりました。
私は好きな人からすると浅いファンだとは思いますが、少年なのは同じですね。
しかし、やはり本来読み手側としての漫画は、人を傷つけるために使ってはいけないんじゃないか?という考えが頭から離れず、つい投稿してしまいました。
ごめんなさい。
ここの記事は書きくちがハッキリしていて大変面白いので、また来ます。
気を悪くさせてしまったらごめんなさい。
傘様、コメントありがとうございます。
本ブログの感想記事は基本的に賛否をハッキリさせています。
これは意図が2つあって一つはその賛否に同意する方向けの記事を提供するため、もう一つはキャッチーなタイトル付けて多くの方に読んでもらうためです。
そもそもWeb上の作品レビュー自体が能動的に検索掛けないと読んでもらえない代物なので、訪問する方も殆どは感想等を共有するツールとして利用していると考えています。
感想を求めて訪れる以上、自分と異なる意見に対して「疑問」や「否定意見」が出ることはあっても「傷つく」ことは無いはず。自分と同じ意見しか求めていないなら感想記事を読む行為自体が矛盾した行為なのだから。
反対意見があればその「理由」をコメント欄や自身のTwitter、ブログ等で発信すれば良いだけの話。
また、本記事に関しては相手が同業みたいなもんなので傷つく云々の次元の話では有りませんね。これで文句言うなら情報発信する資格すら無い。
コメントありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
「コンテンツ制作に関わる人間が」真摯な製作陣や一部のファンやにとっては「自身を構成する重要な要素であり、命にも見立てることが出来る」文化について、「スマホゲームのような低俗なもの」というようなレッテルを掲げるのは如何なものか。
筆者にとってスマホゲームは文化ではなく「エンターテイメントの一種でしかないのだろう。作る側を目指したことが無いであろう」。
他の文化を貶めるのは「オタク」全体の評判を下げ、老害と言われかねないので真にやめて頂きたい。
レッテルではなく文化的に正当な「位置づけ」だと考えています。
まずGoogle Play及びApp Storeは個人開発者も含めて気軽に参入できる敷居の低さが売りです。コンシューマゲームのように高価な開発機材や人材も必要ありません。
そのため「ゲーム」文化として捉えた場合には低水準な作品や「パクリ」としか思えない作品も数多くあります。その証拠に盗作アプリ問題も後を絶ちませんよね。
いわば漫画における同人誌即売会みたいなもので全体水準を考えた場合に「低俗」であることは疑いようが無い。
そのくせ筆者に対してレッテル貼りするのも謎です。ブログ読んでれば分かる通りアプリ開発で普通に稼いでます。
「スマホゲーム」を真に「文化」として捉えているのなら「面白い」「文化的価値のある」作品を挙げてみて下さい。その作品はコンシューマゲームの文脈から派生した作品ではありませんか?
真の意味で漫画文化を形成した『ドラゴンボール』に匹敵する価値がある作品があるのか。ゲーム文化における相互影響の現状を考えても答えは自明でしょう。
昔は漫画が、更に昔は文学小説も低俗とされていたし今はスマホゲームがそう呼ばれるときなんだろう、しょうがない。
それはそれとしてスマホゲームが文化かどうかは関係なく何かをageるために別の何かをsageるのは低俗な行為だよね。
仰る話に関しては時代背景を理解して無さ過ぎますし、そもそもベクトルが全く異なります。
漫画は当時も日本が最先端を走る形で「独自の文化」を形成し続けていた訳で一部のそれを煙たがる人たちに「教育的観点」から否定されてきた訳です。
日本のスマホゲームは後世に「文化」として語り継がれる要素を持ち合わせていますか?真の意味で独自のジャンルを形成した作品は一握りで殆どはIPを利用したコピー作品ばかりでしょう。
あと記事内容100回読み直して下さい。
内容は栄藤八及びLIGをsageてるだけです。
具体的な例も挙げずに反論した気になってて滑稽過ぎるんでもう少し勉強して下さい。
件の記事で一番ありえないと思ったのが、鳥山明の絵を「よくある絵」で片づけている所。
デザイナー畑の画力に加えて、DBレベルのデフォルメとカットとコマ割と視線誘導を合わせ技できる漫画家なんて日本でも数えるほどしかいない。
言った当人も本文で「サラっと読み切ってしまった」とか無意識に認めてしまってるし、ミスコンのファイナリストみて「全員クラスにいるレベル」とか言ってしまってるようなもん。
ドラゴンボール世代ですが当方未読(全巻読んで無い、一部読んだというタイプ)です。他に漫画もアニメもゲームも映画も好きですが広く浅くの人間が書き込みしました、すみません。
こういう何ていうのでしょう、今みたいにカルチャーに溢れておらず校正だったりできちんとされてなおかつ大ヒットした漫画は全巻未読の人間の意見ですみませんが洗練されてると思いますよ。ネット前から「漫画どれだけあるんだよ」って中のヒット作ですから
そもそも漫画なり小説なり好きか嫌いかはその人の人生感だったり環境で変わると思います。あと今映像に溢れてますので、漫画読むのが始めての人が読んだ人の話を聞いたら(元ネタ記事すみません、見出しから腹立たしので読んで無い上で書いてます)漫画読むのが難しいと思います、オノマトペが頭の中で想像出来ないそうです。
何か全力掛けて合わなかったのを書いてくる記事の人って正直しんどいですよね。
まず先に鳥山先生に失礼じゃん、ファンにも失礼じゃんって思います。
「此処が良かった!でも自分は映像に溢れてる世代、漫画の此処が読みにくいのです。」って人は参考になりますし、そうか…って思うのですが全力で合わないのを書く人って記事元がニュースサイト系なら良くGOサイン出したなと飽きれます。